もりけん語録
テーマ:「道教修行1999.05」
書き込み期間:1999/05/25〜1999/06/04
要旨:
「時空の旅」というコース名の修行を、弟子達と一緒にやります。
修行中のPCと読書は導師から禁じられました。それでもリアルタイムで報告をアップしたくて、導師の目を盗んでPCをやっていました(後になって実はバレていることが判りました)。
「知識を追えば追うほど、知ることは少なくなる。」と導師は言いました。老子も同様のことを言っています。知識の世界は陽の世界で、道教で最高の状態とされている「天人合一」は陰の世界なのだといいます。
導師は、私が今までに行った五次元(フォーカス35)を超えた、六次元の世界へ案内すると言いました。
修行の内容は、エネルギー伝授と本格的な瞑想です。ところが長時間の瞑想を続けられたのは私だけで、他の弟子達はすぐに足を投げ出してしまうか、居眠りしてしまうのです。
ところで仙人修行は、食に最もうるさいです。修行中の食事はは基本的にスープと果物だけなのですが、その他の落花生やトウモロコシなどを食べるのにも細かい制限があって、穀物も一切とりません。「食」が最重要ポイントらしいです。

薬草の効いた仙人風呂の後は、いよいよ最終コースである六次元の旅です。
六次元の旅は成功しました。私の人生を変えると思うほどの体験でした。
その後は凄いパーティーでした。この時ばかりは、好きなだけ食べて飲んで大はしゃぎです。弟子とワインの一気飲みをやって、翌日は二日酔いでした。
最終コースの特別室で見た六次元の鏡と六次元の立方体の図には、驚嘆しました。実に綺麗な幾何学模様なのです。この図を直感で書いた導師は天才かも知れないとすら思いました。
今回の六次元の旅を通じて得た気付きは、私達にはもともとエゴはない・・ということでした。人間の本質は空であり、個人の目標を捨ててこの瞬間だけになった時、初めて時空全体と融合するのです。しかし、言葉で表現するのは非常に難しいです。
六次元に到達する方法は言ってはならないと、導師に言われています。真似をした人が間違った次元へ行ってしまうおそれがあるからです。
仙人修行は直接伝授しかありません。しかし私は道教のやり方ではなく私流のやり方で、瞑想と語りによる六次元セミナーが出来ないものかと考えています。

仙人修行を終えるとすぐに、孫さんのいる北京へ行きました。主に風水について話を聞きました。
今まで孫さんとほとんどしたことがなかった世間話で、孫さんが付き合う人を非常に限定していることを私は初めて知ったのです。日本人で付き合うのは私(森田)と、関係している日本人のみだと言いました。「森田さんには徳があるから」と孫さんは言います。その一つは、イベントの際に私が参加者のリアクションを集めて孫さんに知らせていることです。もう一つは、私が孫さんと同じ位置にいる、つまり超能力者として崇めたりへりくだったりしないで対等に接していることだと思います。
また私は、孫さんがたとえ好意であっても、超能力を使って私に介入してくることを好みません。
私から見た孫さんは、自分自身を確立していて迷いのない人だという印象を持ちました。孫さんは決して人にゴマをすらず、後くされもありません。
今回は孫さんの研究室に、蘇生の瞬間を撮影する新しい設備が出来ました。私は是非、逆蘇生の瞬間を見たいと思っています。
目次
○ 時空の旅(1999/05/25)
○ 修行のイントロ(1999/05/25)
○ 導師の修行、第一回(1999/05/25)
○ 修行着(1999/05/26)
○ 動的修行服(1999/05/27)
○ 仙人(1999/05/28)
○ バレていたPC(1999/05/28)
○ 実況中継(1999/05/29)
○ 仙人風呂(1999/05/29)
○ 食がポイント(1999/05/29)
○ シンプル(1999/05/30)
○ 今夜のイベント(1999/05/30)
○ 六次元からの帰還後(1999/05/31)
○ 人間は素晴らしい(1999/06/02)
○ 孫さんの研究室(1999/06/03)
○ 孫さんとの世間話と風水(1999/06/04)
○ 今回の訪中で思ったこと(帰国前夜)(1999/06/04)
時空の旅(1999/05/25)

導師とその弟子達と、隔離された場所に行きます。これから5/1までの一週間です。
インターネットもダメだと言われました。せっかく私の報告コーナーを作ったのに、終わるまで入れることが出来ません。
食事はスープと水だけみたいです。修行コース名は「時空の旅」だそうです。
では、行ってきます。途中、抜け出してアップするかも知れません。
修行のイントロ(1999/05/25)

