もりけん語録
 
テーマ:「中国夏紀行2006.10(4)」
書き込み期間:2006/12/12〜2006/12/26

要旨:
私とトラさんと面相師とで空港に入った時のこと、ふと気が付くと面相師の姿が見えません。探して見つけると、彼は書店の中でしゃがみ込んで、占いの本を書き写していました。面相に関する情報が一部に載っていたらしいのですが、後ろでは店員が睨んでいます。 ひとまず本を買って後で参照すれば良いと思うかも知れません。しかし面相師は、どんな時でも面相に関する情報はその場でメモって、後回しにすることの出来ない人なのです。だからこそこれほどの実力になったのでしょう。今の瞬間を逃さずに得た情報は、血となり肉となるのだと思います。

体の骨に触って占う、骨相の出来る人に見てもらいました。判断はとてもよく当たっていました。彼によると、骨からもその人の人生を見ることが出来、骨も肉も運命も生まれた時から決まっているといいます。運命の切り口はどこにでもあるのだと思いました。

ふとっちょの弟子に、周易の発祥地を案内してもらいました。 3100年前、周文王は権力を封じるために投獄され、刑務所の中で『周易』の本を書いたのだそうです。この頃から既に周文王は、自分が将来皇帝になることを知っていたそうです。そして刑務所を出た後、その通り皇帝になって周王朝を築いたのでした。 周易が書かれたのは、五行が出来るよりも前のことです。五行無しでも当たり、詳細な記録が残っています。五行については何故か資料が無いのですが、中国には凄い占いの歴史があります。その何千年もの知恵の結集が、今私達が手にしている占いなのです。

相手の手を握るだけで情報を読み取れる超能力者に見てもらいました。彼は生まれつき予知能力があったそうです。彼も含めて生来超能力を持っている人が六爻占術などの占いをやっていた例を、私は知りません。 六爻占術は特別な超能力も予知能力も持たず、凡人であることを100%肯定した人達によって開発されたツールなのではないかと考えるようになりました。 中国には、5つの自治区と56の民族があります。言語もそれぞれ違います。その中で占いが長い歴史に耐えて続いてきたのは、占いが共通言語に近かったからではないかと思います。そして当たらない占い言語は他民族の間で淘汰されて、当たる占いが残ったのだと思います。

中国の食の話をします。中国のレストランはウェイトレスがメイド服の店や軍服の店など多彩ですが、どこも中華料理ばかりです。それでも、食材が豊富なので飽きないのです。そして作り方も食べ方もとてもざっくばらんです。 これに対して日本の食は、産地や鮮度から食器に至るまで、非常に凝っています。また料理番組も盛んで、一流のシェフが芸術作品のように料理を作り、客に対して文句を言わせない雰囲気があります。

中国では作り手の方が客の要望に合わせます。料理店では客の口に合わない料理を出せば作り替えてくるし、高級ホテルでも客が個人的に要望した料理を作ってくれることがあります。 食事の席では、賑やかに話が盛り上がっています。静かに食べなければならないなどというマナーはありません。そんな中で占い師がいることが分かると、その場で堂々とコインが振られたりします。こういう状況で占えば、場にも繋がりやすい気がします。 食にこだわればこだわるほど、そこから抜け出られなくなるのではないかと思いました。

目次
○ ここまでするか、面相師(笑)
○ 骨相
○ リアルメイドと不平等
○ 周易の発祥地(3100年前の遺跡)
○ 残留孤児の超能力者)
○ やはり観音様は水壺を持っていた
○ 仏像との上下関係・水平関係
○ 器に入れた水を見て判断する女性
○ 私有ということ
○ トラさんの電子辞書
○ 他民族国家だからこそ、共通の「占い言語」が残ったのだと思います
○ 食にこだわればこだわるほど、そこから抜け出られなくなります(笑)
○ 中国では全ての料理を、ご飯のように作っているのではないでしょうか
○ クリスマスに問う・・「神よ、あなたは誰?」
○ メニューが無いレストラン
ここまでするか、面相師(笑)

面相師と私とトラさんは空港に入りました。


そこは混雑していました。やっと席を見つけて、座りました。 しばらくすると、面相師がいなくなりました。

森田「あれ・・面相師は?」
トラ「えっ、さっきまでここにいたのに・・」

探すと、彼はいました。で、何をしているかと言えば・・  空港の一角が書店になっていました。そこでしゃがみ込んで、何かを書き写しています。見れば、書店で売っている本を書き写しています。それは他の人が書いた占いの本です。  そこには面相に関する情報が5ページほど載っていたのです。



