テーマ:「五行を斬る(2)」
書き込み期間:2006/03/26〜2006/04/12
要旨:
五行を波動から斬り込んでみたいと思います。
波動には横波と縦波の二種類があります。音などの縦波は進行方向に振動し、媒質がないと伝わりません。水や電波などの横波は進行方向には移動せず、電波は真空中でも飛んでいきます。
さらに、横波には水平偏波と垂直偏波、そしてらせん偏波(円偏波)といった飛び方の種類があります。
六爻占術で卦を作るときに陽は右回転、陰は左に回転させることから、五行は横波のらせん偏波である可能性が考えられると思いました。
さて、五行が波動だとした場合、時間はどうなっているのかという大問題が生じます。
波動は縦波であれ横波であれ、時間がゼロだと波が出来ません。しかし六爻占術で場を取るのに時間を置く必要はありません。
宇宙が始まる前は五行も存在しなかったのでしょうか。五行を作り出すための時間は存在しなかったのでしょうか・・。

  次に、五行は情報ではないか、という視点から考えてみます。
そもそも情報とは何か、分かるでしょうか。
私達が身体を動かすのも、意識や無意識を刺激した情報が発端になっていると考えられます。イラクに核があるかも知れないという単なる情報が発端で、結果的にイラクそのものが潰れました。
これらの情報には、エネルギーがあるのでしょうか。
情報が結果を引き起こすとすれば、情報が司令塔でエネルギーは一兵卒かも知れません。
しかし、原因としての情報は存在しない可能性もあります。もともと変わる運命が先にあって、情報には結果として出会ったとも考えられます。
情報が原因の仲介者としての役割を果たすものだとしたらどうでしょうか。
遺伝子は空間系の情報の担い手であり、盲師派推命占術に置ける誕生時刻は時間系の情報の担い手と言えるかも知れません。
そうだとすれば、五行は直接情報の指揮をとっていない可能性が高いと思います。直接指揮をとっていれば、担い手は必要ないからです。
五行は間接的だから、運命の変更も出来るのではないでしょうか。間接的だから、五行を直接照射するような場面はなく、代わりに置物が登場するのです。
目次
○ 波動から斬り込む
○ 縦波か横波か
○ らせん
○ らせんは、わだち
○ らせんにおける左右の善悪
○ 波動を作るための時間
○ 五行は神の頭の中にしか存在しないのか
○ 情報
○ 情報って何?
○ 「情報」の配下に「エネルギー」はありそう?
○ 石ころにとっての「情報」とは
○ 原因としての情報は存在しない?
○ 仲介者としての情報
○ 情報と連鎖
○ 五行は間接的
○ 間接的だから運命変更も間接的
○ とりあえずは「愛の度数計」が欲しい
○ 運命変更はどうよ?
波動から斬り込む

 パフォーマンス講演会の時、波動のグラフの中に埋め込まれました。

   運命が決まっているということを、私は波動のグラフで説明してします。
 これをすると、とても分かった気になります(笑)。
 なので、今日からしばらくは、波動から斬り込んでみます。
 今まではエネルギーがあるかないか・・という議論が続きました。
 でも空気中に沢山の電波が飛んでいますが、私たちは関知することが出来ません。
 雷が鳴ると、ラジオからは「ガガガ」というノイズ音が出ます。
 しかしラジオが発明されるまで、雷から沢山の電波が出ていることなど、誰も知りませんでした。
 もしも五行が電波のような波動だとすれば、それをキャッチできる受信機が出来ていないからだと言えるかも知れません。
 さらに言えば、五行は「波動」だと言えば、多くの人が納得しそうです。
 この世界(不思議ギョウカイ)では、「波動」という言葉がジョーカーのように使えるからです。
 しかしギョウカイで使う「波動」とは一体何なのか、誰も定義してはいません。
 今日も短いですが、問題提起のみです。
縦波か横波か