「知識を追えば追うほど、知ることは少なくなる。」今日の導師の言葉です。同じことは老子も言っています。
実は、なぜ上の言葉が出たかというと、私の次の本のために書いた「自由への扉」という図を見せたら、上の言葉を言ったのです。
導師「森田さんはまだ五次元の世界ですね。私はその上を案内できます。今回の修行はそれが目的です。」
森田「ほう。」
導師「道教には大而無害、小而無内・・という言葉があります。大きくなったら外にはない。小さくなったら内にはないという意味です。」
森田「なるほど(実は私もよく分かっていないが、とりあえず頷く・・)」
導師「知識の世界は陽の世界です。知識を越えた内側の世界は陰の世界です。私は陰の世界をあなたに教えます。」
おお、きたきた・・。孫さんが言った「私は陽の超能力者だが導師は陰の超能力者だ」という表現に近いです。孫さんは大学の研究員であり、科学の世界に貢献したいと思っています。知識の世界に業績を残したいそうです。しかし導師は違います。
陰の世界といっても別に悪いわけではなく、内側の世界のことを言っているのです。

さて、今日導師に会ってびっくりしました。誰が見ても若返っているのです。肌はツヤツヤになっていました。しわも全て消えていました。この現象は何なのでしょう?
私はいま、シンセンの山の中のホテルにいます。導師の修行場のすぐ近くです。ここで弟子達と合宿生活に入ります。
さっきは街に出て買い出しをしました。修行食の材料をです。人参、キュウリ、あとセロリに似た日本にはない野菜です。これで野菜スープを作ります。
りんご、梨、バナナ、洋風メロン、これは主食です。あとミネラルウオーターをたくさん買いました。これ以外には何も食べないのです。いよいよ本来の修行食に入ったのだと思います。
明日から毎日、仙人風呂に入るのだそうです。そこには特殊な薬草を入れるといいます。しかし寿命を延ばすとか、若返るとかが目的ではありません。
「天人合一」という、道教では最高の状態に入るのが目的です。導師の勘では×月×日が最高日になるのではないかと言っています(導師は日を特定しましたが、プレッシャーなるといけないのでここには書きません)。
明日までは、修行が終われば自分の部屋に帰ることが出来ます。しかし明後日からは隔離状態に入るらしいです。

導師「×月×日に森田さんは六次元にトリップできるでしょう。六次元は五次元(フォーカス35)とは全く違う世界です。本当に素晴らしい世界です。」
森田「私は内部離脱からフォーカス35に出ましたが、この世界ですか?」
導師「違います。自分が無の一点になったとき、時空全体になるのです。出るとか出ないの世界を越えています。」
森田「・・・・・」
導師「では一週間、楽しく修行しましょう。」
森田「服装はスウェットスーツがいいですか?」
導師「道教の修行服を用意してあります。とてもリラックスできるものです。」
導師の修行、第一回(1999/05/25)

それは夜の9時から始まりました。最初はエネルギー伝授です。
秘伝のエネルギー物体(扇子と台)の前に座り、エネルギーを受けます。これは凄かったです。両手がビンビン痺れ、熱くなりました。
しばらくすると導師が妙な真似をして、私の天目に触れました。
森田「その妙な真似は何ですか。」
導師「人が人に人のエネルギーを送ってはいけません。送るのは自然界のエネルギーです。」
ほう、いいこと言うなあ・・。さっそく私もやり方を覚えさせてもらいました。
その後は本格的に瞑想が始まりました。もう一人いた弟子は、その時点でどこかに行ってしまい、私だけになりました。
さすがに導師の瞑想は厳しいです。リョウさんのように椅子には座りません。簡単な座布団を敷き、その上で本格的な瞑想です。
その間に、導師が妙薬を私の口に放り込みました。そのまずいことまずいこと・・。
瞑想していると、頭に水が降り注ぎました。仙人水でしょうか・・。
約二時間ほどの修行はあっという間に終わりました。そして導師が作った野菜スープを飲みました。カップ一杯でしたが、とても美味しかったです。
そのあと導師が一つ一つ握り、自然界のエネルギーを入れ直したマスカットを、五個食べました。
明日は8時に何も食べないで行きます。食事からして修行の一環なのです。スープと果物だけだと、痩せるのでしょうか・・。
ところで、若返りのためのエナジーを自然界から貰う方法を、少しだけ知ることが出来ました。
修行着(1999/05/26)

