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テーマ:「六爻占術2002.07」
書き込み期間:2002/07/04〜2002/07/20


●目次
 ○運命とチャンスに対する考え方
 ○過ぎたるは及ばざるがごとし
 ○六爻占術マル秘ノウハウ1
 ○トラさんからの話
 ○森田家の風水
 ○私の会社とりんごの部屋の風水
 ○六爻占術マル秘ノウハウ2
 ○運命を変える方法
 ○チャンス
 ○死の情報
 ○娘のオーストラリア短期留学
 ○コインのおっしゃるとおりに生きる我が家
 ○場
 ○空間が曲がっているということ
 ○私からの挑戦状・・『「不思議の友」8』
 ○「快」について
 ○月と地球の系


要旨:
トラさんは、六爻占術を知らない人、またはこれを活用しない人はチャンスの無い人だと言います。
六爻占術では吉凶が出ますが、財運の場合は利益がいくらかとは出ません。それは本人がどれだけの投資をするか次第で大きくも小さくも変わるのです。
六爻占術を活用すれば、吉を最大限に、凶を最小限にすることも可能なのです。
但し六爻占術が他の占いと違うのは、占い師任せではなく、あくまでも自ら判断し、行動を起こさなければならないということです。コインは情報を出しますが、それによって選択するのは本人なのです。
六爻占術の結果に従って、私の娘がオーストラリア短期留学を断念したことがありました。
誰が何度振っても致命的に悪い卦がでました。しかもトラさんに相談しても、留学に行った場合の事故を回避する術はないというのです。
留学に行った場合と行かなかった場合を両方同時に経験することは出来ないので、もし行けば具体的にどうなったかは分かりようがありませんが、ともかく占いの結果に従いました。
この件に限らず、私はコインを振るときにはその結果に無条件に従うというスタンスをとっています。そのためか、私はトラさんからも場を取るのが上手いと言われています。

場についての仮説を考えました。
アインシュタインは、空間が歪曲していて、そこに出来たルートが「場」だという仮説を立てています。この仮説が正しいとすれば、時間も同様に歪曲してルート(場)を作り、運命を形成しているとも考えられます。
この仮説は、六爻占術解明の大きなヒントになりそうです。
「場」にしても「快システム」にしても、個人の意志だけでそう簡単に変えられるものではありません。
「場」は原因です。運命も「私」という存在も、場が作り出している可能性があります。
これは私が「人は選択の余地が非常に狭く、自由意志さえも折り込まれている」と考えている根拠の一つです。
トラさんの言う「自分が変わっても運命は変わらない、運命が変わることで自分が変わる」ということも、こうした理屈かも知れません。

私は『不思議の友』という無料会報誌を発行していますが、8号からは、それまでとは一転して、全面的に六爻占術の内容になりました。そうすると、今までにないほどの反響がありました。中には「二度と送るな」というファックスもありました。
否定的な反応をする人は、低次欲求を否定している人なのだと思います。「お金で幸せを買うことはできない」と言う人もいます。
しかし、金銭をはじめとする「低次」と呼ばれる欲求を否定している限りは、スタートラインに立てないのではないでしょうか。
『「不思議の友」8』は、色々な意味で私の挑戦でした。だから肯定的にしろ否定的にしろ大きな反響があったことは、私にとって決して悪い事ではありません。
「人は快しか選択できない」ということは、ずっと以前から言ってきました。一見不快を選択しているように見えることでも、実はより大きな不快を避ける為の「快の選択」だったりするのです。
人は誰もが自分の快を選択していること、快しか選択できないが故にほとんど自由ではないこと、このことを見据えて認識しなければ始まらないと思います。


 
運命とチャンスに対する考え方

 トラさんは言いました。「運命が決まっていて、動かすことが出来なかったら、誰も占いません。」
 確かにそうです。このHPの議論でも、運命が決まっているということを受け入れない人がとても多くいました。
 さて、ニッセンの株の占いを考えてみましょう。
 トラさんは言いました。「森田さんのホームページの情報に触れることのない人は、チャンスが一番無い人です。次にチャンスの無い人は、ニッセンを買わなかった人です。」
 これは結果論であるかも知れません。
 ニッセンの結果を見てから自分でコインを振って投資を始めた人もいますから・・
 そういう人にとってはニッセンの情報もチャンスの一つだったのです。
 さて、財運が悪いと卦に出た人は、そのときにあまり投資をしないのが六爻占術に則ったやり方だそうです。
 逆に、財運が良いと出た人が少ない投資しかしないのは、チャンスを利用していないのです。
 財運が良くて、投資先も吉と出たとき、思い切った投資の出来ない人はチャンスを逃しているのです。
 私の今年の財運はとても良いです。ですからニッセンに全財産をかけてもOKだったのです。それはチャンスを充分に利用したのです。
 六爻占術でいくら良い結果が出ても、そのチャンスを利用しないと、現実化しないそうです。
 逆に、悪い結果もある意味で一つのチャンスであり、それを回避することでダメージを最小限に出来るのです。
 財運などは儲けの「絶対値」が出ているわけではありません。
 それを倍にするのも、半分にするのも、振った本人次第です。
 昨年の秋にニッセンの予想に触れて、私はそのチャンスを十分に生かせたのです。
 しかも5月31日の売りで、株価下落のダメージを受けることが無かったのです。
 ここに六爻占術の冥利があるのです。
 決まっているのは、大きな流れなのです。
 流れをほんの少し利用するだけで、私のような個人にとっては、ものすごいハイリターンで返るのです。

