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もりけん語録集(りんご編)
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人生は楽しむため?これは精神世界でよく言われます。でも私は疑問に思っています。
本当に、そう思いますか?
辛い、悲しい、寂しい、楽しい・・この一つの状態が「楽しい」ではないでしょうか?
(一線)
お店に行って気付いたこと・・女性の格好をすることのみが、女性性の経験ではないようです。女性性とは一種、梯子を下りられるか・・ではないかと思いました。
(梯子を降りる)
しかし梯子を登るのは大事な仕事です。登って、登っていくのが男性です。
でも、それを時々降りるのも大事だと思いませんか?
梯子を登るのは、アイデンティティを極めることです。高く登れば登るほど、降りるのは怖くなります。
(梯子を降りる)
服装と性は、切っても切れない関係だと思います。ですから人が女装をすれば、その対極の性、すなわち男性を求めていると思われても致し方ないでしょう。
これが女装に対する根本的な嫌悪感に繋がっているような気がします。
(「場を作り出すこと」から「場に作り出されること」への変化)
待つという行為は「ある」状態なのです。
男性は待つ状態・・すなわち何も作り出さない状態でいることを良しとしません。常に何かになろうとします。
(「場を作り出すこと」から「場に作り出されること」への変化)
女性は場を作り出すのではなく、場に作り出されるのです。
人生は作り出さなければならないと言い聞かせて生きてきた私にとって、場に作り出される側を・・いえ、そういう生き方でも良いという体験が出来たことは貴重です。
(「場を作り出すこと」から「場に作り出されること」への変化)
あるがままは受身的だから、感情は安定しているはず・・。
しかし女装で知ったのですが、場に合わせて作られるアイデンティティは、非常に不安定なのではないかと思いました。
(不安定)
りんごはスカートを履いているとき、本当に幸せそうでした。生き生きとしていました。
それは男性モードであるもりけんより、外界とのマッチングがうまく取れているのです。
ほんと、何をするにも楽しそうでした。だからこそ、不安定そのものなのです。
(不安定)
アイデンティティを捨て去るために始めようとした女装ですが、その踏み台となったのは、私の(それまで蓄積された)アイデンティティだったのです。
私はどんな風に見られても、私は・・私でしか・・無い。この気持ちが、私に勇気をくれました。
(孫さんセミナー後の懇親会にて)
私は女性服を着るとドキドキして楽しいから・・と答えています。実際にそうなのです。
男性服のときの倍くらいのエネルギーを使います。そのエネルギーは自動的にどこからか補給されてきます。つまりエネルギーが螺旋状に循環するのです。
(メールによる批判)
私はとても新鮮な感じを味わったのです。受身的という表現に・・・
受身的に生きたい・・
(白紙に近い状態)
つまり私は、スカートを履いているのが私のアイデンティティになったのです。それは「慣性」と化しました。
アイデンティティとは、慣性・・すなわち、パターンなのです。
(アイデンティティとは「慣性」)
女性の恥じらい・・これは肉体が原因ではありませんか?
男性の支配欲・・これは肉体が原因ではありませんか?
私達はこの世界に修行に来ているのですか?男は男らしく・・女は女らしく・・
(未来の姿)
自分の性格あるいはアイデンティティは、瞬間瞬間にどんどん作られてくるものです。
再び私が男に戻るとき、以前の私には戻りようがないと思います。
スカートが履けないからズボンを履いている私ではなくなります。
(未来の姿)
自然のままに放置しないのです。自然に立ち向かうのです。
そういう意味では、彼女達は充分に立ち向かっています。
しかし、「私達はこれでいいんだ」とは、なかなか思えないのです。
(二丁目から帰りました)
私は思いました。行くことの方が簡単・・戻ることの方が難しい・・
私の女装という動機も、戻りたくてしようがないからなのです。きっと・・。
(「行くこと」は簡単、「戻ること」は難しい)
