テーマ:「六爻占術2004.09(8)」
要旨:
盲師派四柱推命師と納音四柱推命派、それぞれの長老に会って占ってもらいました。どちらの占いも、全て暗算で行われました。超能力透視の出来る人にも見てもらいました。その人は、私が中国で行った地域を全て正確に言い当てました。
今回の中国紀行では、盲師派四柱推命との出会いが特に大きかったです。それまで、四柱推命には全く注目していませんでした。
四柱推命では、数字をダイレクトに出すことも出来ます。それで六爻占術のテキストの値段を四柱推命で出し、それからコインを振って六爻占術で見ました。
その結果、妻財が世爻に臨んで月日から生じられていましたが、発動して回頭剋となり、用神に不利な爻ばかりが発動した卦が出ました。しかしトラさんはこれらのどれでもなく、世爻と応爻が相合している点に注目し、「これでいこう」という結論を出したのです。
たとえ苦労しても合作して一緒にやっていける方をトラさんは選びました。用神の生剋よりも、運命変更でも後から作り出すことの出来ない、世応との相合関係を拾ったのでした。
目次
○盲師派四柱推命師の長老(2004/09/17)
○納音四柱推命派の長老(2004/09/17)
○超能力透視(2004/09/17)
○帰りの飛行機で(2004/09/18)
○「合作」について(2004/09/18)
盲師派四柱推命師の長老(2004/09/17)

 盲師派四柱推命師の長老がいると聞いて、私達は会いに行きました。
 彼の家は、山の斜面を切り崩した横穴式の洞窟家屋でした。



 長老は、盲目の人でした。でも、相当に年を取っていました・・・



森田「盲目派六爻占術師の長老だと聞きました。私を占って下さい。」
長老「おお、占いか・・ちょっとばかしやってなかったが、日本から来たのなら、やってみよう。」
老女「日本から来た・・?これが日本人か?」
森田「はい・・」
老女「中国人にそっくりだねえ・・」
長老「生まれたのは何年か?」
森田「卯年です。」
長老「昔は勤めを持っていたが、やめて今は自分の会社をやっている。」
森田「おお、バッチリ当たっています。」
長老「ふふ、当たったかい・・会社を辞めたのは止めたのはずいぶん前だ・・」
森田「おお、またまた当たっています。」
長老「で、次は何を聞きたいのかい?」
森田「分かりやすいところで金運をお願いします。」
長老「生まれたのは何年かい?」
森田「卯年です(汗)。」
長老「若い時は金運が良くなかった・・。今は金持ちでお金に困らない・・。今はお金をたくさん持っている・・。前よりずいぶん良くなってきた。」
森田「ああ、当たっています。」
老女「ほんになあ、、日本人と言っても中国人とそっくりだなぁぁ。」
森田「はあ・・・(汗)」
長老「で、次は何を聞きたいのじゃ?」
森田「えーと、過去の金運は聞いたので、未来の金運をお願いします。」
長老「生まれたのは何年かい?」
森田「卯年です(汗)。」
トラ「この人はちょっと年を取りすぎましたね・・」
長老「来年からはもっと良くなる・・」
森田「ありがとうございました。」
老女「なんちゅうことじゃ、日本人と言っても中国人とそっくりだなぁぁ。」
 正確に言えば、生まれた時間まで聞いています。でも計算しているうちにも生まれた年をすぐに忘れてしまうのです。
 盲目で全て暗算なので、仕方がありませんが・・。

納音四柱推命派の長老(2004/09/17)

 盲師派四柱推命師の帰り道、納音四柱推命派の長老にも会いました。
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 この卦の式の人は、良い運を持っています。
 納音から言うと森田さんは松柏木です。
 今年は納音だと水で木を生じるので良いです。
 今年は不順もあります。邪魔をする人がいます。
 何かをやるにしても気をつけてください。
 付き合うときも心を入れて付き合うようにしてください。
 来年はお金の損があります。出費が多いです。今年よりたくさん出ていきます。
 森田さんは秋の生まれで、大きくて秋(金)になると剋されます。
 でも大きな木なので、剋されても大したことはありません。
 もう成長しているので、斧とかで切られてもちょうど良いです。
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 納音四柱推命派とは1000年以前、唐の時代のやり方です。長老は全て暗算で行いました。


超能力透視(2004/09/17)