森田「トラさん、彼、やばいんじゃないの?店員も近づいてきましたよ。」
トラ「そ・・そうですね。ちょっと言ってきます。」



 トラさんが何を言ったか分かりません。しかし面相師は、微動だにせず書き写し続けます。後ろでは店員が睨んでいます。  
  なぜ彼は本を買わないのでしょうか?(笑)それはきっと、ずーーーーっと、こうやって生きてきたからだと思います。
 面相に関することなら、どんな情報でもその場でメモったのです。だから彼は、ここまでになったのです。
 本を買って読むというような「後回し的生き方」は出来ないのです。彼はその時、リアルタイムで取り込むのです。
 情報は持っているだけでは何の役にも立ちません。面相師はインターネットはやらないと言っています。彼にとっての情報とは、こういう所で遭遇する情報なのでしょう。
 そしてリスクを犯して書き写したことで、この情報は、血となり肉となるのだと思いました。

骨相

70歳の彼は、とても変わった占いをやりました。相手の体の骨を触って人生を占うのです。まずは私の判断です。 ************************
・骨の種類には幾つかあります。男性は竜骨が一番良く、女性では鳳凰骨が良いです。森田さんは竜骨です。竜骨は上です。しかし竜骨の中にも上・中・下とあって、森田さんは中です。つまり上の中です(笑)。
・管理する能力が強いです。頭が良いです。 ・胸の骨を見ると、自分だけではなく子供も良い運を持っています。
・兵士になることはありません。知識を持って、文化に関係する事業を作る人です。
・事業に関心を寄せて事業運強いです。
・心やさしい人です。交際するのが上手です。
・長生きです。
・57歳から体が弱くなります(中国は数え年でいくので、年が明けると私は57歳です)。
・金運はとても良いです。金持ちです。
・あちらこちら回って苦労しますが、お金はどんどん入ってきます。
・夫婦仲は良いです。奥さんとあまり喧嘩はしません。
・運命には子供は二人でしたが、一人は生きられません。
・社会では身分が高く、有名になります。
・お金は北、南、何処へ行っても入ってきます。
・小指が薬指の第一関節より長ければもっと良い運でした。
・交際する時には酉年の人からは離れた方が良いです。酉年生まれの人と商売するとだまされます(生まれた年を告げていません。私は卯年生まれなので酉とは相冲します)。
・事業はよく発達していきます。
・官職はなく、金運は良いです。鼻軟骨翼が少し小さいので重要なポストのイスがないということです。管理職としての重要なポストには就けません。
・兄弟は3人を越えることはありません。越えたら、その人は生きられません。
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私:骨から人生が見えるのですか?
彼:はい、骨からでも、その人の一生涯を見ることができます。

私:痩せてても、太ってても同じですか?
彼:表面からではなく、骨の形など見ます。知識人の骨は細くて柔らかいです。武士の骨は堅くて太いです。骨は動物に喩えられます。森田さんは竜です。

私:胸の骨と乳首の位置を見ていましたが・・。
彼:乳房から真ん中まで、10cmくらいがちょうど良いのです。

私:肩の骨は?
彼:重い荷物を担ぐことが出来るのは肉体の面で重い責任を持つ人です。森田さんは少し斜めになっているので、重い荷物を担ぎません。なので知識を持っています。

私:背骨は?
彼:細くて柔らかく、隙間があるのは良い運です。大きく隙間が無いのは悪い運命です。女性は鳳凰に喩えられますが、土の鳳凰はニワトリと同じです。骨は生まれた時から決まっています。肉もです。人生に幸、災いは生まれた時から決まっています。

以上です。バッチリ当たっています。 「運命には子供は二人でしたが、一人は生きられません」とか「兄弟は3人を越えることはありません。越えたら、その人は生きられません」とか、凄いです。 盲師派推命占術と、大して変わらないじゃないですか(笑)。 ということは、運命の「切り口」はどこにでもあるということです。 しかし乳首を触ったりするので、この人の占いは女性向けではありません(笑)。

骨が分かるように私はトレーナーを脱いでいます。

手相を見ているのではありません。手の骨を見ています。


終わった後、面相師は彼に骨相の占い方をしつこく訊いていました。もう一度書きますが、これは手相を見ているのではありません。手の骨の構造を見ています。


リアルメイドと不平等

これは2005年9月の中国紀行で遭遇した「ロボット犬」あるいは「栄養失調の犬」です(笑)。

今回また遭遇しました。じっと私を見ています。 


なんと、私になつきました(笑)


これはメイドさんです


この犬はウサギを捕るのが得意だそうです。近くの野原に連れて行くと何匹も捕るそうです(笑)。でも面相師が連れて行くわけではなく、陳さんという友達が連れて行きます。 「陳さんが来たよ」と言ったら、犬は陳さんを探しました。 


「いないじゃないの」と、疑惑の目で振り返っています(笑)