 波動には二種類あります。「良い波動」と「悪い波動」です。
 ち・・違います。縦波と横波です。
 電波は横波ですが、音は縦波です。水の波は横波です。
 水の上にボールを浮かせたとして、そこに波が来たときボールは上下に移動しますが、進行方向には移動しません。これが横波です。
 ブツが進行方向に振動するのが縦波です。音は鼓膜を振動させます。だから音は縦波です。
 五行が波動だとすれば、どちらでしょうか・・・。
 縦波の可能性が低くなるのは、縦波の場合は周波数が低くなると、感じやすくなる点です。
「気」などは縦波の可能性が高いです。敏感な人には感じられたりするからです。
 でも羊の置物に手をかざして「おお、出ている、出ている」などと言った人を、超能力者ですら見たことがありません。
 縦波の可能性がもう一つ低くなるのは、発信点と受信点の間に何かの媒体が存在していなければなりません。
 空気がなくなれば、縦波である音は伝わりません。
 しかし横波の電波は、真空中でも飛んでいきます。
らせん

 前回は、縦波か横波かという問題提起をしました。
 横波だと仮定した場合、その飛び方には種類があります。専門用語で言うと「偏波(ヘンパ)」です。
 テレビのアンテナは水平に設置されています。あれは「水平偏波」だからです。東京タワーの上についている送信アンテナも、よく見ると水平なのです(垂直に見えるのは、ポールの部分です)。
 携帯電話は立てて使うので、送信アンテナも垂直です。これを垂直偏波と言います。
 さて、ジョディーフォスターが主演した『コンタクト』という映画がありました。映画の中ではここまで詳しいことは出てきません。
 しかしカールセーガンが書いた原作本は違います。マニアを唸らせるのに、十分でした。
 主人公のエリーはベガから送られてくる電波に、何か情報があるに違いないと思い、色々調べます。そしてとうとう発見します。
 彼ら(ET)は、「らせん偏波」を使っていたのです。
 カールセーガンは本を書く前に、ノーベル賞クラスの科学者に手紙を出しました。
 ETとの遭遇で一番可能性がありそうで、しかも科学的な方法を提案してくれなとか・・・・と。
 問われた科学者のひとりが「彼らは『らせん偏波』を使うはずだ」と言ってきました。らせん偏波が一番遠くまで飛ぶからです。
「らせん」を英語で「ヘリカル」と言い、実際にヘリアルアンテナは存在します。

 エリーは、さらに調べます。らせんには右回りと左回りがあります。
 それがなんと、ETから送られてくる電波は、らせんの右と左が瞬間的に入れ替わっていることを、エリーは発見します。
 ETは、右回りを「1」、左回りを「0」というビットの情報を乗せていたのです。
 そして、宇宙船の設計図であることが分かってきます。
 映画ではここでやっと、原作と同じ流れに戻ります。
 設計図が二次元ではなく、三次元を使っていたことは、映画を見ての通りです(らせんの件に比べれば、三次元の設計図など、陳腐です(笑))。
 ビットは、陰と陽に対応させることが出来ます。
 六爻占術で卦を作るとき、陽は右回転、陰は左に回転させます。これと似てませんか?
 らせんなら、回転方向で陰陽に分ける事が可能なのです。
「横波」+「らせん」は、可能性としてはゼロではないと思います。
らせんは、わだち

