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テーマ:「仙道修行2000.07(4)」 |
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書き込み期間:2000/07/22〜2000/07/27 |
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要旨:
報告の続きの前に、分布定数回路の話をしておきたいと思います。この先の話を理解するために必要な基礎知識となるからです。
分布定数回路とは、時空全体に広がっている通信網とも言えます。意識と無意識のやりとりも、これに関係していると考えられます。
分布定数回路では、マッチングをとることが重要となります。マッチングがとれればノイズがクリアーになり、ロスなく無限に伝わる状態になるのです。
私が松林の松ぼっくりからエナジーを受けた時、松ぼっくりそのものが強いエネルギーを発しているという感じではありませんでした。マッチングがとれたために、微弱なエナジーでも大きく感じることが出来たのではないかと考えています。
アンテナには交流抵抗値ゼロのポイントといって、電圧値がゼロになって電流値は最大になるポイントがあります。
仙人仙女の状態、あるいは私が松ぼっくりに感じたエナジーは、時間系へのマッチングなのではないかと思いました。
例えば電線を通して電気が送られてくるのは、電気が直接流れているのではなく、電子の振動が場に乗って伝わっているだけです。
以上の原理から考えると、気を出すという言い方は見直す必要があるかも知れません。波動が伝わるのは量的に多い少ないの問題ではなく、また直接的に放射されているわけではないからです。
道観で見た仙人の絵は、度肝を抜かれるほどでした。あまりにも大胆に遊びの風景が描かれていて、しかも肉感的にさえ感じさせるからです。
道教の絵は何故これほどまでに楽しそうなものばかりなのかと考えました。
道教は無為自然ということを言います。しかし苦労が全くないのとは違うのです。ただ、それを強調してはいないのです。強いて言えば、あるのは瞬間的な苦労です。
しかし、情念や欲望は瞬間的なものではありません。それを絵に描くことで後ろに流しているのではないでしょうか。
これが道教の「あるがままを認める」ということなのでしょう。そうすると、今度は自分が「ないがまま」になるのではないかと思います。
欲望は陰に追いやると蓄積します。しかし否定せずに解き放つと昇華されます。分布定数回路の表現で言えば、欲望を時間系に乗せて解き放つのです。
つまり、ゼロポイントとのマッチングにより引力から解放され、自動的に昇華が起こるのです。
この状態になると、意識で願望を実現するのとは違って、達成するルートに乗ることで瞬間的に欲望が実現される方向に向かうのだと思います。
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○ 集中と分布(2000/07/22)
○ 松ぼっくりの感じ・・・マッチング(2000/07/23)
○ 水の上を歩くマスター(2000/07/23)
○ 我が家のアンテナ(2000/07/23)
○ マッチングがとれた時(2000/07/24)
○ 波動の不思議(2000/07/24)
○ 物理方程式の自由度(2000/07/25)
○ 無意識を解き放つ(2000/07/26)
○ 欲望の昇華(2000/07/27)
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集中と分布(2000/07/22)
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昔、中学生の頃アマチュア無線をやっていました(今もですが・・)。
アンテナに10ワットの電球をくっつけると、ピカッと光りました。でも、100メールと離れれば見えないくらいの明るさ・・・
(とは言え、アンテナに電球を近づけるだけで光るのには驚きます。)
そして目には見えない電波となって発射された時、それは地球の裏側まで飛んでしまいました。ハローCQ・・
集中定数回路は、電球を一つ点灯させて終わり・・分布定数回路は、私の声を全世界に運びました。
集中と分布・・何か、意識と無意識に似ていませんか?
「歩く時には歩くことに集中して・・・」精神世界の人で、これを言う人は多いです。
でも、違うのではないかと思う理由の一つは、「集中」・・・
集中すると、その情報の到達距離(あるいは情報を集められる距離)は、せいぜい100メートルです。
分散すれば、地球の裏側までも・・・時空の彼方までも・・・どこまでも・・・
分布定数回路というのは、時空全体を通信線と捉えているのです。
通信線とはいえ、一次元の線ではなく、時空の次元全体に広がっている通信網です。
とすると、センサーという考え方も、意識と無意識のやりとりも、すべて分布定数回路の通信網に関係すると思います。
点と点との通信を考えると、両者は離れていると意識されます。しかし分布していると、それは離れていると言えるのでしょうか?