ところで私の携帯の待ち受け画面はフェルルです(笑)


それを見せています。


出かけようとしたら、犬も乗りたいと・・(笑)


これは面相師のベッドです。最近北京の骨董品屋で300万円で買ったものです。


今日のテーマは、「リアルメイド」です(笑)。
 何故「リアル」と付けたかといえば、今まで書き込みに出てくるメイドは、抽象化されたメイドでした。ここで現実のメイドを知ってもらう必要があります。
 この犬がいるのは、面相師の別荘です。別荘と言っても、郊外にあるのではありません。本宅の近くにあります。つまり、りんごの部屋のような関係です。
 別荘にはベッドもあり、生活できるようになっています。なので、メイドが必要です。
 メイドは幾らで雇えると思いますか?月に450元(6750円)なのです。しかも住み込みです。
 トラさんの所でも雇おうという話が出ているそうです。でもトラさんが「若い娘がいい」と言うのに対して奥さんが「若い男がいい」と言って、なかなか決まりません(笑)。
 若い男性もメイドのように働くケースも多いのです。
 住み込みなので、メイドは済む場所は確保されます。しかも食事は主人のために作った物を自分でも食べるので、衣食住の「食住」に関してはタダです。
 だからこの金額でもやっていけるのです。
 昔私が、道教の修行で中国を回った事がありました。
 そのとき導師にはメイドが着いてきました。メイドが子供の世話をしていたのです。
 中国ではメイドは一般的なのです。でも日本は違います。住み込みで雇っている人など、ごく少数でしょう。何故なのでしょうか・・。
 大きな違いは、「主婦」という「職業」があるからではないでしょうか。もう一つは、「メイド」には、どこかに「地位が下」だという概念があるからだと思います。
 使う者と使われる者・・それが日本には馴染まないような気がします。
 そしてその裏には「平等」という概念があるのだと思います。
 道教の導師が日本に来ると決まったとき、200人の聴衆に対して、おみやげは半分にしようと言いました。同じ値段を払って講演会を聴くのに、半分の人しかもらえないのです(笑)。不平不満が出るに決まっています。
 でも導師は言いました。「もしも不満が出るとすれば、それはタオを理解していません。」
 そして実際、半分しか配布しませんでした(笑)。
 運命は不平等です。それを受け入れるのがタオだからです。幸福とか不幸は、不平等から出てきます。そうだとすれば、いくら運命を改善しても、不幸は消えないと思います。

周易の発祥地(3100年前の遺跡)

ふとっちょの弟子が案内してくれた所は、周易の発祥地でした。 それで、このシーンに結び付きます

「ここはね〜、迷路になっているんだよ」


難なくクリアして中心に・・



これは八卦が描かれているのでしょうか


ところで主人公はこの人です。面相師はちゃんと挨拶しています。


説明用のパンフレットを要約すると、以下のようになります。
 ここは周易発祥の地で河南省の広々とした平野の中にあります。
 殷紂王という皇帝がが周文王という人を拘禁した所として知られ、史実に残っているものとしては中国で最も古い刑務所です。
 現存する里城遺跡は地面に辛うじて残った土台の一部だけですが、その広さは南北105メートル、東西が103メートルあります。
 台の上には文王廟があり、南に向いています。
  現存する建築物は演易坊、周文王演易台、文王易などの易に関係した文字が刻まれた碑が約10あり、周易の重要な資料です。
 3100年前に周文王は権力を封じるため、投獄されましたが、刑務所の中で『周易』の本を書きました。刑務所を出て彼は周王朝を築きました。
 パンフレットの情報は以上です。

牢獄にいるときの周文王です

太極図が笑えます(笑)

ここは自然に筮竹が生えるので有名です。中国ではこの場所ともう1ヶ所にだけ、筮竹の草が自然に生えるのです。筮竹は占う時、50本用意し、その中の49本を使用します。

ここの入場料はタダでした。なぜなら、ふとっちょの弟子がここの管理者と同級生だったからです(笑)。でも私は日本からのお土産を渡すのを忘れませんでした。
周文王は投獄されている時から、自分が将来皇帝になることを知っていたそうです。だから投獄生活もゆっくり楽しんでいたのです。しかも本まで書いて・・。
 未来を知っているということは、凄いことです。
 さて、五行が出来たのは今から2400年前であり、「周易」は五行の概念抜きに書かれたのです。ここでとても大きな疑問にぶつかります。
 3100年前の情報であっても、これだけ詳細に残っているのです。なのに2400年前に発見された五行については、何故どこにも資料が無いのでしょうか・・。
 中国の占いの歴史は凄いです。半端ではありません。何故こんなに続いてきたのかといえば、占いが当たったからでしょう。外れるものであれば、途中で自然淘汰されてしまいます。そして、五行無しでも当たったのです。
 今、私達が手にしている占いの手法は、何千年のも間の、知恵の結集なのです。