グーグー寝ていたら、朝早く導師が起こしに来て、山に出て自然からエネルギーを貰う方法を教えてくれました。何しろ言葉が通じないから、忍耐が必要です。

修行着


この修行着は導師が自ら作ったものです。仙人みたいには見えませんか?
今朝からの変化は、眠くてしようがないことです。さっきも導師の部屋で、翡翠で出来たパワー扇子の前で死んだように寝ました。こんなことは生まれて初めてです。
自然からエネルギーを取り入れる方法ばかりを修練すると、こうなるのでしょうか・・。
現世の繋がりとはおさらばしなさいと言われ、パソコンは、これをもってお終いです。
うまくいけば何日か後に、六次元とやらの報告をします。ではでは・・。
動的修行服(1999/05/27)

アウトドア用修行服


外の修行もあり、これは自然からエネルギーを受けるための気功体操です。
修行してはちょっと休みを取り・・を繰り返しているのですが、休みの間は寝てしまうのです。仙人は寝ないというけれど、私はグーグー・・まるで赤ちゃんです。
導師も優しいから「寝ていいよ」と言ってくれます。
通訳も別のバンガローにいるのですが、彼は全く参加させてもらえません。不特定多数の女性が好きな人は、六次元には行けないのだそうです。彼がそれに該当するかは知りません・・。
しかし彼は昨日、ずっと馬(マー)さんの所に行き、おそらくそこに来た女性達と一緒にカラオケに行ったはずです。マーさんの所にはいつも多くの未婚の女性が集まっています。彼は一時間もかけて車で山を下り、女性達の所に行きます。
ふーむ、スケベでも不特定多数であってはならない・・のか。これが一つの仙人の掟のようです。

昨日の夜は貴重な六次元の図というのを見せてもらいました。この図を見た人は少ないといいます。それは人間のエネルギーの流れと自然界のエネルギーの流れの関係を書いたものでした。写真には撮ってはいけないと言われたので、ここにも紹介できません。
さて、いつバレるでしょうか、私がPCをおもちゃにしていることが・・。
仙人の修行場から画像付きでアップするなんて、凄いことだと思いますが・・。しかし導師は撮れないよ・・さすがの私も・・。
9時から朝食です。メニューは生の人参とカップ一杯の野菜スープです。トイレも二日に一度になりました。
仙人(1999/05/28)

昨日は導師の住みかに行きました。そこで導師のマスター(師匠)である170歳の仙人の写真を見せてもらいました。
うーーん、これが仙人か・・。絵に描いたような仙人なのでした・・これが・・。
全く想像通り髭を生やし、白い服を着て、しかし杖は持たずにシャキッとしていました。
それでも私がショックだったのは「やはり老人だった」のです。当たり前の話かも知れませんが・・。
その後、導師のもう一人のマスターである仙女の写真を見せてもらいました。140歳前後といいますが、これもやはりおばあさんでした。ピチピチギャルではありませんでした。
老子も長生きをしたといいます。老子は内側の旅をした人間です。真理を知るのに、どこにも行く必要はないと言っています。
「戸口から人に踏み出さずして、人は世界で起こっていることを知ることが出来る。窓から外を覗かずして、人は天の道(タオ)を見ることが出来る。」これは老子の有名な言葉です。
しかし私はこうやって外に飛び出して世界を知ろうとしています。
仙人、仙女を見て少なからずショックだったのは、おじいさんおばあさんになって長生きをして、見つめる内側はそんなに面白いのかという点です。私なんか耐えられません、きっと・・。
私がまだまだ未熟なのか、それともまだ六次元とやらを見せてもらっていないからなのか・・。
情報だけで全ての真理を知ることが出来る人は1%いると、老子は言っています。ここのHPを覗いている大半はその1%ではないかと思う時がしばしばあります。
私も出来るだけ正確に描写するので、得た真理を是非とも教えて欲しいです。現象の中にいる人間は、以外に疎いものだからです。

昨日は修行しすぎて体が痛いです。瞑想のポーズが少し変わっているのです。自然エネルギーの回転を重点に置いているため、変なポーズで座らされます。
導師の住みかでは、野菜を育てていました。それを使って独特な野菜スープを作るのです。
そうそう、写真で見る限り、仙人は洞窟には住んでいませんでした。ちゃんとした庵に住んでいました。おそらく住民登録もしてあるでしょう。
今日から私は本格的な修行に入ると言われています。
バレていたPC(1999/05/28)