離れているとも言え、離れていないとも言えるのです。
マスターが言った「すべてはエネルギー(波動)」というのは、どちらかと言えば波動に重点が置かれています。
でも、波動というのは別の意味で使うときの方が多く(たとえばあの人は良い波動を持っているとか・・)、私はそれがあまり好きではないのです。
困った結果、エネルギー(波動)という表現になったのです。
でも、分布常数回路に乗せるという観点からすれば、波動の方が良いのですが・・
理科系的な「ウエーブ」として捉えて欲しいです。
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松ぼっくりの感じ・・・マッチング(2000/07/23)
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私は例の松ぼっくりに、エネルギーのようなものはほとんど感じません。頭の上に乗せても(実験的にやってみました)、「どひゃー」という感じではありません。
でも、手で触る、耳に付ける・・・この時、何かを感じるのです。この感じは、自分の中の清気、生気、あるいは精気が蘇る感じです。外から来るのではなく、中から来るのです。
自分の中のギサギサした波がサッと取れて、綺麗な正弦波になるような感じです。
ノイズの中に埋もれていた相手の局(アマチュア無線局)が、ノイズがとれてクリアーに聞こえるようになった時に似ています。
疲れが無くなります。疲れというのは、ノイズなのかも知れません・・・。
自励発信器から水晶発振器に切り替えた時のような感じです。
時空が分布定数回路だとすれば、マッチングということが必要となります。
マッチングをすれば、波形は正弦波になります。綺麗なサインカーブ・・・。
マッチングをすれば、ロス(損失)はゼロになります。どこまでも無限に伝わります。
あの松林で感じたエネルギーは、ただ単にマッチングがとれただけなのかも知れません。
マッチングがとれれば、微弱なエナジーでも、あれほど大きく感じてしまうのです。
電波を出すとき気にするのは、高調波というヤツです。
出している電波の偶数倍、奇数倍の周波数が発射されてしまうのです。これがテレビ等に影響を与えます。
私は今やっているアマチュア無線では、あるクラブに入っています。QRP愛好会です。
QRP愛好会とは、より微弱な電波で通信をするというクラブです。0.01ワットで世界と通信できます。
しかし最近、無線機器の進歩でほとんどの人が100ワットクラスを使っています。100ワットと0.01ワットで勝負するわけですが、分布定数回路のマッチングさえうまくいけば、難なく100ワットに勝ってしまいます。
クラブの仲間からはそういうレポートが沢山きます。
そして問題が高調波です。マッチングがうまくいくと、高調波が無くなるのです。要するに余計な周波数に出なくなるのです。
外気を出すために内気を高めます。そのための方法を導師から教わったりもしました(東南西北中法)。
自分から気が出ないのは、気が少ないからだと思っている人はいないでしょうか?
しかし、無線の世界でも、50ワットを100ワットにしても大したことはないのです。要はマッチングにあるのです。
あの松林には時空のマッチング装置があったのではないかという気になりました。そしてあの松ぼっくりも、小さなマッチング装置・・・。
あの松ぼっくりを手にし、風を想うだけで良いのです。あなたの心の波動が正弦波になる・・・。
ノイズが消えた波動は、何十倍にも感じる。まるでエクスタシーのように・・・
でも、それは外部からのエナジーではないのです。
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水の上を歩くマスター(2000/07/23)
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導師の証言によれば、マスターは水の上を歩いたそうです。
さて、話はまた分布定数回路に戻ります。
私達電気の技術者が分布定数回路の方程式を使うのは、それが空間にあるという仮定としてです。電波が空間を飛ぶとか、電気が送電線を伝わるとか・・に使います。
しかし、時空のもう一つのパート、すなわち時間系に使ったらどうでしょうか?つまり時間軸にアンテナのようなものを置くのです。
その説明に入ることを前提として、もう一度空間に置かれたアンテナの話をしましょう。
一昔前のテレビアンテナには、フィーダ線(テレビに接続する線)を接続するエレメントに、もう一つの小さなエレメントが付けてありました(最近は改良されて別の方法を取っていますが・・)。
あれはインピーダンス(交流抵抗)をマッチングさせるためのものでした。
空中にエレメントを置くと、その真ん中は電圧値がゼロになります。しかし電流値は最大になります。ここは交流抵抗値ゼロのポイントと言います(厳密に言えば少し違いますが・・・)。
本来ならばキャッチした高周波をそこから取り出したいところですが、世の中には交流抵抗値ゼロのフィーダ線というのはありません。ほとんどは50Ωという線です。
上に書いたもう一つのエレメントとは、この50Ωにマッチングさせるためのものです。50Ω同士なら、ロス(損失)なしにテレビに伝わるのです。
(携帯電話につける光る電球は先端でしか光りません。これは分布定数回路で計算すると先端が電圧値最大になるからです)
ところで分布定数回路というのは、波動であれば何でも計算できます。
佐佐木浩二氏によれば、分布常数回路の方程式から相対性原理の式まで導き出されると言います。
彼も電気が専攻で、私もそうです。しかし物理学科の人は分布常数回路を習わないのではないでしょうか?