好きなものを着る・・こういうスタンスではいられないことに気付きました。
それは衣服は、性的嗜好をアピールする目的があるということです。
スカートを履くと、女性からよりも、男性から求められる私になってしまったのです。
(「だって・・」)
実験・・それはパートタイムです。そう・・私こそ、パートタイムなのです。
逆に彼らの悩みはフルタイムです。
彼らに対して「好きでやっているんでしょ・・」と言うかも知れません。でも、彼らは多くのものと面と向かっています。
(フルタイムとパートタイム)
スカートで街を歩いている時、とてつもない悪寒に襲われることがあります。気温は高いのに、ガタガタ震えて歩けないのです。手で自分を抱きしめて・・耐えます。
その時って、定点を失っているような気がします。
いえ、たぶん失ってはいないのでしょう。失うのが怖いのです。
(男女の区別)
外見的な性別というのは極めて不安定なものだということが分かりました。
性別を基本として私達は自分のアイデンティティを決めています。
外見的にせよ、性別を変えることで、環境はこうも変わります。
(定点)
私達はあらゆることに意味を見出そうとしますが、もしかすると「何の関係も無く」、今の自分の性に生まれたのかも知れません。
(男でもなく女でもなく・・)
「女装しても女の気持ちは分からない」・・それはあなたの気持ちが分からないのであって、一般的な女性の気持ちではないかも知れません。
一般的な女性・・一般的な男性・・そんなものはどこにも存在しないと思えました。
(男でもなく女でもなく・・)
女装は一種、自分を騙している風に感じます。同様に他人も騙しています。しかし・・
嘘をついたことのある人は分かると思いますが、嘘がだんだん本当に思えてきます。
現実と嘘の区別がなくなります。そして嘘は現実と化します。
(男としての女性)
私はこの一ヶ月でとても貴重なことを知りました。
私の中の女性性・・それは「片割れ」ではありませんでした。
自分とは何かを知るとき、あらゆることにこれは言えるのではないかと思います。
(女装強化月間最後の日)
断片だとすれば、私達は永遠に輪廻を繰り返さないと神を知ることは出来ません。
断片でないとすれば、私達は生き方を考え直す必要がありそうです。
私達は断片でないのに、まるで断片の様に自分を捉えています。
(フォーカス35から帰還しました)
女性服と男性服とでは風景が違います。風景とは内面そのもの・・
観察されるものとして風景は存在しているのではなく、体験するものとして存在しているからではないでしょうか・・。
(男性に戻った私)
人ひとりの魂の大きさは、おそらく全宇宙そのものです。まさか女装で、魂の大きさまで分かると思いませんでした。
これは全員がそうなのです。魂の世界では、「1」はいくら足しても「1」なのです。
(ただいま)
神はなぜ宇宙を存在させるなどという面倒なことをしたのでしょうか・・。
それは有限側からして、自分は無限であることを証明したかったからではないでしょうか・・。
(無限と有限)
有限の中でも無限を経験する方法の一つに道教の道(タオ)という概念があります。
ワダチに入るということは、潜在意識に選択させるということです。潜在意識は魂にいて、無限の世界に通じています。
(無限と有限)
あなたは誰ですか?
私は答えたい・・「私は神です」・・と。
傲慢ですか?だって宇宙的な大きさを持ち、オールマイティな魂の持ち主なら・・。
私は答えたい・・「もりけんの中に住む女性性です。もりけんが神なら、私は女神です。」
(あなたは誰?)
神が性差を作る為に性差を作ったのなら、もう生まれたくなんてありません。
神が別のシステムの世を作るまで、休んでいたい・・。
そうではなさそうだから、ドキドキワクワクしてきたのです。
(りんごちゃん、ホルモンを計りに行くの巻)
あの頃、やはり人類愛だったような気がします。
あの頃、怪我をした彼女を助けたのは、恋愛感情ではありませんでした。
彼女をおんぶして家まで運んだのも、恋愛感情ではありませんでした。
人はいつからか、そういう愛の上に恋愛を置いてしまうようになりました。
(レズの店)
「神はどうして性差を作ったのか」この問いが出来るのは「正常」な人です。
果たしてその「正常」な視点は正しいのでしょうか?