そう言えば昨日、導師が妙な占いを行いました。そしてある結果が出ました。それは今回の私のトライアルで、六次元に行けるというものでした。
さて、今日は以前会ったことのある香港の女子大生の弟子が手伝いに来ました。第一声が「ケンちゃん、六次元に行けるんだって?聞いたわよ。いいわね〜〜」でした。
既に占いの噂は弟子の間に広まっていました。「この間会った時よりも顔色がいいし〜〜、うらやましい〜〜」とも言われました。弟子は弟子にやきもちをやくものでしょうか?
ところで、座禅スタイルでの瞑想が一日4時間ほどもあり、大変に辛いです。
しかし今日は一つの現象が起こりました。光の閃光が見えるのです。断続的にパッパッと。ずっと続きます。大変に綺麗です。導師に言うと、良い兆候だそうです。
もう一つの良い兆候は、鼻の周りが赤くなり始めたことです。トライアングル状に赤くなると、六次元に引き上げられるのはすぐだといいます。
私には訳が分からないですが、女子大生の弟子に「もうすぐみたいよ、頑張ってね。ケンちゃん」なんて言われると、それで顔が赤くなりそうです(英語だからケンちゃんではなく、単にケンですが)。
ところで導師から「森田さん、パソコンをやってますよね。もうダメです」と言われてしまいました。とほほ、お見通しでした・・。本も読むなと言われました。
それでは、また。
実況中継(1999/05/29)

(出来るだけリアルタイムに近い報告をしたいので、ダメだと言われても・・ははは)
光の閃光はずっと続きます。ゆうべは魂が頭から引き上げられ、ほとんど出かかりました。モンロー離脱とも、リョウさん離脱とも違います。一言で言うなら、魂の視点が違うのです。
ここでの修行は自然界との融合がポイントです。食べ物はそのためのキーになっているようです。工業製品は特にいけないようです。
スープに使う野菜は鉢植えで作っています。ですから、日本の都会でも作れます。
出来れば詳しい情報を、導師から聞こうと思っています。
今日は本格的な時空の旅に行くのだと言っています。どうなるでしょうか・・。

今日は香港から二人の弟子(男)が駆け付け、女子大生と私を入れて、門下生は4人となりました。そして全員が瞑想を始めました。
今日は午前中、二時間半の瞑想でした。それも座禅スタイルよりも難しい道教修練スタイルで・・。
しかし、私以外の3人はものの20分ともちませんでした。両足を投げ出して「あー、だめだ〜」と・・。
私は毎日やっている「孫さん瞑想」の効果が出たのか、2時間の間、ほとんど微動だにせず、瞑想を続けました。
「ケンのパワーはどこから来るのか?」今日駆け付けた、ちょっと太った弟子が訊きました。
「パワー?そんなものは私にはない。宇宙からだよ(冗談半分に)」
そこに導師が割って入り、「あんたたち、何年やっているんだい。修練服だってピチピチでボタンが飛びそうじゃないか。この人を見習いなさい。」
「ははーーーー!!」(実際この人は太ってしまい、修練服のボタンが締まりません。)
話を聞いていた女子大生は目をハートにして「ケンちゃん、素敵〜〜」と叫びます。
もちろん多少(だいぶ)誇張してはありますが、20分と二時間の話は本当です。20分では、光は見えないのです。
導師が私の光の話をしたら、「すげ〜〜え」とみんな感心していました。(ところでケンはパソコンをしていないよねと女子大生に言われましたが、笑ってごまかしました。)
夜は仙人風呂に入り、いよいよ時空の旅が始まるといいます。
仙人風呂(1999/05/29)

(残念ながら混浴ではありません、入ったのは私のみです。)
薬草の葉を煮込んだものを、風呂いっぱいに入れました。もちろん色は緑色です。
薬草は導師の家の庭で鉢植えで育てられていたので、種類さえ分かれば追体験は可能でしょう。チャンスがあれば聞き出したいです。
導師はこの風呂に20分は浸かれと言いました。私はいつもカラスの行水だから20分はきついと思いましたが、この風呂はとても気持ちが良くて、20分でも短いくらいです。
ジワーっと薬草が効いてきます。この中に入れば、ひょっとすると全ての病気が治るかも知れません。それほど効く〜〜という感じなのです。頭の上から何度もお湯をかぶれと言われたので、そうしました。
出てからも汗がどんどん流れました。浸透膜の原理で、体内の不純物が出るのかも知れません。
その後、導師の部屋で再び修練の瞑想が行われたましが、その時ばかりは汗が引かずに大変でした。
今夜からいよいよ六次元の旅の幕が切って落とされるらしいですが、どうなることやら・・。
食がポイント(1999/05/29)