電気学科の人でさえ、下手をすると聞き逃します。この講義は一回か二回しかないからです。方程式も単純です。
でも私は、分布常数回路の方程式がひょっとすると時空の統一方程式のような気さえします。全てが波動だとすれば、全てを計算できてしまうのです。
重力も波動です。だって、重力波って言いますよね。重力が伝わるスピードも光速です。
(しかし重力だけはアインシュタインも苦労しました・・・。彼の方程式に重力を取り込めなかったからです。)
さて、アンテナを時間方向に張ります。するとテレビアンテナの様に、電圧値ゼロのポイントも出てきます。これが無重力のポイントだと思いませんか?
佐佐木氏も同様に考えている様子です。
しかし一般的な三次元の生活をする上で、無重力では困ります。スカートが上がってしまいます(男性は困らないって?)。
ですので神は(いるとれば)、わざわざマッチングをずらしたのです。ずらして重力が発生するポイントにミスマッチングさせているのです。
もちろん神から見れば、これはミスマッチングではないのですが・・・。
で、UFOの乗組員は、時間軸にアンテナのようなものを設置し、分布常数回路のコンデンサーを調整し、交流抵抗値(ここでは重力値)をゼロにするポイントを、UFOの時空に持ってくるのではないでしょうか・・・。
この瞬間、UFOは我々の時間系から少しだけずれます。だから見えなくなります。
UFOの乗組員は機械を使ってやりますが、佐佐木氏によれば、意識を使っても出来るのではないかと言っています。
しかしこの時やることは、気とかエナジーを出すことではなく、時空とマッチングをとることです。
それは時間系へのマッチングであり、ゼロのポイントへのマッチングであります。
仙人仙女は、単にこれをしているだけ・・そういう気がします。
だから、あの松ぼっくりには時間系へのマッチングを感じるのです。
マッチングがキーだとすれば、本物の松ぼっくりに触るのと写真を見るのでは、大きな差は無いかも知れません。
本物でなければダメだと思う心は、既にマッチングから外れています。
ですので、このコーナーで再度松の木の描写をするとき、松ぼっくりの写真も大きく出しましょう。
P.S.
神のミスマッチは完璧です。
50Ωにマッチングさせる話を書きましたが、神のミスマッチとはこの50Ωのことを言うのです。
電気の知識があれば分かるのですが、インピーダンス(交流抵抗)50Ωにマッチングさせれば高調波は出ません。
変な言い方ですが、ミスマッチにマッチングさせるようなイメージです。それはそれで完璧なのです。
私なんか、神はよくここまで完璧に作ったものだと感動します。
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我が家のアンテナ(2000/07/23)
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下の写真が我が家のアンテナです。家族全員がハム免許保持者なので、共同で使います。
左端に手書きの矢印が書いてありますが、この部分がマッチングに使っている所です。
アンテナというのは何本ものエレメントがありますが、それぞれ接続されてはいません。ただ、金属の棒が列べてあるだけなのです。短い棒を置けば、そちらの方からの電波を強く受けるようになります。長い棒を置くと、反射するようになります。
ですので我が家のアンテナは、この位置だと右からの電波を受けやすいのです。同様に右方向に電波を発射します。
上のアンテナ(縦のが二段に列べあるヤツ)は、私の事務所との連絡用です。
私の会社が東にあるので、アンテナも東(ここでは右)に向いています。でも、リモコンモーターで回転することが出来ます。オーストラリアと通信したかったら、南に向けます。
真ん中に使っているポールですが、棒高跳び等に使うグラスファイバーの棒です。強風ではしなりますが、軽量のくせに耐久力は抜群。しかも電気を通さないので、電波の飛びに影響を与えることがありません。
アンテナが縦か横かという問題ですが、縦は縦同士、横は横同士でないとうまくいきません。上のアンテナが縦なのは、災害の場合、家との通信にトランシーバーを使う可能性があるからです。
映画『コンタクト』では、宇宙通信に円形アンテナを使っていましたね。宇宙では縦横混じり合った円偏波で飛ぶからです。
そうそう、カール・セーガンが書いた原作ではもっと凝っていましたね。