残留孤児の超能力者

彼のお父さん、お母さんは日本人です。父母とも帝国大学を出て、軍医をしていました。 病人を助けるかたわら中国人に医学を教えていましたが、日本に引き上げる時、その弟子に子どもを預けました。 そして子供は大きくなり、彼自身も医者になりました。東洋医学、西洋医学の両方の免許を持っています。
超能力は小さい頃はとても強かったそうです。小さな動物ならば、テレポーテーションで手元に呼ぶことができました。ねずみやへびなどです(笑)。
しかし今は能力が落ちてしまいました。 今残っている能力は、相手の手を握って相手のことを読み取ることだそうです。早速やってもらいました。


*****************
  森田さんは体には大きな病気はありませんが、腎臓が弱いです(当たりです。腎臓病をやったことがあります)。
奥さんは今、家にいます(その日、妻は家にいました(笑))。
頭の良い人です(たぶん当たり(笑))。
  仏教との縁が深いです(たぶん当たり(笑))。
来年大きな事業が始まります(何だろう・・(笑))。
好奇心が強いです。「なぜ?なぜ?」とよく質問します(大当たり)。
女性運も良いです。モテます(さあ、どうでしょう(笑))。
人気のある人です(さあ・・(笑))。
良い運命です(たぶん当たり)。
個人的な運も、事業運も良いです(たぶん当たり)。
*******************

私「ヘビなどをテレポーテーションしたとのことですが、他にはどんな動物をテレポーテーションで持ってきたことがありますか?」
彼「私はもともと毒のある動物が好きでした。さそりとか、よく来てくれました。」

私「ゲッ」
彼「私の前世は亀だったと思います。」

私「なんでまた?」
彼「ふと、そんな気が・・」(笑)

デジタルに未来を予測するタイプではありませんでしたが、なかなかよく当たったと思います。医者としての診断も聴診器など使わずに、相手の手を握るだけだそうです。


ところで、彼のように何らかの形で生まれつきに予知能力がある人は、六爻占術のような占いはやりません。やった例を私は知りません。
 それはやはり、六爻占術のような占いは、凡人のためのツールだと思うのです。
 六爻占術の開発者達は超能力者ではないかという推測もよく聞かれますが、私はそうは思わなくなりました。
 むしろ逆で、自分が凡人であることに対して100%の肯定をしてしまっている人ではないかと思います。
 自分がどこか特別な人であろうとすれば、占術には頼らないような気がします。むしろそういう人は「修行をした人には占いは当たらなくなる」などと言い始めると思います。

やはり観音様は水壺を持っていた

 直感予想師の登場です。たばこに火を点けています(笑)。それがお線香の代わりです。


 私のことを占いました。
**********************
 20歳の時、事業は普通でした。
 30歳になってから少し良くなりました。
 結婚は遅かったです。
 若い時は辛かったです。
 今、色々良い時期です。
 これからの数年間は良いです。
 生まれてから、体は弱かったです。あまり良くなかったです。
 大きな病気はありません。
 一生涯、あちらこちら回り、苦労する人です。
 胃が良くありません。 ***********************

ツーショット


彼女の部屋は鏡だらけでした。道が明るくなるという意味で、鏡を付けたのだそうです。
 ところで予想した内容は、外してはいませんが、特記すべきこともありません(笑)。普通の内容です。  今日のテーマは、もう一度観音様です。一番最初に出した写真の観音様を拡大すると、やはり水壺を持っています。


中国では観音様が水壺と柳の枝を持っているのは常識です。なぜ日本にはこれが伝わらなかったのでしょうか・・。アイテムの部分だけがフィルターにかかったように落ちてしまっています。
 日本の仏像は、何も持っていないのが多いです。アイテムなど持ってはいけないのではないかと思います。悟った仏像が何故アイテムを持たないといけないのか・・と。
 中国では仏像は、しっかりとパーツに分かれています。それぞれの五行を担当しています。そういう考え方すら、日本は受付けなかったのではないかと思います。  しかし五行を使った本格的な占いで、それが今、覆されようとしています。仏像すら、パーツに過ぎないのだ・・と。
 でもこの考え方が日本に普及するのは、よほど先だと思いますが・・。