ああ、だめだ。光も見えなくなった・・。焦らない、焦らない・・。
仙人風呂に入ってからの瞑想では、何も見えなくなりました。
ところで仙人修行は、「食」には本当にうるさいです。瞑想修行よりもうるさいです。
だってさっきの瞑想タイムでは、他の弟子達は座禅を諦め、始めから足を伸ばして壁に寄りかかっていました。そのうち、最も太った弟子からはグーグーといういびきまで聞こえてきました。中国語の寝言まで言い出す始末です。六次元どころじゃありません。
しかしそんな光景を目にしても、導師は微笑むばかりです。でもでも、食を間違えたらアカンのです。
私はさっき、スープとリンゴの夕食の後、落花生に手を伸ばしました。すると「それ食べてはイカン」と怒られました。昼間はいいが、夜はだめだと言います。
おまけに昼間、落花生を食べた後にトウモロコシの茹でたのをもう一本食べようとしたら、それも怒られました。メインディッシュ(トウモロコシはメインなのだ)を食べたあとは果物しか食べてはいけないらしいです。
とにかく「食」が最重要ポイントらしいです。穀物は一切とっていません。

さて、明日は時空の旅のメインの日なのだそうです。フォーカス35とは全く別の世界が展開されると言っています。ワクワクしますが、私もどうして良いか分りません。本当に行けるのでしょうか?
しかし今朝、光の閃光が見えた時、一つのヒントが降りてきました。それは「個を無くせ」というメッセージです。
(食にはうるさくても、PCにはそれほどでもないらしいです・・私のPCをまだ放置していますから。)
シンプル(1999/05/30)

道教に接して私が感じたことは、「シンプル」だという点です。
道教には創造主がいません。老子は神という言葉を一度も使っていません。老子は愛という言葉を一度も使っていません。「神の愛」などもっての他なのです。
神に近い存在は自然なのです。自然との一体化が道教の目指すところのような気がしてなりませんが、まだよく分かりません。シンプルだという気もしますが・・・。
6時半に朝の気功体操をしたのは私だけです。あの弟子達はグーグー寝ています。「食」以外は相当怠惰な生活です。これもシンプルと言うのでしょうか?

さて、午前中の修練は今までの修練を越えました。全員が座禅スタイルではなく、横になって寝たのです。
私は最初たくさんの雑念に襲われましたが、しばらくすると連続した光のフラッシュが現れ、私の雑念を吹き飛ばしました。そしてそれは30分も続いたでしょうか。
すると今度は光のトンネルが現れました。しかしまだそこには入っていけませんでした。
しばらく静寂が続きました。すると「天人合一」の文字が一つ一つ現れました。そして消え、ずっと静寂が続きました。
「オーケー」という導師の声が聞こえたのはその時でした。隣の太った弟子はずっといびきをかいて寝ていました。しかしそのいびきが私をリラックスさせたので、私はお礼を言いました。
私はこれまでにはない良い状態(笑顔と幸福感)をもって目覚めました。
それが終わると再び仙人風呂に入りました。そのとき浮かんだのは次の言葉です。
「天は天の上に人を作らず、天の下に人を作らず」
今夜のイベント(1999/05/30)

今夜の時空旅行に備えて特別室を用意し、時空の鏡を天井に付け、私のみを囲うようにカーテンで仕切りました。こんなにまでしてくれて、どこにも行けなかったら、どうする・・。
いよいよです。「叩くなかれ、さもなくば扉は開いたままだ」(老子)
真理の扉を叩いてはなりません。だって叩こうとすれば扉は閉じてしまうから・・。
あと二時間でいよいよ最終コースが始まります。日本時間の22時からです。自分にリラックスと言い聞かせても、ドキドキしてくる私です。
ところで弟子達に聞いたら、今回のように短期コースであっても、ここまで24時間の間導師が面倒を見て、徹底的に食事制限をし、風呂にも入って、コースを受けた人はいないといいます。
弟子達も普段はビジネスマンだから、まとまった時間が取れないそうなのです。しかし、彼らもこれから私と一緒に時空の旅に出ます。