 
過ぎたるは及ばざるがごとし

 下は、以前ある人が入れたワールドカップの試合の判断です。

占い日   :2002/06/18 裏目(昇順) :2/0/2/1/3/3
占いごと  :ワールドサッカー・韓国対イタリア

占い日(暦) :丙午(火)月 丁巳(火)日 空亡−子丑
    相冲: 子   亥
    相合: 未   申

        仇神   父母戌土 ○ 応     父母戌土 青竜
        忌神   兄弟申金 ○       兄弟申金 玄武
             官鬼午火 '             白虎
        用神   妻財卯木 W 世          トウ蛇
             官鬼巳火 ×       父母辰土 勾陳
原神 子孫子水 仇神   父母未土 W            朱雀

乾宮 乾為天(けんいてん)天地否(てんちひ)    雷水解(らいすいかい)

世爻(妻財卯木)は発動している兄弟申金より剋されている
原神(子孫子水)は発動している父母戌土より剋されている
原神(子孫子水)は発動している兄弟申金より生じられている
原神(子孫子水)は空亡
原神(子孫子水)は月破にある
応爻(父母戌土)は月(火)より生じられている
応爻(父母戌土)は日(火)より生じられている
応爻(父母戌土)は発動している官鬼巳火より生じられている
六合卦があります(天地否)
爻の伏吟が出ています

よって、イタリアの勝ち
(2002/06/18)

 さて、上記の卦ですが、まさに「過ぎたるは・・」なのです。
 応爻は月日から生じられ、応爻に対する原神は官鬼で、それも発動しています。
 つまり応爻にとっては良すぎる卦です。
 これをそのまま判断すれば応爻(イタリア)の勝ちとなりますが、トラさんに言わせるとそうではないそうです。
 もしも応爻に対する忌神(世爻の妻財)が発動していれば吉となりますが、忌神が静爻で、ここでは影響を与えられる忌神が不在と言えるのです。
 だとすると、「過ぎたるは・・」で、世爻の勝ちとなります。
 官鬼は発動した兄弟と相合で、兄弟は世爻を剋することはできません。同様に官鬼は応爻を生じることができません。
 官鬼は審判と判断できます。
 発動した官鬼は内卦にあり、世爻側にあり、審判は世爻にとって有利に働きます。
 よって、韓国の勝ちなのです。

 忌神の存在というのは、大事なのです。
 六爻占術の判断の際、忌神を応期にするのもあるのではないかとトラさんは言っていました。良すぎる卦が本当に良い結果を出すためには忌神の力が必要だからです。
 反対者のいない存在は、凶なのです。マイナス要因のないことは、うまくいかないのです。
 また、弱い用神が突然強く生じられるとダメだそうです。
 絶食をした人に沢山食べさせるようなものなのだそうです。
 貧乏人に突然大金が転がり込み、人生が狂うのはそれが原因かも知れません。

 
六爻占術マル秘ノウハウ1

●六爻占術は応期を全て出せるか
 トラさんの見解:「応期に関しては、完璧に全部出すことは出来ないかも知れません。私が今まで体験した中では、興味ある例があります。それは私を含めて中国の六爻占術師は、暗算で卦を出して判断します。そのとき間違えたときがありました。しかしその間違えた応期が実際に起きた応期でした。あとで正しい卦を出して判断しもその応期は出ません。時空が私にわざわざ間違えさせたのかも知れません。コンピュータの卦ではこういうことは起こりませんが・・応期に関してはまだまだ研究中で、確率は上がりつつあります。」

●三合局
 三合局は、自分を生じることが出来ません。
 これは入社試験に受かるかという例題の時に出た話題です。
 世爻と応爻の両方が土で、三合局は火でした。
 するとトラさんは「三合局が応爻を生じて、採用されません」という判断をしました。
 私は言いました。「三合局は世爻も生じています」
 トラさんは答えました。「三合局は、自分を生じることが出来ません。」
 これはテキストには書いてありません。

