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テーマ:「六爻占術2002.03─本格版授業」 |
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書き込み期間:2002/03/10〜2002/04/23 |
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○冲
○月破・日破
○合
○墓
○空亡
○六合卦と六冲卦
○遊魂卦と帰魂卦
○進神と退神
○六神と方位 |
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冲
十二支の方角からみて互いに相反する位置にあるのを冲する関係といいます。
子と午は相冲関係です。ネズミと馬は、冲の関係です。
丑と未は相冲関係です。牛と羊は、冲の関係です。
寅と申は相冲関係です。トラと猿は、冲の関係です。
卯と酉は相冲関係です。ウサギと鳥は、冲の関係です。
辰と戌は相冲関係です。龍と犬は、冲の関係です。
巳と亥は相冲関係です。蛇とイノシシは、冲の関係です。
(仲が悪いことをイメージすると良いかも知れません。
だって逆は相合といって、相性が良いことですから・・)
相冲とは、太陽系の公転で言えば、反対側です。
火星が太陽の向こう側に行ったら、地球と火星は相冲の関係になったと言います。
満月の時は、地球を真ん中にして、太陽と月は相冲関係にあると言います。
相冲関係だと、お互いに持っているエネルギーをキャンセルすることが多いです。
私は過去を冲したいと思っています。
過去がどんなに良くても、どんなに悪くても、それを冲したい・・。
普通、人は、過去から剋されたり、生じられたりしているような気がします。
良い過去ならそれを生かして(過去から生じられ)、悪い過去ならそれが二度と起こらないように避けようとして(過去から剋されて)いると思います。
しかし私は、冲したいのです。
さて、六爻占術の中では、冲されるとき、いろいろなことが起こります。
まさに、満月の夜なのです。
たとえば暗動・・それは日から冲され、月から生じられた時です。
まさに、満月の夜のようだと思いませんか?それは発動したと同じなのです。
トラさんのテキストより
沖には物事の吉凶とかかわりがあるほか、またばらばらになる・衝突・動揺・不安・破壊・不和・闘争・離別などの意味を持っています。が、占うとき用神を中心として判断することを忘れてはいけません。
さて、私からの次の質問が無ければ、上のイメージで終わったような気がします。
私からの質問です。
●「ばらばらになる・衝突・動揺・不安・破壊・不和・闘争・離別」は、善ですか?悪ですか?
●宇宙の始まりは、冲ですか? 合ですか? |
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月破・日破
トラさんのテキストより
月が爻と相沖する場合 月に沖される爻は月破でその爻の力を弱める役割があります。月破になった爻は忌神ならばいいですが、用神ならばよくないです。
日が爻と相沖する場合、日に沖される爻は盛衰によって暗動と日破に分けられます。もしも生気のない爻なら日に沖されると日破といって別の爻を制御する力はありません。
最初にニッセンを占ったとき、月破でした。月破は、解けるのです。
ところでここで言う「月」とは、MOONではないことは、わかりますか?
ここでいう「日」は、SUNではないことは、わかりますか?
六爻占術で月変わりは、春分や夏至や冬至といった24節季を使っています。
つまり月はMOONではなくて、SUNなのです。 |
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合
子と丑は相合関係です。
寅と亥は相合関係です。
卯と戌は相合関係です。
辰と酉は相合関係です。
巳と申は相合関係です。
午と未は相合関係です。
(ここで言う十二支は旧暦ですのでご注意下さい。)
恋愛占いをするとき、相冲の関係だと、良くありません。
相合の関係だと、相性が合っていると解釈されます。
トラさんのテキストより
月が爻と相合すればその爻の力を強める役割があります。
日が爻と相合する場合、特に病気を占う場合に吉凶への影響が強いです。かかったばかりの病気ならば用神が相合に逢えばよくないです。病気がなかなか治らなくて慢性病になってしまいます。病気の性質によって病気への凶の程度も違います。もし用神が日と相合の関係であれば、もちろんよくないですが、別の動爻に沖されれば凶の程度を弱めることができて、凶から吉に変わります。長くかかった病気を占って相合に逢えば近い病気の判断と逆で、相合は病気が治るしるしになります。病気の以外に金運や官職などを占って用神が卦に見えない場合、もし月や日は用神の五行と一致して世爻と相合すれば吉で応爻と相合すればよくないです。
爻と爻が相合する場合 用神が動爻と相合すれば吉凶の判断は日が用神と相合する見方と同じです。原神が発動して用神を生じますが、日や別の動爻に合されたら原神または原神と相合する爻を沖するときに吉になります。忌神が発動して用神を剋しますが、日や別の動爻と相合すれば一時には凶になりませんけれど、忌神または忌神と相合する動爻を沖するときに凶になります。
相合にいろいろの意味が含まれて面会・見合い・邪魔する・引っ張られる・とどめる・平和・安定・仲良しなどがあります。占われる事の性質によって吉凶の結果も異なります。
この図を一度、手のひらに書くと良いです。
位置関係を覚えてしまえば、相合、相冲共に使えます。
相合は水平方向ですよね・・相冲は対角線方向ですよね・・。
トラさんも最初はこれで覚えたそうです。
他の文献に載っている図は、子が真下だったりします。
あれは風水の方向が主体の図です。その図で覚えてしまうと相合に対応できません。
六爻占術では相合と相冲が時空を解くカギです。
卦において、相合と相冲を見分けることは本当に多いです。
ですので上の図で覚えましょう。 |
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墓
丑は金の墓、未は木の墓、戌は火の墓、辰は水と土の墓
墓で注意することは、十二支のほうが墓を作り、五行がその墓に入るのです。
つまり五行の力を無力化するのです。