 昨日は「らせん偏波」の話を書きました。
 意外にイケているのではないかと思いました。
 多くのものは、らせん進行しているからです。
 地軸が傾いているので、自転公転により、地表にいる私達は、らせん進行をしています。
 十二支を月に当てはめる際、このらせん進行は、ピッタシカンカンです。
 さらに六爻占術の中では、多くのものが回転しています。
 月日しかり、納甲の歌しかり、六神しかり・・
 しかし波動の中で回転の要素が入るのは、「らせん偏波」くらいかも知れません。「らせん偏波」は別名「円偏波」とも言います。
 さて、小説「コンタクト」ではETが電波を「らせん偏波」で発射しました。
 しかし今の地球上では「らせん偏波」を使っている通信方法は、ほとんどありません。だから馴染みが薄いのです。しかし・・。
 水平偏波であれ垂直偏波であれ、宇宙に発射した電波は、次第にらせんを描くようになるのです。これは一種の「わだち現象」かも知れません。
 つまり地上での電波、すなわ水平偏波や垂直偏波は、ハンドルを強く握り、わだちを無視して真っ直ぐに突っ走る車のようなものなのです。
 だからエネルギーを消耗して、電波はあまり飛ばないのです。
 しかし宇宙に飛び出すと、電波はハンドルを手放し(笑)、わだちを進行するようになります。
 すると抵抗が少なくなり、エネルギーも消耗しなくて、遠くまで飛ぶのだと思います。
 だからETが元々「らせん偏波」で発射したのは正解なのです。
 以上から言えることは、宇宙(あるいは時空)の基本的な道筋は、らせんで出来ているのではないかということです。
「らせん」とは、「進行」と「回転」です。別にそれが反射してきても構いませんが・・。
らせんにおける左右の善悪

 お酒の上に手をかざし、右に回せば美味しくなると言います。
 精神世界ギョウカイにおいては、「右回転信仰」が存在します(笑)。
 右回転は良くて、左回転は悪いといった具合に・・です。
 でも私の記憶に間違いがなければ、宇宙空間を飛ぶ電波のらせんに、左右の差はありません。
 つまり、昨日書いた「わだち」は、空間的に出来ているわけではなさそうなのです。
 宇宙空間で、ある電波は何らかのはずみで右に回転を始め、ある電波は左回転を始めるのです。どちらが遠くに飛ぶということはありません。
 右だろうが左だろうが、優劣はありません。
 だから小説「コンタクト」では、ETは、左右の変化を同等に使ったのだと思います。
 これは六爻占術でも同じです。
 納甲の歌で、右回転が左回転よりもエライということはありません。
 となると、次の仮説が生まれると思います。
「モノは飛び出すと、どちらかに回転したがる」
 なぜ真っ直ぐに飛べないのでしょうか・・。これが不思議な点です。
 でも精神世界の人に言わせれば「世の中は全て回転するようにできているんだよ」で終わりです。そしてどっちの回転が良いかなどと言い始めます(笑)。
 しかしここは不思議研です。そんな問いに上昇するわけにはいきません。
 話を戻します。 
 なぜ真っ直ぐに飛べないのでしょうか・・
 もしも地球の自転公転が止まったら、月日からの生剋は固定されます。明けるはずの空亡も明けません(笑)。運命は今よりもっとガチガチになります。
 電波ですら放っておけば回転を始める・・これは運命と関係があるような気がします。
「右回転が良い」などと言っている場合ではありません。
波動を作るための時間

 五行が波動だとしたとき、大問題が生じます。それは「時間」です。
 五行の伝搬速度はどれほどでしょうか・・?
 たとえば「土星の輪はどうなっているのか」という問いを持ってコインを振ることもできるはずです。射覆のように、土星の輪の性質を暴くことも出来ると思います。
 しかし土星と地球は、光の速度で確か2時間かかるはずです。
「場」が光の速度と同じなら、「土星を思って」から4時間経って振らなければなりません。
 意識が行き場が帰るのには、往復の時間がかかると思うからです。
 でも「瞬時」に場は来ます。
「瞬時」だということは経過時間がゼロということで、伝搬速度は無限大です。
 私が知る限り、時間がゼロだと波動が出来ません。波打っている暇すらないからです(笑)。
 沖合の波が「瞬時」に岸まで到着すれば、サーファーは波に乗ることすら不可能です。
 でもギョウカイ人はこの矛盾を平気で克服します。「高次の波動は瞬時に伝わる」とか(笑)。
 これは縦波でも横波でもつきまとう問題です。
 宇宙が出来る前は、時間すらなかったようです。
 では五行も存在しなかったでしょうか・・。あったように思えます。
 五行が波動ならば、その波を作り出している時間はどうなっているのでしょうか・・。
五行は神の頭の中にしか存在しないのか