仏像との上下関係・水平関係

その日会う人はとても人気のある人で、紹介者が朝イチに行って6番という順番を取っていてくれました。タバコの上に番号札を置くのです(笑)。

他の人のことを見ている場面


いよいよ私の番になりました。彼女は時折目をつむり、時折目を開けて次のように言いました。
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  あなたは福のある人ですが、いつも苦労します(たぶん当たり)。
 心のやさしい人です(たぶん当たり)。
 今もじっとしていられなくて、あちらこちら回っています(当たり)。
 事業も新しく作っています(当たり)。
 お金はたくさんあります(当たり)。
 事業はよく発展します(当たり)。
 邪魔する人がいます(当たり)。
 邪魔されても大きい影響はありません(当たり)。
 お父さんは人に協力してあげましたが、騙されました(当たり)。
 家族に胃潰瘍で亡くなった人がいます(当たり、祖父です)。
 森田さんはもう少しで天国に行くところでしたが、生命力が強くて死にませんでした。交通事故に遭っても大丈夫でした(当たり)。
 頭痛があります(当たり)。
 何度か手術を受けたことがあります(当たり)。
 森田さんは子供の頃は田舎にいた人です。大人になって都会に出ました(当たり)。
 運命には二人の子供がいますが、今は一人、女の子です。子供は森田さんより頭が良いです。優れています(えっ?そうかな(笑))。
 森田さんは観音様と友達です。これからは観音様が色々と教えてくれるでしょう(そうですか・・(笑))。
*********************

ツーショット


なかなかよく当たっています。最後は観音様が出てきました。私と友達だそうです(笑)。
 ツーショットに写る彼女も、朝から行列ができる能力者なのに、とても気さくな感じです。神様がいたとしても、この人は友達になるタイプなのだと思います。
 ひょっとすると、上下関係ではなくなった時、能力が出るのかも知れません。孫さんだってマスターとは上下関係ではないと思います。
 観音様が本当にいたとしても、上の存在として祭り上げられるのは、意外に嫌いかも知れません。

器に入れた水を見て判断する女性

能力者のお祭りがあり、そこにある女性がいました。真ん中で手を叩こうとしている女性です。

彼女は器に入れた水を見て判断する女性でした。家に着くと、着の身着のまま始めてもらいました。


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森田さんは心の良い人です(たぶん当たり)。
18、19歳はふるさとを離れて遠くに行っていました(当たり、下宿していました)。
26歳は昇進のチャンスがありましたが、やめました(会社を辞めました)。
31歳、お金の損がありました(当たり)。
45歳、だんだん良くなってきました(当たり)。
墓地は3つあります。2ヶ所は古いもので、1ヶ所は新しいです(当たり)。
新しい墓地は丘にあって、林がありません(当たり)。
住んでいる所は東西に長いです(はい、若干ですが)。
土の上に高くて長いものがあります。(「あれ、あったかな」と言ったら「電柱でしょう」とトラさん)
できるだけ酉年生まれの人とは交際しないでください。邪魔されます(私は卯年生まれだと言っていません)。
色々協力してくれる人がいます(たぶん当たり)。
来年、今年よりもっとお金はたくさん入ってきます(たぶん当たり)。
胃が良くないです(当たり、胃潰瘍をしました)。
寝不足です(当たり(笑))。
時々ちょっと怒りっぽいです(当たり)。
小さいときは辛かったですが、自分で事業を起こして発展してきました(当たり)。
自分で努力して、両親からの協力はありませんでした(当たり)。
奥さんは心やさしい人です(当たり)
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なかなかよく当たっていると思います。
今回の中国紀行では色々な能力者が登場しましたが、水を見るというのはありませんでした。
私が覗き込んでも何も見えませんでした(笑) 中国紀行での能力者編はこれで終わりです。
  もしも日本なら、能力者がこういうおばちゃんで、何げに行う人は少ないと思います。 ところでこの彼女、なんと薬を物質化してきたのです。出た薬はすぐに飲まされてしまい、写真を撮る暇がありませんでした(笑)。 黄色い紙を紹介者(トラさんの弟子で気象予報士)に手渡して、彼はそれを祭壇に置きました。何もないことは彼が紙をペラペラやったので証明されていました。 気象予報士は科学者なので、そういうことには念を入れていました。 そして数分後、彼が取りに行くとそこに薬の粒が出現していたのです。おばちゃんは紙に触っていません。
 あまりに普通すぎます(笑
)。もう少し偉そうにしても良いのではないか・・と。

私有ということ

歩道がとても広いので、休み時間にバレーボールをするレストランの従業員達


歩道が広い長安の街


 今日この写真を出したのは、「私有」ということの問題提起のためです。
 中国は革命により私有財産を没収したので、このような広い歩道を確保できるわけです。
 ところで「私有」という概念があるので、私たちは自分の運命が気になるのだと思います。そして「私有」という概念があるがために、自分の「私有財産」を増やそうとして運命改善もするわけです。
 もしも「私有」というものがなくなったら、どうでしょうか?運命のなすがままでも良いと思いませんか?  中国の歩道を眺めながら、そんなことを考えました。
 今日は単に、問題提起のみです。いずれメインで議論したいと思います。