 次は超能力系です。彼女の知り合いに糖尿病の子供がいて、判断すると、冬瓜の皮とか西瓜の皮が足りないと出ました。
 何故それの働きが良いのかは分かりませんが、その子供に与えました。すると、病気は治りました。
 自分のおじいさんも原因不明で手が腫れてしまいましたが、見つめていただけで治りました。
 1976年、毛沢東が死に四人組の権力争いの場面を前もって見ました。その時から未来に起こることが分かるようになりました。公安の人に呼ばれて洪水を当てたこともあります。修練してもっとこの力が強くなりました。
 そして最近は、相手の人に触れると、その人の未来が見えてくるようになりました。
 私は彼女に未来を透視して欲しいと頼みました。彼女は私の全身に触れながら、次のように言いました。
彼女「あなたは何をやるときにもすぐ実行する人です。怠け者ではありません。一生涯の事業は思った通りやっていけます。生活には困らないでしょう。来年は少し不順がありますが、注意すればよいでしょう。女性問題に要注意です。一生涯に金運が良いです。」
森田「不思議のことは解明できるでしょうか?」
 全身を触り、最後は足首を触りながら言いました。
彼女「凄いことが解明出来るという情報が見えます。」
森田「女性問題に要注意とはどういうことでしょうか?」
彼女「女性と付き合うときは心を込めて付き合って下さい。」
森田「遊びでなんか、付き合いませんよ。」
彼女「いえ、悪い人はどうか自分で判断して下さいということです。特に自分の国以外の人と付き合うときは、注意して下さい。」
森田「自分の国以外とは?」
 全身を触り、小指を握りながら言いました。
彼女「中国の女性です。」
森田「中国に付き合っている女性なんて、いませんよ。」
彼女「これからあなたに迫ってくる女性が見えます。注意して下さい。」
森田「は・・はい(汗)。厳重に注意します(笑)。」
 再び全身を触りながら
彼女「体は大丈夫です。でも体の中には棗(なつめ)、山芋の成分が足りません。トマト、人参なども食べて下さい。特に人参はたくさん食べて下さい。好きなものを食べれば良いです。体に必要だから。ところであなたは中国では北京に一番多く行っています。南京にも、東北、北西にも行ったことがあります。ハルピンや内蒙古にも行ったことがあります。中国中を不思議を解明するために歩いているのが見えます。あなたの子供は女の子ですね。今、見えました。可愛い子ですね。」
森田「中国で私が行った地域を全て当てました。ありがとうございました。」


帰りの飛行機で(2004/09/18)

 今、成田空港に着きました。これは成田エキスプレスの中からアップしています。
 さて、今朝山西省の航空に着くと、1メートル前も見えないほどの霧でした。
 そして北京に行く飛行機は、夕方まで飛べないとのこと・・ゲッ・・
 ところで私はほとんどコインを振らなくなっています。
 今回の中国旅行も、旅行全体の吉凶は占っていませんでした。でも帰りの便だけは、何故か振りました。そしてトラさんにも相談しました。
 するとトラさんは「帰国便に問題が起こります。予定よりも早い便を予約して下さい」とのことでした。
 霧の中で呆然とするわけはありません。だって問題は「起こるはず」だったからです(笑)。
 でも、いくらなんでもひどい状況過ぎます(笑)。だって、きょうでビザが切れるから・・
 私は空港の外に出ると、タクシーと交渉しました。「北京まで6時間で行けますか?」
「いくらなんでも無理だ」最初の運転手はそう言いました。
 そりゃそうです。去年北京からバスで来た時は9時間かかりましたから・・
 私の周りに人だかりが出来ました。その中に別の運転手がいました。
「俺なら行けるかも知れない・・で、あんた幾ら払う?」
「そっちの言い値は?」
「1600元(18000円)・・」
「それで手を打ちましょう!」
 私は安いと思いました。新幹線だってもっとします。
 荷物を乗せると、タクシーは北京に向けて発進しました。
 でもその運転は・・必殺仕事人の如く、ぶっ飛びました。ずっと高速道路でしたが、途中に工事中で車線が制限されている所がありました。彼はなんと工事中の車線を走ったのです(笑)。ブルドーザーに「こらこら・・・どけどけ」などと言いながら(笑)。
 工事車線を走り、路肩を走り・・まるで映画のカーチェイスのようでした。最低時速150キロだったと思います。しかもオンボロタクシーなので分解するかと思いました(笑)。
 最後に北京空港が見えてきました。そして滑走路に見える飛行機を指さして、彼はガッツポーズをとったのです(笑)。私も「ブラボー」と叫びました。
 結局5時間50分で完走したのでした・・。
 北京空港ではエコノミークラスなのに、間違ってかビジネスラウンジに案内され、そこのLANから「おはよう」の挨拶を入れることが出来ました(笑)。
 そして今、『ハリーポッター』を観ながらこれを書いています。
 でも、つまらないです。だって私の不思議調査のほうがよほど面白い・・(笑)
 魔法の学校で、占いの授業があるのには驚きました。未来を見る方法は、湯飲み茶碗に映る模様と水晶玉(汗)。
 あれだけの魔法が使えても、未来を見たり未来を変えることが出来ないのです。
 私はとても不思議に思いました。なぜ彼らは、魔法の学校に入ったのだろうと・・・
 映画を見る限り、敵を倒すのが目的としか考えられません。なんてバカな・・・
 しかもどんなに魔法が強くなっても、リアルタイムでしか戦えないのです。
 もちろん時間を操る魔法を使いますが、それでも私の定義からはリアルタイムなのです。
 リアルタイムで戦っても、歴史を変えるわけではないのです。