 波動を作り出すための「時間」すら存在しないとき・・・私に浮かんだアイディアは・・方程式のみという世界です。
 つまり波動が「結果」であると考え、それを生み出す方程式を「原因」と考えたわけです。
 そこにブツが生まれれば、その方程式(何らかの五行の方程式)に則って動き始めるというわけです。
 もしもこの考え方でいけば、時間の五行も場所の五行も「観念の世界」ということに近いです。
 シナリオライターによって書かれた台本に沿ってこの世は動いている、しかもその台本はブツとしては見ることが出来ない・・。
 この考え方が正しいのかもしれないいう根拠もあります。それは「五行はエネルギーを持たない」という仮説と矛盾しなくなるからです。
 つまり神が五行を作ったと仮定すれば、五行の五芒星は神の頭にしか存在しないのです。
 それは波動に似たように動きますが、波動そのものではないと言うことになります。
 しかし私は、この仮説を支持したくはありません。これからも五行を探っていくと思いますが、神の頭の中にしか存在しないものなら、どうしようもないからです。
情報

 昨日は「五行の五芒星は、神の頭にしか存在しない」という仮説を書きました。そして「しかし私は、この仮説を支持したくはありません。これからも五行を探っていくと思いますが、神の頭の中にしか存在しないものなら、どうしようもないからです」とも書きました。
 でもよく考えてみるとこれは、「情報」のことを言っているのだと気づきました。
 いよいよ来ました、「情報」の世界に・・。
 映画『マトリクス』では、「原因」である「情報」にアクセスして、それを変えると三次元の肉体側の世界も変わるというものでした。それに近い感じもあります。
 でも今まで話題になった「波動」だとすれば、「アナログ的」です。
 講演会に使ったグラフはアナログ的でした。波には高低差がありました。
 あれを見ると、「次第に変わる」と感じです。実にアナログ的です。
 「情報」ならば、五行が「デジタル的」というのも理解できます。
情報って何?

 昨日は「五行は神の頭の中にしかないのではないか」という書き込みをしたら、「五行は情報ではないか」というセンテンスが浮かびました。
 何故かと言えば、エネルギーが無くて情報しか存在しないというのが、ピンと来ないからです。
 パソコンの中には多くの情報が入っています。しかしエネルギーが不要のものなど、何一つありません。
 しかし神の頭の中なら、別物です。
 さて、私達が何かをしようと身体を動かすのは、「意識」や「無意識」として発動したものが、筋肉を通して現実化させようとするからです。
 元々の発端は、「意識」や「無意識」に起こった(あるいは刺激した)情報だと思います。
 その「情報」とはいったい何者なのか・・
 もしかすると私達は「情報」というものが全く分かっていないのかも知れません。
 イラクに核があるかも知れないという情報は、先進国家の軍事力を発動させて、イラクそのものを潰してしまいました。始めは単なる情報でした。
 しかし「核があるかも知れない」という情報には、エネルギーがあるのでしょうか・・。
 その情報は、情報として物理的に証明できるでしょうか・・。
 私は今日の昼間、濃いグリーンのジャケットを着ていました。私のお気に入りです。
 これを見た人が「素敵なジャケットね」と言うかも知れません(笑)。
 そのレスポンスも一つの情報だと思います。
 濃いグリーンは光のスペクトルであり、エネルギーを持っています。
 しかし「素敵なジャケットね」・・という情報(笑)には、エネルギーがあるのでしょうか・・。
「これからの時代は情報だ」と言われて久しいですが、情報って何か分かりますか??
「情報」の配下に「エネルギー」はありそう?