***

六次元とやらの旅は、成功しました。これは私の人生を変えると思います。
しかしその後のパーティーが凄かったです。修練中には食べることの出来ないものばかりが出ました。チキンの丸焼き、豚の姿煮(さすがに一部)、ヌードル、お粥、ワイン・・。
導師と弟子達と今まで飲んでいました。みんな大喜びです。
しかし本番中にいびきをかいた奴がいたのです。それが誰かということになり「俺じゃない」という奴ばかりで、最後には私のところにまで回ってきました。
3時間半の旅でしたが、寝ている暇なんかなかったよ、私は・・。おまけに私のみが壇上なのです。いびきをかけるか!!
それに六次元の鏡とやらに本物の六次元の立方体の図が書いてあり、私はそれを見ただけでまいってしまったのです。負けたと思ったよ、中国に・・正確な六次元の図を見たのは初めてだったから・・・。
しかし弟子達もいい奴でした。明日はみんな香港に帰るんですって・・。
正確な報告はそのうちやります。
六次元からの帰還後(1999/05/31)

今朝は二日酔いです。道教修行でなぜ二日酔いなのか・・。弟子とワインの一気飲みをやったからです。
今朝、ゆうべのメインイベントでグーグー寝てた奴が分かりました。やっぱり小太りでした。しかし「誰でもない」人達として集まっていたので素性が分かりませんでしたが、今朝聞いたらケンブリッジの教授も兼務しているらしいです。
彼の「ケンはなぜ不思議研究所をやっているのか」という質問に対して、「私が誰かを知りたいから」と答えたら、すごくウケました。
しばらく「Who are you?」が会話の中ではやりました。「それは我々と同じだ」と教授が言いました。
たぶん彼らは趣味なのです。でなければ、ボランティアで二泊三日も付き合いません。趣味という観点では私も同じだし、ここのHPに来る人も同じです。
・・Who are you?・・・
ところで六次元の図とは、次のようなものです。
画用紙に正方形を書き、それに奥行きを持たせるような線を書くと立方体が書けます。それに奥行きを付けると四次元立方体が画用紙(二次元)の上に書けます。それにさらに奥行きを二回付けると、六次元の立方体が書けます。
その図が書いてあったのです。線だらけになりますが、実に綺麗な幾何学模様になるのです。その図を導師が直感で書いたというのですから、数学の天才かも知れないと思いました。
導師との質疑応答は可能だそうです。次の訪中で実現したいです。
ところで六次元に行ったとは言え、そこが本当に六次元だなどという保証は何もありません。暗示にかけられただけかも知れないのです。
相変わらずアバウトだし、相変わらずスケベだし、相変わらずイタズラ好きだし、相変わらずバカでかい声で笑うし・・。
何が変わったのか・・。何も変わっちゃいません。品性は堕ちたくらいです。
帰還後は、より普通の人になったみたいです。
人間は素晴らしい(1999/06/02)

人間というのは、本当に素晴らしい存在です。もともとエゴはなかったというのはそのためです。怒りも無視してはいけないというのはそのためです。
しかし、言葉として表現する難しさを痛感します。体験をまとめるのはいつになるでしょうか。
私のモンロー研究所の体験でも『神との対話』の本でもそうですが、私の「個」という部分が独立されているわけです。独立した存在として自分自身や神と対話しているわけです。
しかし私はこれを何とか乗り越えたいと思っていました。それが仙人の時空の旅で出来たと思います。
私は天人合一を体験しました。そこには対話はありませんでした。エゴは個として存在するときに初めて発生するものです。

実は導師から「言ってはなりません」と言われているのです。六次元へ到達する方法をです。言って誰かが真似したとすると、間違った次元へ行く可能性があるというのです。
仙人修行は直接伝授しかないのです。ですから私は、途中経過のメソッドを書くことが出来ません。
しかし私は日本で、聴衆は目をつむって瞑想していて、私が語りを入れるだけで、六次元セミナーが出来ないものかと考えているところです。もちろん道教のやり方ではなく、私流のやり方で。
人は、やはり幸せになった方がいいから・・。苦しむのはおしまいにしたい。
孫さんの研究室(1999/06/03)