「合作」について(2004/09/18)

  
 今回の旅行では、一つの大きな進展がありました。それは盲師派四柱推命の登場です。
 占い師のダンさんは、私が最初に中国に来たときに出した新聞広告を見た人でした。そしてトラさんと私を訪ねました。
 ところがトラさんの六爻占術を信じていなかったように、私は四柱推命も信じていませんでした。未来など、決まっているはずはないと・・
 六爻占術を私が信じ始めたのは三年前です。チベット旅行の時でした。
 それから日本語のテキストで勉強を始め、運命を改善するところまで会得しました。
 そして今、なぜ四柱推命なのでしょうか・・
 もしも最初に四柱推命に出会っていたとしても、私は無視したと思います。
 今回の旅行で、これでもか、これでもか・・と四柱推命が登場しました。
 そして調査している隣にはダンさんがいました(笑)。
 ダンさんこそ、中国でも希な派である「盲師派四柱推命」の会得者でした。
 そして、なぜ「盲師派」なのでしょうか・・
 盲目の人はお金を得る手段が少ないからです。だからとてもよく当たるその占いは、盲目の人しか伝授しませんでした。
 でも不思議な縁があり、ダンさんとトラさんは、盲目の師から伝授されました。
 いったい宇宙のシステムは、どういうプログラムを実行しているのでしょうか・・なぜ今、日本人の私にその占いが・・
 最終日、ダンさんは六爻占術のテキストの値段を四柱推命で出しました。それは数字がダイレクトに出る方法でした。
 次にダンさんはコインを振りました。幾つかの金額ごとに、六爻占術で占うためです。
 四柱推命が「これでいけ」と出した金額を振ったとき、5つが発動しました。さすがのダンさんも5個の発動には笑いました。で、結果は・・
 妻財が世爻に臨み、月日から生じられていました。でもトラさんが注目したのはそこではありませんでした。世爻と応爻が相合していた点です。
「世応が相合することで利益が一人に集中することなく、ずっと合作して仲良くやっていくことが出来ます。」
 何を捨てて何を拾うか・・・トラさんは相合を拾いました。
 卦を見れば、妻財は世爻に臨んでいますが、発動して回頭剋。さらに五個も発動しているのに、原神は発動していません。つまり発動したのは忌神と仇神と洩気爻のみ・・。
 それでも有無を言わさず、「相合だから、これでいきましょう」と言いました。
 これって、凄いと思いました。吉凶から言えば、かなり悪い卦です。
 例えばみなさんは恋愛運を判断するとき、用神の強さを見ると思います。
 今回のように原神が静かで、忌神仇神が発動していれば、もしもまだ付き合っていない相手ならば、対象から外されるような気がします。
 でもトラさんは、世応の相合を拾いました。苦労はあっても、お互いに苦労を共に出来る方を優先したのです。
 テキストの中にトラさんは「楽をして生きる」というフレーズを使っていたと思います。でも実際には、何を捨てて何を拾うか・・というとき、楽ではなくても相合を拾ったのでした。
 他の項目は後から変更可能だと思います。でも世応の相合は、後から作り出せません。
 相合(合作)を最も大事として始まった盲師派四柱推命・・もしかすると盲目の師には、これが見えていたのかも知れません。
<最後は合作写真>
見つめ合い・・



椅子で合作



ベッドで合作(笑)



離陸した飛行機から見える中国の大地



 実は南京にも行きました。でも私と会った全員が「相合関係」になりました。?