もう一カット

ちなみに、ウエイトレスが外でバレーボールを始めても私たちは中にいました。それは「私有財産」を占っていたからです(笑)。

振り終わった時トラさんに携帯電話が入り・・「オラの私有財産のゆくえが気になるよ〜」・・と相談者(笑)。

携帯が終わると、何事もなかったかのように、私がメモした卦を見ながら判断するトラさん(笑)

 隣の女性は奥さんです。旦那の金運は、気が気ではない(笑)  その間にも、外からはバレーボールの歓声が・・きっと良い外応だったと思います・・。

トラさんの電子辞書

これはトラさんの電子辞書です。


中国ではタコとイカの区別がないというので(笑)、トラさんはさっそく電子辞書で調べていました。


電子辞書はシャープ製でした。

 常に電子辞書を持って歩くのは、意外と大変なことです。
 しかも日本人は私しかいません(笑)。別に私に対する通訳に問題があっても、みんに知れることはありません(笑)。
 しかしトラさんは日本に来たとき、日本で出版されている面相の本を買いました。内容を知るためではありません。どういう単語が使われているかを知るためです。
 セミナーに出た人は分かると思います。ダンさんは中国語でした。トラさんは日本語でダイレクトに話しました。その差は、物凄く大きかったと思います。
 私達は六爻占術の開発者から、ダイレクトに伝えてもらうことが出来るのです。
 その陰には、トラさんの、このような「努力」があるのです。いえ、これはやはり努力とは違うと思います。

 村上春樹は英語がペラペラです。しかしアメリカに留学したわけではありません。彼は音楽を聴いて英語を覚えたのです。トラさんは日本語の短波放送を聴いて覚えました。
 村上春樹の小説は外人ウケしています。アメリカ人で彼の名を知らないインテリ層は少ないと思います。彼らが一様に言うのは「ハルキの小説はアメリカ風だ」ということです。
 
そして今、村上春樹の本は中国でもヒットしています。
 私は村上春樹の小説がアメリカ風だとは思えません。しかし英語が彼に与えた影響は否定できないと思います。

 同じことはトラさんにも言えると思います。
 トラさんは「中華風オンリー」だとは思えないからです。つまりインターナショナルになっていると思います。中国にだけ、こだわっていません。それは日本語がもたらした影響だと思います。
 私とて同じです。今中国語を勉強していますが、それは私に、何がしかの変化を与えつつあります。  例えば「昨日私の上司は、スルメイカを焼いたよ」と言えば、「私は上司からクビになったよ」ということです(笑)。
 日本では「アタリメ」と言い換えましたが、中国では「スルメ」そのもの意味なのだと思います(笑)。

他民族国家だからこそ、共通の「占い言語」が残ったのだと思います

内モンゴルで『経典珈琲館』という店に入りました。随分お堅い名前だと思いました。


部屋に入ると、赤系の照明でした。


フラッシュを焚いて、まともな色になりました


部屋には内カギがありました。


何か変だと思い、他の部屋を回りました。
フラッシュを焚いているのでまともな色ですが、焚かないと赤系です。

随所に次のような絵が飾ってありました。





 そうです、ここはカップル喫茶(昔は同伴喫茶と言いました)だったのです。
 これは驚きました。だって自治区以外の地域ではあり得ないことだからです。
 自治区以外では、夫婦ではないカップルは、ホテルに泊まることは出来ません。実際、私が泊まったホテルでは、公安の立ち入り検査がありました。風紀の乱れに関しては、まだかなり厳しいのです。
 だから内モンゴルでこういう喫茶店があるとことは、やはり自治区だからだと思います。
 一年前に行ったときは、ホストクラブが出来たことを祝って花火が上がっていました。そういう「風紀」は、自治区以外ではあり得ないと思います。
 ところで経典とは「仏の教えを記した文章・書物」のことです。
『観音様物語』でも妙善は、男性とそれなりにアブナイ場面もありました(笑)。「経典」というネーミングも、決して外してはいないと思います。
 みなさんは内モンゴルなどと聞くと、とても大らかで、言い換えれば(失礼ながら)「遅れている地域」という印象があるかも知れません。
 しかしそれは大きな間違いです。肥沃な大草原の中に忽然と突出する都市には、高速LANが完備されています。