●合
 「合」には未練の意味があります。
 恋愛占いでは、相合が多いとエッチという意味になります。
 エッチなことに未練があるからです(笑)。
 古文書より・・
 女人合多主淫・・ここで主とは、表すという意味です。女性は合が多いと淫乱を表す。
 男人合多主貴・・男性は合が多いと身分が高いことを表す。

●風水における空亡
 風水においては、空亡明けの概念は無いそうです。
 つまり空亡明けで、大きな病気になることは無いそうです。
 通常は時間系に存在する空亡がここでは空間系に存在するからではないでしょうか・・
 風水が悪い場合、リフォームによって解決出来るはずです。
 それは第二巻に出てくる判断の仕方でできると思います。
 ある人が風水師に風水改善を依頼して、そのとき言われた「寅の置物を置きなさい」が全ての凶の始まりだったのです。
 自分で占えるようになれば、リフォームの前に占うことができます。
 そして空間の空亡が明けます。

●空亡に関して・・
 空亡開けは「実空冲空」で、実と冲で明けますが、日が実になることはあり得ません。
 冲は振った日に出ることがあります。
 ワールドカップなどは一日の出来事なので、通常空亡明けはありませんが、日による相冲だけは注意が必要です。
 ところで私が今回中国に来る吉凶を占ったとき、原神が空亡でした。
 振ったのは一ヶ月も前のことです。ですからその間に空亡は明けているはずです。
 しかし旅行が開始されないと空亡のタイマーもスタートしないのです。
 そして一日のことなので、空亡は明けません。

●洩気
 ワールドカップで世爻と応爻が同じ五行だったとき、発動爻を「強い」と判断しているケースがありましたが、本卦が応爻を生じるケースだと洩気といって、弱くなります。
 発動すれば強くなるばかりではありません。

●恋愛における発動
 世爻や応爻は発動しない方が、一般的には吉だそうです。
 世爻や応爻の発動は、「移り気」を意味するからです。
 風水も一般的には発動しない方が良いそうです。

●間爻
 世爻と応爻の間の爻を、間爻と言います。
 恋愛占いでは、間爻の発動は、友達の紹介とか、仲人を意味します

●「馬旺遊魂逃学児」(古文書から)
 私が山西省にくるときの卦に「駅馬」というのが出ました。
 もしも子供を占ったときに駅馬が出て、それが月日から生を受けていたとしたとき、古文書には「馬旺遊魂逃学児」と書いてあるそうです。
 つまりフラフラと学校をさぼって遊びに出てしまうという意味です。
 恋愛占いをしたとき、相手にこれが出ると、相手はフラフラと遊びに出るそうです(笑)。
 いつか必要になるかも知れませんから、頭の隅にでも入れて置きましょう。

●三伝(さんでん)と太蔵(たいざい)
 吉凶を決定する大きな要因は天体の動きです。年、月、日のことを三伝というそうです。
 年運を占ったとき、地支(十二支)にその年が来たときは太蔵といって、要注意なのです。
 しかし太蔵で空亡が明けることはありませんし、年からエネルギーをもらうこともありません。
 吉凶に関係するのは、あくまで月日です。

●「太過者損之斯成」(古文書より)
 これは「強すぎる者は弱くなるときうまくいく」という意味です。
 用神も原神も強すぎる卦の場合は、忌神が発動してくれれば吉なのです。
 過ぎたるは及ばざるがごとし・・です。

●実破合破
 これは冲が解ける時の条件です。
 冲された十二支が巡ってくる時か、もしくは相合が巡ってくるときです。

●寿命を占えるか・・
 トラさんは自分の判断と、その結果のデータベースが財産です。
 古文書をそのまま鵜呑みにはしません。
 寿命を占うのはできるというのがトラさんの答えです。
 十干と十二支は60通りあり、60年間を見ることができます。
 でもトラさんが関わった占いの中で、寿命そのものを占った例は少なくて、しかも結果(死亡)の連絡があったのは本当に少数だそうです。
 ですので、まだ検証中ということです。
 でも、この話を聞いて感動しませんか?私はしました。
 ガリレオやケプラーで言えば、まだデータを集めて「地球の方が動いているらしい」という仮説を作っている最中なのです。
 しかし、私たちは結果のみを欲しがります。

 トラさんから教わったことは全て公開します。いえ、公開してしている最中です。
 今書き込んでいる内容は、チンプンカンプンかも知れません。
 だって第二巻のテキストについての内容が多いからです。
 読む側がチンプンカンプンなら出さないという手もあります。
 私だけが「秘法化」できます。しかしそれは私には合いません。
 チンプンカンプンでも、いつか使うかも知れません。ですから、私は全て公開します。