宇宙人から送られてくる電波は、その偏波の回転の方向に情報(宇宙船の設計図)を乗せてましたね。
左回転と右回転の変化に時空間宇宙船の作り方情報を乗せる・・・なんとマニアックでしょうか・・。もちろん映画ではカットされていましたが・・・。
でも、『コンタクト』は映画の方が好きです。原作はあまりに左脳的すぎます。ワームホールを飛ぶシーンは、原作を越えています。
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マッチングがとれた時(2000/07/24)
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分布定数回路では、それは90度ずれています。同様に、時空では、空間と時間は90度ずれているという説もあります。あくまで時空を波動と捉えた時の話ですが。
90度ずれると、一方での最大値は一方でのゼロ値になります。
アンテナであれコンデンサーを使った回路であれ、共振をした時(マッチングがとれた状態)は、奇妙なことが起こります。オームの法則が成り立たないのです。
通常、電圧が高くなればそこを流れる電流も多く流れます。しかし・・・
共振すると(マッチングすると)、電圧が最大の時電流はゼロになり、電圧がゼロの時に電流は何と最大になるのです。反転現象のようなことが起こります。
既にみなさんのテレビアンテナではこれが起こっているはずです。
これはなぜ起こるのか、私には分かりません。えっ、大学の電気を出た人が知らない?そうなのです。
私の卒業研究の担当教授は、テレビ開始当時、日本中のテレビ塔(バットウイングアンテナ)の設計者でした。しかし彼もなぜ電波が飛ぶのかを知りませんでした。
コンデンサーを通すと、電圧の変化が遅れます。コイルを通すと、電流の変化が遅れます。この作用を利用して、アンテナのマッチングをします。
空間を電圧だと仮定したらどうでしょうか?対になっている電流の世界がありそうです。それは時間ではないでしょうか?
陰と陽のように、波動にはペアがありそうです。我々はその一方しか知らないのかも知れません。
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波動の不思議(2000/07/24)
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みなさんの中には電気の電線とか、テレビのフィーダ線の中を電気が走っていると思う人は多いのではないでしょうか・・・。
ところが、あの線の中は電子が数ミクロンだけ行ったり来たりしているだけなのです。
つまり、流れてなんか、いないのです。
発電所から電気が送られてくると言っても、電子が送られてくるわけではないのです。
行ったり来たりするだけ・・・つまり振動しているだけなのです。
テレビ塔から電波が送られてくると言っても、電子が発射されるわけではありません。
テレビ塔のバットウイングアンテナの中を、電子は振動するだけなのです。
で、何が送られてくるかと言えば、「場」が送られてくるのです。電気技術者はそれを「電場」と「磁場」と呼びます。この二つの「場」が光速で伝わるだけなのです。
「場」をキャッチするのがアンテナです。家庭のアンテナに「場」が届くと、そのアンテナは、テレビ塔のバットウイングアンテナの中を振動する電子と同じ動きが発生します。
すべては振動が伝わるだけなのです。これを電気の波動・・すなわち電波と呼びます。
正確には電磁波です。電場が起こると、必ず磁場が起こるからです。
電気の電線に触れて感電する時も同じです。あなたの体の中の電子が行ったり来たり振動するだけ・・・送信アンテナに振れれば、あなたの体からも電波が出ます。
電子レンジで熱くなるのは、中の振動が激しすぎて、熱に変わってまうのです。
電子のスピードを自分で計算して唖然としたことがあります。「えっ、嘘でしょ・・こんなに遅いの??」と・・
ところでみなさんのパソコンには電話ケーブルと電源ケーブルが接続されているはずです。
電話ケーブルは分布定数回路なので、電子は行ったり来たり・・・
電源ケーブルはPCに入る前に直流になっているので、行ったり来たりではなく、ある方向に循環しているだけです。でも、その中を走る電子は亀さんより遅いのです。
気を出すと言いますよね。本当ですか?