 中国には今、5つの自治区があります。西蔵(チベット)自治区、回教自治区など、非常に特色豊かな地域ばかりです。一言で中国と言っても、多彩なのです。
 民族の数と言えば、56もあるそうです。なのでノバのセンターでは中国人の先生同士がまず、どの民族なのかを紹介し合うことから始まるそうです。
 ところでトラさんにしても、住んでいる地域を離れ、別の民族の地域に行くと言葉も分からなくなり、中間にもう一人の通訳が入る場合が多いです。
 さて、そんな中で何故占いは、長い歴史の流れに耐えてきたのでしょうか・・。
 しかも占いは、科学的な物資現象を伴っていません。つまり抽象的な概念の言語のようです。言語ならば、他民族の間で共通性が薄れてきます。では何故・・。
 それは六爻占術をはじめとする占いは、「共通言語」に近かったのだと思います。普段使う言葉が違っても、「占いの言語」で書けば通じたのです。
 だから56の民族があっても、そこでのフィルターにはかからなかったのだと思います。
 逆に言えば、民族が56もあったからこそ、当たらない「占い言語」はふるいにかけられたのだと思います。

食にこだわればこだわるほど、そこから抜け出られなくなります(笑)

メイド風スタイルは、中国ではよく見かけます。アキバに行く必要はありません。しかしあまりに定着しすぎて、マニア度はアキバに負けます(笑)

白菜を中心としたレストランの入り口。派手に白菜をさばいています(笑)。デモンストレーションであれ、ここまでしなくても(笑)


普段は絶対に飲まないトラさんですが「今日はあなたがホストです」と言われ・・(笑)・

「一気に飲んで下さいね」と言われ・・(笑)


「一杯じゃ許しませんよ」と言われ・・(笑)

軍が経営するレストランです。そそうがあると銃殺です(笑)

ウエイトレスと・・(笑)


 このように中国には多彩なレストランがあります。しかし出てくるのは、みんな中華料理です。
 日本なら外に出れば色々な国の料理屋がありますが、中国では99%が中華料理屋です。
 それで飽きないのでしょうか? 飽きません(笑)。
 私も中国では毎日中華料理を食べますが、全く飽きません。
 なぜ飽きないのでしょうか。それは種類が豊富だからです。
 食材からして豊富です。何でも食材になります。
 しかも料理はすぐに出てきます。たぶん、料理方法が簡単だからです(笑)。

 これに対して他の国はどうでしょうか・・。
 例えば日本は、食にはこだわります。食材のネタの「産地」や「鮮度」が問題になります。さらに食器までこだわります。
 トラさんダンさんも京都で食事した時、食器には驚いていました。何故ここまで凝るのか・・と(笑)。しかも大勢で食べても、個別に出てきます(笑)。
 かたや中国では、個別に出るなどということはありません。
 何でも食材になり、「産地」や「鮮度」も気にしない・・。そして常にみんなで囲んで食べる・・。これが六爻占術の場にも繋がると思いました(笑)。
 中国では、食べることに対して無意識になります。だっていつも同じ中華だし、意識して食べることもありません(笑)。食器だって自己主張はありません(笑)。つまり、そこに「個」を見いだすことが無いのです。
 だから店内ははとてもうるさいです。話をしないと面白くないからです(笑)。話が盛り上がったところで占い師がいることに気づきます。そこで相談者が振るコインは、絵になります(笑)。
 チャリーン・・・。テーブルは一瞬、話が途絶えます。
 しかし占い師が判断を言い始めると、その反応で盛り上がります。
 かたや、西洋料理の店ではどうでしょうか・・。大きな声で話をしては失礼になります。
 コインを振ったとしても、たぶんコソコソしなければなりません(笑)。
 つまり食にこだわればこだわるほど、そこから抜け出られなくなるのです。食うために生きているような感じになります。
 今日の論理展開はかなり苦しいです(笑)。
 それはただ単に、レストランで撮った写真を出したかっただけです(笑)。




中国では全ての料理を、ご飯のように作っているのではないでしょうか

 なんか、「食」に関することをもう一日、引っ張りたくなりました。
 日本のホテルでエレベータに乗ると、そこにポスターがあり「今、秋の中華料理フェア開催中」などと書いてあります。そこには必ずシェフの顔が大きく写っています。シェフの略歴などが書いてある場合があります。フランス料理ならば、シェフがフランスに留学したことまで書いてあります。
 シェフは、他のレストランでは食べることが出来ない、こだわりの一品を提供してくれるわけです。
 なので「これはまずい」と言って、作り直させることは不可能です。そんなことを言えば「これが私どもだけの一品の味なのです」と言われ、口に合わない客の方に問題があると言わんばかりの雰囲気になります。
 しかし・・です。中国旅行中に、トラさんは何度返品させたか分かりません(笑)。
 トラさんはクールに言います。
「味が薄いです。普通はこんなに薄くありません。作り替えて下さい。」
「辛すぎます。この日本人は私の朋友です。彼は辛いのがダメなのです。注文するときそう言ったでしょう?」
 主役は、あくまで客の側なのです。言われた店の側は、作り替えてきます。
 つまりパターンから外れた料理や、客の要望が盛り込まれない料理はダメなのです。
 ところが日本は逆です。その店しか出せない味を強調します。
「普通は味が薄い」などと言おうものなら、「そんなに『普通』が良ければ、うちに来るな!!」と言われそうです(笑)。
 特に日本の高級料理屋は、料理を「芸術」と勘違いしているのではないでしょうか?(笑)