孫さんの研究室に行って来ました。
大きく改善されていた点は、蘇生発芽シーンが、まともにビデオ撮り・・それもピーナッツのみが大きく撮影できるような設備が作られた点です。
私は、ピーナッツから芽が出る瞬間を、コマ送りで観察することが出来ました。
瞬間に出ると思っていたら、違いました。やはり徐々に出たのです。
今後、私が依頼する実験も、このような分析が可能になりそうです。
やったーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
さて、孫さんの机にはパソコンが置かれ、不思議研HPのアドレスも入っていました。
日本語を勉強したいと言っている孫さん、そのうち、ここのチャットに出現するかも知れません。彼女の端末から私宛にEメールを打ったら、ちゃんと届きました。
孫さんとは、17時からまた会います。風水のことを聞こうかと思っています。
孫さんとの世間話と風水(1999/06/04)

以下の話は私の自慢話に聞こえる可能性はありますが、孫さんの一つの面でありますので、伝えたいと思います。
昨日の午前中は孫さんから「森田さんに話がある」と呼び出されたのです。通訳を抜きでと言われました(教授が英語を喋れます)。通訳が入ると、その人の主観で全部を私に伝えない可能性があるとの理由からでした。
私は孫さんに会って、ちょうど一年になります。会った回数は50回を越えるでしょう。
今日もダメ、今日もダメ・・と超能力の実演を延ばされた日々もありました。
しかし、孫さんとはいわゆる世間話のような話をしたことがほとんどなかったのです。
昨日は世間話でした。そこで話された一番大きな事は、彼女は付き合う人を非常に制限しているということです。
孫さんとの質疑応答などを読むと、彼女は誰とでも付き合うというイメージがあります。実際、私もそう思っていました。
しかし彼女は「日本人で付き合うのは今後も森田さんだけだ」と言いました。森田さんだけ・・というのは誤解があります。私が関係している日本人のみということです。
同じように孫さんは中国人も制限しています。彼女と付き合うことが出来るのは1000人に一人という感じです。

一つの理由は彼女の仕事です。彼女は大学の研究員であって、自分の使命は超能力を科学に役立てることだと思っています。ですから基本的にその視点のない人たちとは付き合いたくない様子です。
私のHPから情報を得て、単独で孫さんに会いに行った日本人も何人かいるようです。しかし孫さんは彼らとは会うには会っても、何もしていません。
「森田さんには徳があるから」と言われました。
今回のツアーでも、アンケートという形で参加者の感想を取り、概略的にですがそれを孫さんに知らせました。先日の質疑応答でも、回答を入れた翌日以降に入った感想を伝えました。リアクションを知ることは彼女にとっての「科学」なのです。
お互いに与え合うのはこういうことでも可能だと思います。ですからここのHPの存在は大きいのです。
徳に関して思えるもう一つは、私が孫さんと同じ位置にいることだと思っています。凄い超能力者として崇めたりはしません。へりくだってしまうと距離を作ってしまうと思います。
だから孫さんがたとえ好意ではあっても、超能力を使って私に介入することは、好きではないのです。
しかし孫さんの言った徳という意味は別かも知れません・・。
彼女は私を通じて会う日本人達を、非常に気に入っています。たった何十秒の出会いでも、彼女はその人のことが分かる様子です。
孫さんは一度天目に入れた人は、全て記憶しています。これはびっくりです。
昨夜は風水を依頼してきた件の処理をしましたが、以前遠隔治療などで天目に入れた人は、写真の顔が違っていても全部分かるのです。東京や京都の伝授会で会った人もです。
あの時はたった30秒でした。それでも覚えています。私などはあの時、握手を要求された何人かの顔さえ覚えていません。孫さんは本当に天目に入れているんだと、妙に関心しました。

ところで風水ですが、次の点を指摘されている場合が多かったです。
●ベッドの頭の位置
1.ドアの延長上が最も悪い
2.窓も悪い
壁であるのが一番良いのです。理由はドアや窓は、寝ている間に外から邪気が侵入する可能性があるからです。
●経営者の座る椅子
窓を背にしてはいけない。
理由は、せっかく集めた財運を、自分の後ろに蓄積できず、外に逃がしてしまうらしいのです。また、マスターがついている場合、後ろが窓だとマスターの援助がしにくいらしいのです。
●そこにいる人間が陽気ならば風水の影響を受けにくくなる
「私の椅子は窓を背にしています」と言ったら「まあ大変だ。それは変えた方がいいわよ」と言われました。
「20年も窓を背にして座っていて、会社が潰れかけたことなど一度もありません。私は窓側に座り続けます」と答えたら、「・・・・・・」という複雑な笑みが返ってきました。
今回の訪中で思ったこと(帰国前夜)(1999/06/04)