以上のことから言えば、気など出ていないのではないですか?気が波動だとすれば・・・
電気と音叉は非常に似ています。波動ですから、音叉から風が出るわけではないですよね。空気の粗密の振動が伝わるだけ・・。
でも、電気と音叉の間には一つの大きな差があります。音叉は縦波、電気は横波です。電気を電波とした場合ですが・・・・。
何故「電場」と「磁場」の二つが存在するのかも不明なのです。
何故プラスとマイナスは引き合うのか・・・何故NとSも引き合うのか・・・
それが引き合わないと、場は伝わらない・・・。
マスターは「すべては波動・・」と言いました。時間も空間も波動・・
だから、ここに分布定数回路が出てきたのです。松林の話の前に・・・
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物理方程式の自由度(2000/07/25)
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相対性理論だと光速には絶対にならないのです。しかし、ここで言っている世界は、物質の世界ではありません。
もしもアンテナから何らかの物質が放射されていたらどうでしょうか。そのスピードは光速未満です。
しかし電波というのは場の伝搬なのです。質量という点を運んでいるのではないのです。
それで光速とイコールになります。
なぜ物質は光速を越えることが出来ないのでしょうか・・それはアインシュタインの方程式の中で、もしも光速を越えると、ルートの中がマイナスになるのです。
知っての通り、それは虚数の世界なのです。
もしもオームの法則がすべての条件下で成り立つと主張する人がいれば、分布常数回路はその人にとっては嘘になります。
だって電圧がゼロなのに電流が最大だという状態は、あり得ないからです。
でも、オームの法則も正しいのです。ある条件下で正しいのです。それは時間という要素を考えなければ正しいのです。
ニュートンの法則も同じです。ある条件下では正しいのです。
アインシュタインの法則も、同様でないとは誰が言えるでしょうか?
超常現象を否定する人達は、××の法則に反すると言います。しかし、その法則は特殊な条件下で成り立っている可能性の方が大きいのです。
世の中の法則は、自由度を増す方向に進化しました。そしてこれからもそうあり続けると思いませんか?
これは理系の概念であり、理系でも多くの人は知らないという前提があります。
でも、何か、私の経験した松林・・を説明するのには避けては通れないと思いました。
さて、今まで書いたことの他に言っておきたいことがあります。
それは時空上に分布定数回路を考えたとき、時間が現在から離れると減衰するのではないかということです。
空間でも無限に飛びません。同じように時間系でも減衰すると思うのです。
別に根拠はありません。ただ、私の「感覚的理系」がそう言っているのです。
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無意識を解き放つ(2000/07/26)
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下の写真は、今回の旅行の中で撮った仙人シリーズの最後の一枚となります。
この写真は何かの間違いかと思ったほどです。アラビアンナイトの劇画が混じったのかと思いました。でも、れっきとした道観の中にありました。仙人の絵だと書いてあります。
もしかするとリトンビンもここにいるのかも知れません。
私はこの絵を、夜行列車に乗った後で見ました。そうでなければ否定的に見たのではないかと思います。
虎や鹿に乗って楽しそうに遊ぶ絵は素敵でした。笛を吹いたりする女性的仙人の絵も素敵でした。しかし、この絵にはそういう上質な感じはありません。
それまではどこかにプラトニックなものがありました。でも、これは肉感的であり、欲望的です。
道教はここまでやるでしょうか?と同時にもう一つの疑問が湧き上がりました。
「何故こんなにも楽しそうな絵ばっかりなんだろう・・」
キリスト教は苦しそうです。イエス・キリストがこんなふうにヤリまくっている絵を描いたら、どうでしょうか。おそらくその宗教画家は死刑にもなるような気がします。イエスを冒涜したと・・。
いえ・・でも、道教にも「苦労」とか「苦行」とか「我慢」はあります。ただ、それを「売り」にしていないのです。無為自然だから苦労をしない、努力をしない、というのは間違いなのです。
では、どういう風に苦労をしているかと言えば・・一言でいうと、「瞬間的に苦労している」のです。ですからリトンビンだって充分に苦労しているのです。
道教には愛はないと書きました。でもあるのです。「瞬間の世界にある」のです。
瞬間だから「無い」と同じなのです。無いものは否定も肯定も出来ないのです。
さて、情念や欲望はどうでしょうか?情念や欲望は、もしかすると瞬間ではないのです。
それ絵に描いて、未来から過去に流そうとしているのではないでしょうか・・・。
未来から過去に流すというのは、否定することとは違います。肯定することとも違います。あるがままを認めているのではないでしょうか。しかし情念や欲望は「ある」のです。
私が海外で書き込むのも、そのためです。後ろに流して、あるがままを認めたいのです。
後ろに流すとその瞬間から、今度は自分がないがままになることが出来ます。感情や記憶は出して、どんどん後ろに流せばよいのです。
こだわらないこと・・それはリリースと関係しているのです。そういう意味では、この絵はリリースを描いたのです。
さらにもう一つ・・還童功は、単に無垢な子供に戻るのではないのです。それはこの絵が教えてくれています。
胎児に戻る修行・・それも単なる胎児行ではないことは、この絵が教えてくれています。
陰は陰に隠すべきなのでしょうか?愛の方が欲望よりも位は高いのでしょうか?位の低い欲望は、閉じこめられるべきでしょうか?