 さて、中国では暇なときにテレビを点けてますが、料理番組を見たことはありません。
 ところが日本では料理番組が本当に多いです。有名人が自分の自慢料理を披露するときもあります。それは一種の芸術なのです。
 だとすれば、提供する側の格が上がります。自分たちは芸術品を提供しているんだ・・と。厨房は「作品」を作る場になります。

 ところがチベットに行った時、こういう風景に出くわしました。
 トラさんが高山病にかかり、なかなか治らないので、コインを振って「食」による運命変更をしたのです。トラさんの指示に従ってシェフが作っています。
 ショウガを微塵切りにして、コカコーラで煮込むのです(笑)。

(それにしても、まな板がイケています。切り株です(笑))

 トラさんは「ショウガのコーラスープ」を飲んで、高山病から復帰したのです。
 高級ホテルで客の要望で料理を作ることなど、日本ではほとんどありません。しかし中国では、シェフは「裏方」なのです。
「裏方」というキーワードが出ましたが、時空は裏方なのだと思います。問いを待っていて、それに答えてくれるのが時空だからです。
 しかし普通はそういう風には考えません。時空が主役で、我々は脇役だと思っています。主役に近づくのが我々の役目だと思っています。
 シェフの位置づけという視点からも同様の分類が出来ます。表に出て自己主張するか、裏方に回るか・・。
 孫さんは日本に来て言いました。「ご飯だけはどこの国でも勝てない。」
 同様のことはトラさんとダンさんも言いました。「なぜ日本のご飯はこんなに美味しいのか?」
 こだわりの一品を出す料理屋にしてみれば、ご飯を誉められてもあまり嬉しくありません。それはどこの料理屋でも同じ味のご飯だからです。料理長はご飯を芸術作品として意識して作ったわけではないからです。
 中国では全ての料理を、ご飯のように作っているのではないかと思います。だから料理番組が無いのです。日本でご飯の炊き方がテレビの番組にならないように・・。



クリスマスに問う・・「神よ、あなたは誰?」

  今日はクリスマスイブです。今私の部屋にはジングルベルが流れています。
 学生のころの私なら、盛り上がった日でした。クリスマスに対して盛り上がるのではなく、神についてじっくり考えてみようという日だったのです。
 しかし今はもう、それはありません。
 理由の一つは、神については常に考えているからです。一年に一度考えようなんて、虫が良すぎます(笑)。
 もう一つの理由は、イエス・キリストという存在と神とは、別に特別な関係とは思えなくなったからです。私と神との関係も、イエスキリストと神との関係も、何の差も無いと思います。なのに何故キリストの誕生を祝わなければならないのでしょうか?
 しかもキリストが定義した神の概念は、片寄りすぎています。
 クリスマスの日に男女がエッチする・・これも変です。したい時にすりゃ、いいじゃないですか(笑)。
 この日に何か特別なことをしないと取り残されたような気分になる・・。それだけだと思います。
 クリスマスと言えば、昔は好きでした。プレゼントが貰えるから・・・。
 でも今は好きではありません。正直、早く終わればいいと思っています(笑)。

 さて、メインのことを書きます。
 キリスト教で言うところの神に私は問いたいです。「あなたは誰?」・・と。
 神の教えはもういいんです。私は神に問いたいだけなのです。「あなたは誰?」・・と。
 神は答えてくれないので、私は自分でその答えを探しています。
 
なのでりんごサンタさんが登場です(脈略無し(笑))
二枚目の写真は、今回初公開です(笑)




メニューが無いレストラン

 内モンゴルの空港に着きました。
 裸になっても寒くないカップル喫茶(笑)から空港に移動したので・・寒い・・(笑)
 閑散としています。なぜなら、とても小さな飛行機しか飛ばないからです。



寒いので、スチームのある所に移動しました。もう一方のスチームは、おばさんが占領しています(笑)

 それで、夕食を食べようということになりました(これは一度紹介したことがあります)。
 空港のレストランに行くと、メニューはありません。
 厨房に行くと、今日入荷した材料がありました。
「これで何でも作るよ、食いたい物は何だ」と言われました(笑)。

 さて、食に関する報告はこれで終わりです。
 特に今日の報告の中に、時空の謎が隠されているような気がしました。
 中国紀行が終わってから、再びこの写真に帰りたいと思います。
 なので今日は書きません。



書き込み期間:2006/12/12〜2006/12/26