孫さん

孫さんは自分自身を確立している人です。普通の人には迷いというものがありますが、彼女にはありません。自分の思った事は、相手がどうであれ実行します。
「私は人に対してゴマをすったりはしない」と言いました。彼女との議論に勝ち負けはありません。差を取る(さとる)だけです。後くされもありません。
努力を怠る人を彼女は良しとしません。天性の超能力者がそのままの能力を保っていることを良しとしません。修練すれば上がるはずだと言います。
さて今回、孫さんの研究室に新しい設備が出来ました。蘇生の瞬間を撮影する設備です。
これは教授が手作りで作りました。それでも電子機器がたくさん組み込まれています。私たち日本側から送られたCDの売上金の一部で作られたのです。
「これからだ、これからだ・・」と教授は力強く呟いていました。
私が見たいのは逆蘇生の瞬間です。もしも許可が下りれば(CDの売り上げで貢献しているので下りると思います)、このHPで「瞬間」を動画で公開することも出来ると思います。
エビの生き返りの瞬間なんて発表できたら最高です。命がカムバックする瞬間です。私は既にピーナッツのそれを見ました。感動しますよ、本当に・・。

導師

仙人修行は予想以上のイベントでした。弟子達が全員香港在住なので、英語が出来るので助かりました。やはりさすがシンセンです。北京ではこうはいきません。
仏陀は凄い、キリストも凄い、卓越しすぎています。あまりに光り輝いています。
しかし道教の元祖といわれる老子は違います。彼は老いぼれと呼ばれていました。
仏陀やキリストが隣を通り過ぎれば誰でもが気付くでしょう。そのオーラの大きさに・・。
しかし老子が通っても誰も気が付きません。道教とはそういう存在でした。仏陀が蓮の花なら老子は道ばたの雑草です。究極の普通の老いぼれでした。
しかし道教が導いてくれた世界には、・・おそらく・・真理がありました。
最後に行われた三時間半の時空の旅は、私の迷いをほとんど消し飛ばしてしまいました。あとは言葉にするだけ・・しかしなかなか出来そうにありません。
再び書きましょう・・「私達にはもともとエゴはない。」
いいかげんで嘘つき・・それが道教の本質です。
私が存在するのは、私の欲や望みのせいなのです。そこに達せられるべき何の望みもなくなれば、この瞬間で充分であり、私はいなくなり、エゴは消え失せます。
人間というのは、らっきょうのようなものです。その本質は空なのです。剥き終わったとき、初めて時空全体と融合します。
時空全体の使命に融合したかったら、個人の目標など、持つべきではありません。
目標は未来を意味します。未来に生きるのは欲望の世界に入ることです。
そうなると現在を生きることが出来なくなります。そうなると時空全体もあなたの中に入れない・・・。

以前、孫さんの質問コーナーで自分の使命に関するものが多かったです。自分の使命など考えている限り、時空と融合できません、きっと・・。
らっきょうの皮を剥き終われば、その時初めて入ってきます、全体(神)の意志が・・。
文化大革命で道教は批判され、彼らは香港やシンセンに逃げ延びました。
導師にとって私は、日本人として初めての対象者でした。時空の旅に行けたことを涙を流して喜んだのではありませんでした。
それまで禁断だった鳥の丸焼きを囲み、浴びるほど酒を飲む宴会で祝ってくれました。導師は何度も私と「カンパイ」を繰り返しました。それが道教のやり方でした。
新しい仙人はマーケット(都会)にいるべきなのです。内なる天はどこにで存在するからです。
さあ、論理的に批判して下さい、穴だらけです。
しかし、時空の本質は瞬間にしか存在していません。私達が出来るのは「さとる」(差を取る)ことだけなのです・・・。そう、老子は老いぼれでした。孔子は賢者でした。
「求めるなかれ、さらば与えられん。叩くなかれ、さらば扉は常に開いたままだ・・ほらみてごらん」・・この言葉を孔子は理解できませんでした。キリストはその500年後に逆を言いました。
もちろん、これらの話は夢物語です。信じるものではありません。
書き込み期間:1999/05/25〜1999/06/04