「情報が世界を変える」・・これは私が講演会でよく使うフレーズです(笑)。
 努力して生き方を変えても、世界は変わりません。しかし情報を与えれば、世界は自動的に変わります。
 その良い例が、生まれ変わりの村の「スープ」の情報です。
 この情報を得た人は、死んだとき、スープはもう出てこないかも知れません(笑)。
 情報そのものが、流れを変えると思うからです。
 私はニッセンという株が上がることを事前に知りました。それは「情報」です。そして情報を使って大儲けをしました。
 何も「事前」でなくてもかまいません。ニッセンが「今期は5倍の利益が出た」という情報を流した翌日、ストップ高になりました。それから半年もかけて8倍に上がりました。
 ストップ高の後に買った人だって大儲けをしました。
 動物だって餌の情報をゲットすれば、移動を始めます。
 生命の運命を決定しているのは、「情報」かも知れません。
 ある日、第三次世界大戦が起こり、弾道核ミサイルが発射されたとき、ボタンを押すきっかけになるのは何かの「情報」でしょう。「そろそろ敵がミサイルを撃ちそうだ」とか。
 世界を破滅させるのは、「エネルギー」ではなく「情報」かも知れません。
 こうして考えると、「情報」が司令塔だとすれば「エネルギー」は一兵卒です。
 そして、世界を終わらせることが出来るのが小さな「情報」だとすれば、世界を誕生させたのも、小さな「情報」かも知れません。
 情報って・・何?
石ころにとっての「情報」とは

 イラクに核があるか、ニッセンが上がるか・・という「情報」をパンダが知っても利用価値はあまりありません(笑)。
 でも石ころが知ったら・・もっと価値はなさそうです(笑)。
 だとすると、「情報」というのがもっと分からなくなりそうです。
 世界を動かしているのは、本当に「情報」なのでしょうか?
 確かに人間は偉そうです。そこに「情報」が来れば、判断を下して流れを変えようとします。
 しかし・・・盲師派推命占術によれば、「運命は決まっている」と言えそうです。
 話をブツに戻します。
 石ころに太陽の熱が当たりすぎても、どうしようもありません。日陰に逃げることすら出来ないからです。
 石ころにとって、情報はあってもなくても、変わらないのではないでしょうか・・・。
原因としての情報は存在しない?

 パンダにとっては、ニッセンの情報より、ササの葉の情報の方が大切です。
 石ころにとっては、ニッセンの情報でもササの葉の情報でも関係ありません。
 前々回は、「情報」が世界を動かしているのではないかと書きました。
 それは本当でしょうか?
 生まれ変わりの村の「スープ」の情報は、それを知った人の死後を変えるのではなとかと書きました。
 もしかすると、逆ではないでしょうか?
 あなたの死後は、もともと変わる運命にあったのです。
 なのであなたは私の講演会に出て、「スープ」の情報に出会わなければならなかった・・(笑)。
 イラクはもともと、アメリカに潰される運命にあった・・。だからフセインは、まずい政治をやる必要があった。
「情報」は原因ではなく、「結果」だった・・。
 もしもこうだとすれば、「これからは情報の時代だ」とか「情報の先取りが未来を決定する」などと言っている人は、大バカになるわけです(笑)。
 原因としての「情報」というのは存在しない・・・この仮説は本当でしょうか?
 でも、「情報」が司令塔で、エネルギーは一兵卒だと言ったばかりです(笑)。
仲介者としての情報