(人はそれほど強くない)
人は何にでもなれる・・。
その昔、性差を作り出してしまった楽園のりんご。でも、それは幻想のりんごかも知れません。もしくは時間の流れに逆行する本当のりんご・・そんなのもあると思います。
(幻想のりんご)
私にとっては、とても無理をして「あるがまま」をしていたのではないかと思います。
つまり、あるがままだと許容力の広い世界・・あるがままだと落ち着いた世界・・
でも、あるがままのイメージが変わりつつあります。そうじゃないって・・
あるがままと無いがままは、表裏一体の世界みたいです。
(何もわざわざ・・と・・あるがまま)
私が今あるがままを感じるのは、まさに不安定感の中においてです。
「この先、どうなってしまうんだろう・・・」こういう時、どうしようもないあるがままを感じるのです。
でもそういう時って、「私はこう生きるのよ・・」というポリシーがゼロなんです。
(何もわざわざ・・と・・あるがまま)
つまり、私達は「切り口」しか体験できていないのではないかと思います。
その奥に広がる広大な自分自身を経験することは、非常に難しいのです。
切り口をたくさん持つことにより、そこから接線のようなものを引くことが出来ます。それを引く能力が「気付きの能力」かも知れません。
(切り口)
もしも高次元が存在するなら、この世界は「切り口」にしか過ぎません。
性差で言えば、たまたま普段接する部分のみが性差だらけなのかも知れません。
(切り口)
5月7日、私は初めてスカートを履いて人前に出ました。この日からの1ヶ月を女装強化月間としました。この間、女装子達の集まる新宿二丁目に通いました。
スカートを履いて人と会っても、普段の日常は何の支障もなく過ごせることが分かりました。ですが時には他人から嫌悪感を示されたり、あるいは自分自身で焦燥感を感じて泣きたくなることもあります。
女装をしていると、エネルギーが上がる感じがします。そして本当に明るく生き生きとしています。その代わり浮き沈みが激しく、落ち込む時はひどく落ち込み、本当に不安定で弱い自分になります。
女装して新宿二丁目のお店に行って気付いたことがあります。
男性は梯子を登っていくように、主体的に頑張って何かを成し遂げようとします。それに対して女性は受身的で、場を作り出すよりも場とマッチングを取りながら順応していく感じがあります。 |
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私は神との遭遇しか興味ないと言ってもよいくらいです。女装も、神を知りたいからです。
神はなぜ男と女を作ったのか・・ なぜ一回の転生で一個の性しか経験できないのか・・
(神との遭遇)
時々「こんちくしょう」と心の中で言います。
それは強い自分に言うのではないのです。弱さを出せない自分に言うのです。
(神との遭遇)
「ワダチでの成長」とは何かと言うと・・いや、これは最大の問題ですね・・。
それは・・自由の方向へ少し広がる・・弱さを出せる方向に少し広がる・・だと思います。
一般的に言うところの「律して、愛する人間になる」とは正反対なのです。
(ワダチの成長)
成長を意識せず、今、ここを生きるのです。今、ここの弱さを感じるのです。
すると、それは結果的にその人を自由の方向に広げていくと思うのです。
(ワダチの成長)
人が出来ない事(たとえば物質化現象とか)をすることが神の証でしょうか?私はそうは思いません。何も出来ない時、人は神なのです。
(何も為さないために)
神は、何かを為すためにこの世を作ったのではないのではないかと思います。為さないために作ったのです。
だとすると、目標を持ってそれを実現した人よりも、実現できなかった人の方が神に近いとも言えるのです。
(何も為さないために)
私は選択しているのではなく、選択させられているのです。主人公は「場」なのです。
場・・それは常識とか、世間の目とかです。無難な物を選ばされているのです。
(359度)
あの時点でああいう選択を積極的にしたのではなく、他の359度の選択肢を切り落としたことがそのときの選択なのです。
359度は「為さざること」だったのです。
しかしよく考えてみると、その為さざる事は、とても味わい深いのです。
(359度)
選択そのものは無意識の領域で行われると思うのです。選択した後の理由付けが意識の仕事です。
だとすると、自由意志による選択というのは本当にあるのでしょうか?
(紙一重)
しかしほんの少し(たとえば1グラム)押したとすると、その「1グラム」の方が「すごい圧力」よりも重要なのです。生命体は「変化」が大事なのです。
(基準と変化)
しかし基準の大部分は私達自身が作ったものではないと思います。でも私達はそれを「自分の基準」だと思っています。それが「私」を成す部分の基本だと思っています。
(基準と変化)
硬いというのは、一つ上の世界のことかも知れません。物質界がこの世界だけだというのは、とんでもない間違いかも知れません。上の世界は硬く、我々の世界が柔らかいのかも知れません。
(この世界は固いか柔らかいか)
受身的であるということは、ファッションで無言のメッセージを出しているのです。
私はこういう人なのよ・・私はこういう雰囲気なのよ・・そういったメッセージを出しているのです。
(受身的ということ)
道教以後の私の考えは、男性でありながら女性性に近いものがあります。
ワダチ・・しかり、為さずして為す・・しかり、お蔭さま・・しかり。
ハンドルを握るのは男性性です。ハンドルを離すのは女性性です。
(受身的ということ)
私はどこにいてもいいのです。私は「主婦」になってもいいのです。「りんご」になってもいいのです。
社長室に鎮座して命令を出している時代は終わりつつあるのです。
(「これからは女性の時代」・・・でしょうか?)
「これからは女性の時代だ」
これは女性が男性の領域に近付くのではなく、男性が女性の領域に近付かなければならないということです。
(「これからは女性の時代」・・・でしょうか?)