無意識領域は牢屋ではありません。それを解き放つ時、生命もほとばしるのではないでしょうか・・。
この絵は何と、道観の正面にあったのです。
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欲望の昇華(2000/07/27)
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さてこの旅は、マスターが計画したと書きました。まさにそうだと思う箇所は随所にあります。あの絵がその一つです。それは今だから言えることなのです。
私は少しだけ、生体的に若返りました。それは受け流すことにあったのです。
愛と欲望は本当に同じものでしょうか?
プリンセス・プリンセスの『MYWILL』の歌詞、あれは流された欲望ではないでしょうか?愛は流すものではなく、瞬間瞬間に発生して消えるもの。蓄積されたらそれは愛じゃない。
しかし欲望は、蓄積される可能性があります。陰(無意識)に追いやられた場合です。
解き放てばそれは昇華されます。禁欲ではなく、解き放つのです。
では、解き放つとはどういうことでしょうか・・・。それは、まるで分布定数回路なのです。分布定数回路を時間系に張るのです。そしてそれに乗せて、欲望を時間系に解き放つのです。すると昇華します。
空間系に解き放つのが、「欲望の処理」です。これは欲望の直接表現を意味します。
でも、直接表現であれ、時間系に解き放つのは可能でしょう。たぶん・・・。
いわゆる房中術というのは、そういうことかも知れません。
さて、時間系とは言え、我々が歴史を刻んでいる時間系である必要はありません。別の「自分自身の時間系」であったって良いのです。
あの絵は、見ることによっても解放させると思います。
私の書き込みは分かりにくいでしょうか?分布定数回路を時間軸に張れと言われたって困りますよね・・・。
数日前、UFOが浮く話をしました。時間方向に分布定数回路を張り、マッチングをずらす。すると、重力ゼロのポイントが来ると・・・。
イメージとしては、これが「昇華」に近いのです。
いつも重たい自分の欲望に引きずられていたのが、フッと軽くなる感じです。でも欲望が消えて無くなるわけではありません。
欲望に重しを付けていた引力が無くなる感じなのです。
するとその欲望の自由度が上がり、全方向360度に変更(昇華)可能なのです。
でも、これは意識でやっている感覚はありません。マッチングすると自動的・・。オートマチックなのです。
『不思議の科学3』には天人合一の図が載っています。あの周囲に「無止」「無限」「無境」「無容」という四つの文字を書きます。天人合一のニューバージョンです。
それは導師から言われたのです。この四つの文字が必要だと・・。それは時間系へのマッチングを意味します。
私たちの欲望は、時間系の中では、きっと微細なエナジーなのです。
欲望が昇華されるとどうなるか・・それは達成するルートに乗るのです。
通常の願望実現は願望非実現と置き換えても良いかと思います。
人はそれほどまでに、ブレーキが好きなのです。「××したい・・・」と言ってはブレーキをかけます。
願望が実現されるためには、無意識の一歩がなければなりません。ワダチの一歩というのでしょうか・・・。
欲望の昇華は、欲望自身を分解し、瞬間の一歩一歩にかみ砕くようなイメージでもあります。
ただし、意識で思っていた欲望がそのまま実現するとは限りません。無意識側が優先されるからです。繋がっている先との連絡をとるのも、無意識だからです。
で、欲望は実現される方向に向かう・・仙人は、欲望を瞬間的に実現している・・。
そうでなければ、不老不死を生きられません。
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書き込み期間:2000/07/22〜2000/07/27 |
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