 昨日までは、情報は結果であるか原因であるかという議論をしました。
 今日は「仲介者ではないか」という視点から考えてみます。
 パンダが馬鹿にされていました(笑)、パンダにも遺伝子はあります。目が大きくて美人のパンダとか・・・。
 それらは何で決まったかといえば、今までの定説では遺伝子です。
 私の父は色盲でした。それが私に遺伝するかの確率は50%でした。でも私には遺伝しませんでした。
 もしも遺伝していれば車関係の免許を取るのに支障をきたして、今の私のバイク生活はありません。
 ところがトラさんやダンさんは言います。「DNAは、誕生時間の配下にある」・・と。
 つまり誕生時間を調べれば、私が色盲になるかも分かるのです。
 もしかすると遺伝子は、情報の担い手かも知れません。
 誕生時間は「時間系」ですが、遺伝子は「空間系」です。
 誕生した瞬間に、時間系から空間系に移し替えるのかも知れません。
 こうして考えると、情報は原因の仲介者として考えることが出来そうです。
 もっと言えば、誕生時間ですら何かの「原因」の仲介者かもしれません。
情報と連鎖

 昨日は、遺伝子と誕生時間の関係が話題となりました。
 さて、この二つは「情報」でしょうか、「エネルギー」でしょうか・・
 遺伝子を形作るものはブツで出来ていると思いますが、その構成の仕方は情報と呼んでも良いのではないでしょうか・・。
 時間にエネルギーがあるかどうかは分かりませんが、誕生時間というのは情報だと思います。
 パンダにニッセンの株価の情報があっても仕方がないという理由から、情報は原因の世界から外に追い出されました。
 しかし今回、また返り咲きそうです。
 どこが変わったかと言えば「連鎖」です。
 単独で「原因のスーパースター」にはなれないけれど、マラソンで言うところの区間走者くらいには昇格しました。

 さて、ちょっとやっかいな問題に突入します。
 マラソンの区間走者は、前の走者のバトンを100%受け取ります。
「誕生時間走者」から「遺伝子走者」にバトンが渡るとき、それは100%渡るでしょうか?どうもそうではないような気がします。
 盲師派推命占術では、「誕生時間」が全てです。もしも100%のバトン(情報)が渡っているとすれば、遺伝子を解析するだけで運命を出せるはずです。
 でも、おそらくそれは、無理なのではないかと推察します。
 ということは、全部渡っていないのです。
 だから「連鎖」という言葉を、まともに受け取ってはいけないと思います。
 でも今日の書き込みは、情報が再浮上したとこで良しとします。
五行は間接的

 遺伝子やら誕生時間が出てきたことで、やっと五行の話題も出そうです。
 オーケストラに例えれば、五行は指揮者かという問題です。
 普通、指揮者は一人です。そしてオケラの演奏者に対してダイレクトに指示を出します。
 オケラのメンバーは全員は、指揮者を見ています。
 でも今話題にしている問題はどうでしょうか・・・。
 五行がダイレクトに指揮をとれるとすれば、遺伝子は必要ないと思いませんか?
 身体の全ての細胞は、遺伝子の情報を読みに行かずに、五行から直接指揮されていれば良いからです。
 となると、五行はオケラの指揮者とは違うのです。
 世界的な指揮者に小沢征爾がいますが、彼が「五行」だとすれば、小沢征爾のねじ巻き人形を指揮台の上に置いておくようなものです。
 もちろん人形は、本人と似た動きをしなくてはなりませんが・・。
 何を言いたいかと言えば、五行は間接的ではないか・・ということです。
 遺伝子が人形にあたります。
間接的だから運命変更も間接的