どんなに美味しいコーヒーを飲んでいようが、どんなに苦しい思いをしていようが、神の問題は私に付きまとってくるのです。
私を産んだ究極の存在はいったい誰なのか・・事は全てここから始まると思うのです。
(ずっと疑問が・・) |
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私は何も否定した方が良いと言っているのではありません。性差は「微弱」だと思ったのです。ところが世間で、性差は「強力」なのです。
「微弱」を「強力」に押し上げているもの・・それがアイデンティティだと思います。
(性差・・それはアイデンティティの源)
私は、出来るだけ「誰でもない自分」と対面してみたい・・・
誰でもない私・・すなわち剥き出しの私と対面することは、本当に怖いことかも知れません。怖いからこそ世間は、性差に逃げ込むのではないでしょうか?
(性差・・それはアイデンティティの源)
自分のアイデンティティ・・すなわち自分がよりどころにしていたものが取れていくと、寂しさはどんどん感じてくるものだと思います。
逆に言うと、寂しさを感じないために「らしさ」というアイデンティティを背負っているのではないかと思います。
(見えるものはすべて自分の中にある)
もしも真我などと呼べるものがあるとすれば、それはとても不安定なのではないでしょうか。細い綱の上を渡っているような感じがします。
そんな細い綱の上で、バランスとアンバランスにヒヤヒヤしながら生きているのが本来の「生」ではないでしょうか・・・。
(女装による初めての遠出)
人は安定に向かいたいという欲求と同時に、「生」を生きたいという欲求があると思います。
今の私は、自分をテスターとしたこの「場」の変化が楽しいです。
(女装による初めての遠出)
「私」とは単に「演技者」なのです。成長しようなどと思っている人間は、芸を磨こうと思っているだけに過ぎません。
(感覚に身を任す)
もしも愛が状態であるならば、人は何もする必要はないのかも知れません。
私は私という存在だけで良いのです。私という存在を、宇宙にマッチングさせれば良いのです。
(存在すること)
男性という性を考えたとき、この「でないとき」あるいは「でないもの」を常に頭に入れていると思います。男性は、「女性でない」ことが重要なのです。
(性差と演技)
誰でもない自分に戻るということは、バーチャルな世界だと思います。でもとても必要なことです。
そこから出発する選択は、自分にとっての本当の価値を見出した再選択だと思うからです。
(性差と演技)
そうです。人は本当の自分になる時、憑依されているのかも知れません。
しかし私達はその「憑依」を良しとしないのです。怖いからです。
(演技と憑依)
社会は男と女で安定しているのです。人は変化が嫌いなのです。
「変わりたい・・」「変えたい・・」などと言っている人は、ちっとも変わらないですよね。
心底そう思えば、その瞬間に変わると思うのです。
(どうしたらシステムを変えられるか)
選択肢なんて無くてもいいんです。相手は無限大の選択肢・・私は無し・・それでもいいんです。私にとって体験とは、「ただの体験」にしか過ぎないからです。
(ただの体験)
私はここにきて、男性の要素だけ・・という状態に虚しさを感じています。それが女装へと駆り立てたのだと思います。
(ただの体験)
女性の方が自分を肯定してくるのです。悪く言えば、人のせいにするのは女性の方が多くないでしょうか?あれは自分の存在を肯定するためだと思うのです。
(女性的な地雷の落とし方に変化したい)) |
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私は、自分の自由度など3%にも満たないと思っています。しかし3%こそ、自分のものだという自負がありました。
でもそれすら残りの97%の影響下にあることを、女装をして初めて知りました。
(性差)
私のアイデンティティは、男の肉体というフィルターを通して表出したに過ぎないのではないかと思ったのです。
フィルターを通る前・・それこそが私自身であるはずです。
(性差)
そう・・神にアイデンティティはあるのでしょうか?
神には無いから、私達にアイデンティティを持たせたのでしょうか?
だとすると、私達は道具・・。私は向こう側が見たい・・。
(アイデンティティは性を超えるか?)
服装はアイデンティティを決める、大きな手段かも知れません。だから毎朝、洋服を決めるのが重要なのだと思います。あれはアイデンティティを決める作業のような気がします。
(外見が持つアイデンティティ)
人は皆、神だと言うではないですか・・
だとすると、私達もあらゆるアイデンティティにアクセス可能だと思うのです。
それが出来れば、こんなに楽しいことはありません。
(アイデンティティは一定?)