トラさんのテキストより
五行の生滅の十二状態
すべての事象に五行があり、五行の作用によって始まりから終わりまで変化し、生命をもった人間と同じように死を経験します。
なぜ宇宙に存在するすべてのものが常ならないのか、それは宇宙の根本的な要素である五行自身が生命をもって変化しているからです。
つまり五行に生死があればこそ、すべての事象に生滅が生じるのです。
五行の生死は一定のルールによって循環し、陰陽の存在がなくなるまで変化します。
この循環の十二状態は、事件の発生や変化を判断するのに重要な要素になりますから、正しく把握しなければなりません。
すなわちそれぞれの五行に、長生、沐浴、冠帯、臨官、帝王、衰、病、死、墓、絶、胎、養という十二の状態があり、それぞれの盛衰をあらわしています。
高い次元の占いにはいる鍵で、宇宙の輪廻転生をも反映していますので、よく覚えてください。
墓はこの十二状態の一つですが、最も重要です。
人間の生死とは関係なく、不吉でも何でもありません。
墓は四つしかありません。墓から出る方法、それは冲です。 |
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空亡
トラさんのテキストより
六爻占術で使う日の六十干支には、組み合わせの決まりがあります。十の天干を甲から、十二の地支を子から順々に組み合わせてゆきますが、地支が天干よりもふたつ多いために、天干の一巡りである一旬にかならず二つの地支があまります。これを空亡といいます。六十干支には全部で六つの旬があり、甲子旬、甲寅旬、甲辰旬、甲午旬、甲申旬、甲戌旬とよびます。六爻占術において空亡は、事象の吉凶や発生期を占うのにとても重要な役目を果たします。
日本でも上旬、中旬、下旬などと言いますが、この「旬」は10日が単位です。しかし十二支は12あります。すると入れないのが二つ出ます。それを空亡と言うのです。
次の旬に入ると、その空亡から始まるので、それを空亡明けと言います。
空亡は休んでいる状態だと言えます。
出す方法は、占う日が分かれば換算表がありますので簡単です。
換算表は本格版テキストに付いています。PCソフトでも表示されています。
世の中に10進数と12進数が両方存在するのはなんて面倒だと思っていましたが、それが無いと空亡も無いのです。 |
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六合卦と六冲卦
六合卦・・・卦がそれぞれ相合になっていること、つまり初爻と四爻、二爻と五爻、三爻と六爻はそれぞれ相合の関係になっていること。
六沖卦・・・卦がそれぞれ相冲になっていること、つまり初爻と四爻、二爻と五爻、三爻と六爻はそれぞれ相沖の関係になっていること。
トラさんのテキストより
訴えられたときや出産するときに占いをして六沖卦に逢えばいいですが、官職、進学、結婚などを占えばかえって不利になります。
金運を占えば、六合卦が吉で、六沖卦に遇えば凶です。
商売ならば、六合卦ならば商売が長くできますが、六沖卦ならば商売が不順になって、長く続きません。
旅なら、六沖卦が出たら、あっちこっちへ回って不安な旅になります。六合卦が出たら、順調で楽な旅ができます。
仕事なら、六沖卦であれば仕事が不安定で六合卦であれば仕事が順調で安定になっています。
夫婦の縁なら、六沖卦がでたら夫婦の間に不和が出て別れがちです。六合卦が出たら夫婦の縁が長く続きます。
病気は、長い病気なら六沖卦や用神が空亡になっているのは凶で、六合卦が出たら吉です。新しい病気なら逆に六沖卦や用神が空亡になっているのは吉で、六合卦が出たら凶で、なかなか治りません。
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遊魂卦と帰魂卦
遊魂卦とはある8つの特別な卦を指します(これはPCソフトから自動的に出ます)。
占いをするとき遊魂卦は事物の吉凶を左右することができませんが、占いの情報源の一部として、遊ぶ、乱れる・出かける・さまようなどの意味を持っています。
帰魂卦とは遊魂卦と逆で、安定・保守・帰る・望郷・家にいる・蘇りなどの意味を持っています。
外出や出張では、帰魂卦であれば、外出の時間が短いか、遠くへ行きたくないか、旅をやめて帰りたいです。遊魂卦であれば、帰りを忘れるほど旅をします。 |
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進神と退神
トラさんのテキストより
本卦の爻が発動すると、必ず変爻が出てきます。もしも動爻の五行と変爻の五行がおなじ属性ならば、爻の進退をみなければなりません。動爻から変爻への変化が十二支の排列順ならば進神といい、逆ならば退神といいます。具体的にいうと、亥水から子水、寅木から卯木、巳火から午火、申金から酉金、丑土から辰土、辰土から未土、未土から戌土、戌土から丑土に変わるのが進神です。子水から亥水、卯木から寅木、午火から巳火、酉金から申金、辰土から丑土、丑土から戌土、戌土から未土、未土から辰土に変わるのが退神です。
進神とは春に芽生えた草木がだんだん繁茂してゆくのと同じで、動爻の盛んさを増していきますが、退神はこの逆で、成長の終わった草木が枯れてゆくように、衰えてゆくことです。
その吉凶は占う内容によりますが、一般的には、用神や用神を生じる六親が進神になって、用神を剋する六親が退神になるのが吉で、その逆は凶となります。
進神と退神ですが、これはエネルギーの生剋ではなく、情報に当たると思います。
進神だからと言って、エネルギーの生剋には関係ないからです。
しかし上級になるにつれ、この情報がものを言うようになります。
情報はエネルギーの生剋よりも上の時が多いです。
病気占いのとき、用神が回答剋よりも、退神の方が決定的です。
宇宙の十二支が回る方向は、決まっているのです。 |
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六神と方位
青竜は東、朱雀は南、白虎は西、玄武は北、とう蛇と勾陳は中央。
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書き込み期間:2002/03/10〜2002/04/23 |
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