 五行は間接的ではないかと書きました。
 だから、運命の変更が出来るのではないでしょうか・・。
 五行が直接的なら、我々側からも直接に五行を照射しないといけません。それは陰陽師の映画などに出てくるような、光線を放つタイプかも知れません。
 でもトラさんのテキストには、そういう場面は一つもありません。神主さんにお祓いを頼む場面すらありません。
 間接的だから、置物が登場するのです。
 この視点から考えてみても、置物からはエネルギーは出ていないと思います。
 昨年、ネットワークという考え方が出ました。この概念も「間接的」の象徴です。
 私が直接コンタクトできるのは、ほんの僅かだからです。
 その向こうに、広大なネットワークが広がり、私に影響を及ぼしていると思いますが、私は認識できません。
 間接的だとなれば、人は鈍感になります。見えないからです。
 だからこそ盲師は、当たる確率を上げることが出来たのではないかと、ふと思いました。
 間接的だとすれば、私達が直接に五行を測ることは、たぶん不可能なのです。
 でも間接的な方法でなら、測れるかも知れません。
 どんな方法か、今は思い付きませんが・・。
とりあえずは「愛の度数計」が欲しい

 五行を測定しようとした場合、問題が多発します。
 たとえば「森田健」という人物の五行を測定しようとします。
 コインを振ったとき、世爻に来るのが私の五行でしょうか?
 それは一生運の卦を使うのでしょうか?年運の卦を使うのでしょうか?今日の卦を使うのでしょうか?
 その他に、私には色々な運がつきまとっています。金運、仕事運、女性運・・。
 それらは用神の五行として現れると思いますが、問いのタイムスパンによっても変わるはずです。
 理系の用語に「絶対値」と「相対値」という呼び名があります。
 五行が絶対値のようなものとして存在していれば測定も可能だと思いますが、相対値だとすれば、かなり難しいと思います。
 例えば恋愛の判断では世爻と応爻を見ます。そして相生関係か相剋関係かを見ます。それで相手が自分を好きか嫌いかを判断します。
 例えば世爻が「金」で応爻が「土」なら、私(世爻)は相手(応爻)から好かれています。なぜなら土は金を生じるからです。
 でも「私」の五行はは絶対値としての「金」ではないかも知れません。相生・相剋関係を表現するために、私(世爻)がたまたま「金」になったのかも知れません。
 しかも恋愛における好き嫌いを、度数のようなもので計れるでしょうか?
 でも、計れるのです。
『宇宙人アミ』のアミ星では、愛の度数を測る測定器があります。それを使って計ると、地球人の愛の度数はとても低いそうです(笑)。550くらいしかないとか・・(単位が不明、マックスも不明)。
 その測定器を貸してほしくなりました。
運命変更はどうよ?

 親戚で子供が出来ない夫婦の卦は、以下のように原神が退神していました。



 原神を退神させないために、私は変爻の丑土と相冲する未を使うと良いという判断をしました。そのときの用神は子孫酉金なので、羊(土)は用神(金)も生じるからです。しかも仇神の官鬼寅木を入墓させることもできます。一石三丁でした。
 妊娠する子供が金の五行を持っているかと言えば、違うと思います。
 その理由の一つが、旦那の側で振った卦では子孫巳火となっていたからです。
 羊を使えば、かえってエネルギーを漏らしてしまいます。
 しかしトラさんのアドバイスもあり、羊の携帯ストラップは妻にも夫にも持たせました。
 そして子供が生まれました。
 五行は「絶対的」に固定されたものではなく、「相対的」なのではないかと思います。
 ではなぜ羊のストラップが有効だったのでしょう・・。
 五行の世界は、仮想空間のようだと思います。あることに対して、どの五行でも表すことが出来るのです。
 赤ちゃんは奥さんの側では金であり、夫の側では火でした。
 でも相対的な関係性は変わらないのです。
 そして羊は、その相対的な関係性の中において有効なのです。
 だから、その卦の中においてのみ有効なのです。
 にも関わらず、ブツの世界の運命を完璧に変更するほどの、圧倒的パワーを持っているのです。
 こうして書くと「圧倒的パワー」って、何だという話にもなります。
 小さな携帯ストラップが、「圧倒的パワー」なのですから・・。
 でもおそらく「パワー」すら、皆無だと思います。
 この仮説でいれば、また大問題が噴出します。
「相対的関係性」って何?・・という問題です。
書き込み期間:2006/03/26〜2006/04/12