アイデンティティは、失うとか差がなくなるとかではなく、そのとき別のものが流れ込んでくる・・つまり融合(あるいは合一)ではないかと思いました。
悪く言えば憑依に近いのです。
(アイデンティティと孤独感)
ですが、私はそのギリギリの状態が好きです。その状態の時、私は自分のアイデンティティをとても感じます。
それを愛します。執着もします。だってその時、「それしか」ないのだから・・
(アイデンティティと孤独感)
神は極めて弱い存在です。だから不死身な存在(人間の魂)を創り出したのではないでしょうか・・。
(アンブレイカブル)
私達は誤解を恐れます。あれをしたのはこういう理由だ・・あんな私ではない・・
それを言う度にエネルギーは落ちていくと思います。
誤解を解くのは、次の行動でしかないのではないでしょうか。
(誤解とエネルギーと自由度)
タマネギの皮に覆われている私達。その皮とは、ある方向にのみ幸福を感じるということだと思います。
それを取り去っていくと、幸福感が増えるのではないでしょうか。
(アイデンティティの喪失と幸福感)
では神は何故アイデンティティなどというものを作ったのでしょうか?
今のところ私は、「それを喪失するため」としか言いようがありません。
喪失、無くする・・これってエクスタシーだと思いませんか?
(アイデンティティの喪失と幸福感)
人はなぜ人を好きになるのでしょうか・・
それはひょっとするとその人を好きなだけではなく、その人との間に作られた自分自身を好きになるのかも知れません。
(喪失感)
相手に神を感じられたら、結婚して何があってもうまくいくのではないでしょうか。
だって相手は神なのです。こんなに楽しいことはありません。
(喪失感)
喪失していくことは、すごいことなのです。だって城を失うのです。自分としての拠り所を無くすのです。
でもそこには、すごく広い世界が待っていそうです。
(アイデンティティは守備)
結局アイデンティティとは何でしょうか?
アイデンティティがある限り、人は無防備で出て行けないのではないでしょうか。
逆に無防備で出て行くと、アイデンティティは喪失するのではないでしょうか。
(影に隠れるという意味でのアイデンティティ防御)
三次元的には失うことしかない行為かも知れません。
でも私が得たいものもあるのです。喪失ということを得たいのです。つまり失いたいのです。ですからリスクそのものが目的になってしまったのです。
(リスク)
アイデンティティというものをすべて取り去った後、何が残るか・・それは強さと弱さなのかも知れません。
お蔭様はいつも見ていてくれます。だから私も、出来るだけ城を出たいと思います。
(弱さと強さは表裏一体)
喪失するというのは、この外部の基準によって作られた城から出るということだと思います。そこから出ることは内部にその基準を移すと言うことだと思います。
ああ、アイデンティティの97%は外部の代物だったのです。何てことでしょうか・・
私は私だと思い続けてきた事は、そのほとんどが外部なのです。
(外部と内部)
しかし本当にそうでしょうか?魂とアイデンティティは同じものでしょうか?
私は別物だと思います。
極論を言えば、アイデンティティを全てぶち壊した後に残るのが、魂だと思います。
(魂)
本当の魂に出会うためには、アイデンティティというタマネギの皮を脱ぎ捨てないといけないと思います。
その一歩は、「失うことは得ること以上に大切だ」と思うことだと思います。みなさん、たくさん失っていますか?
(魂)
外見はアイデンティティの重要な要素です。いえ・・「外見は」と書きましたが、外見以外にアイデンティティってあるのでしょうか?ひょっとして無いのではないでしょうか?
(アイデンティティと演技)
私達はたぶん、神自身です。すると神も試行錯誤だと思いませんか?
私達が悩み、私達が喜び・・それは神の計画ではないのです。神も試行錯誤なのです。
神が試行錯誤しているのに、どうして私達を罰することなど出来ましょうか・・。
(カット・アンド・トライ)
方向性が自分を向いた時、アイデンティティを経験しているのではないでしょうか?
私はこの手の悩みをあまり持ちません。となると、アイデンティティを経験するときは結構少ないと言えそうです。
(アイデンティティと魂)
性差というのは、おそらくミームの仕業なのです。ミーム・・すなわち逃避の世界です。
ハッキリと男と女に分けることで、人は安心するのです。
男だから・・女だから・・というのは、物事から逃避するための言い訳です。
(ミームとアイデンティティ(本論編))
でも、逆に外に向かって「何故?」と問うことは、ミームを追い出すことだと思いませんか?神に対する何故?自然に対する何故?
興味が外に向かった時、そこにはアイデンティティが消え失せると思います。
(ミームとアイデンティティ(本論編))
しかし私はこの世界の外側に神がいるとは、どうしても思えません。だから私には、「受身的な生として創られた」という感じがしません。私が私を作ってしまったのです。
そうだとすれば、壊すことも、作る事も、従うことも、間違うことも、進むことも、戻ることも、すべてが可能だと思っています。
(ミームとアイデンティティ(本論編)) |
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