 
トラさんからの話

 「全てに適合する新しいルールがあるはずです。」トラさんが言った言葉です。
 応期が合わないものが出てきたときにです。
 「ルールが先にあるのではなくて、事例が先にあります。全て包含するルールを探さないといけません」とも言いました。
 特に応期に関しては合わないものが出てくるのです。「合わない」とは言え、生剋関係は合っています。
 用神を生じる時期にそれは起こったのですが、それでも応期の一般ルールからは外れるのです。
 これは科学方程式を探すのと同じです。だから風水に関するリアクションは、トラさんは全て持って帰ります。違ったのはどこか、それはなぜか・・
 恩義の代わりに、データが蓄積されます。

 運命に関して、トラさんと話しました。
 自分が変わることによって運命はほとんど変わらないそうです。
 むしろ運命が変わることによって自分が変わるそうです。
 財運が良いときに儲けても、それはしっぺ返しとなって返ってこないそうです。
 財運が悪いときに大金が転がり込んでくると、しっぺ返しがくる可能性があるそうです。
 妻財の強さは、これからの財運の趨勢(すうせい)だけでなく、妻財そのものの受け皿の大きさをも表しているとのことです。
 通常、コインで妻財が吉と出たときは、男性にとっては財運と女性運が両方良くなるそうです。
 しかし妻財が悪いときに大金が転がり込んできたら、女性運は悪くなるそうです。
 トラさんの知り合いでこれが起こり、奥さんが病気になってしまいました。
 しかし財を少し処分したら、奥さんの病気は治ったそうです。
 でも、トラさんは言いました。
 「努力して儲ければ、それはしっぺ返しの対象にはなりません。」
 努力は、コインの卦を読んで、投資したりすることも含まれます。ご安心・・を。

 
森田家の風水

 風水は変わるというのがこの例です。
 まず私は2002.3.30に振りました。そのときの卦の判断です。

<トラさんの判断>
 五爻が二爻を剋して吉です。二爻が強くて父母も強くて、建物は大きいです。
 妻財が世爻にあって財運は良いです。
 五爻が月破で家の近くの道路で工事が多いです。
 世爻は水の墓で下水道関係の害が多く、とう蛇が臨んで下水管が曲がっています。
<森田のコメント>
 道路工事が頻繁にあります。それは家の前のマンホールがNTTの回線ターミナルだからです。
 土地を買って新築したとき、その大規模な工事のために妻と子供は一ヶ月も実家に避難したほどです。
 下水道の件にはびっくりしました。家はそのために大変な目に遭ったからです。
 下水管が曲がっていて、汚水が飛び出してきたのです。
 株で儲けた一部が下水管に消えました(笑)。

 さて次は中国に来て2002.7.6に振りました。

<トラさんの判断>
 妻財が二つになり財運がさらに上がっています。
 世爻に子孫が来て、安全運も上がっています。
 父母に青竜が臨み、良い家になったことを表しています。
<森田のコメント>
 以上のように下水道工事をしたことにより、我が家は改善されました。


 次はリフォームの計画があるので、それを思って振りました。

<トラさんの判断>
 兄弟が発動して進神で、勾陳が臨み、リフォームの情報が出ています。
 兄弟が発動しているのでお金がかかります。
 でも妻財が世爻を生じて、財運はもっと良くなります。
 世爻が子孫なので、悩みが少なくなります。

 というわけで、リフォームも吉です。
 でも我が家では、家そのものの立て替え案もありました。
 それを振ると六冲卦で応爻が世爻を剋して、二爻に官鬼が暗動して病気の情報が出て、二爻が五爻を剋して住みにくい情報が出ていたので、トラさんに相談無く、三月の時点で立て替えはやめました。
 今回トラさんに見せると、「立て替えをすると、せっかく良い風水が、全部無くなるところでした。森田さんの判断は正しかったです」と言われました。
 このように風水はまるで生き物の様に変わるのだそうです。
 ちなみに「風水」の風はエネルギーの意味で、そのエネルギーを水で止めるという意味だそうです。
 ですが六爻占術では、風水の要素は水だけでなく、多岐に渡っているそうです。
 その中で関係あるところだけを抜き出してくれるのがコインなのです。
 自分を変えても運命は変わらない・・
 運命を変えると自分も変わる・・
 運命を変える手っ取り早いやり方は、風水を変えることです。
 我が家のリフォームは、部屋を一つ増やすという大規模なものです。
 ところで風水にも応期というものがあります。立て替えの時期とか、リフォームの時期です。

 風水では月日の生剋をあまり見ません。その代わりに爻の間の関係を見ます。
 それは、風水は地上のエネルギーの関係だからだと思いました。
 家からエネルギーを得ようとしているとき、月日は取り合えず、重要視されないのです。
 もちろん、現在の状態を見るには月日の生剋を判断しますが・・
 風水判断では、××の地というのが大活躍をします。六神も活躍します。
 エネルギーを見るのではなく、情報を見ると言っても過言ではありません。
 私は墓の地だけは完璧に覚えたのですが、他の××の地を覚えていないのでトラさんの解釈に付いて行くのが精一杯です。
 しかし風水判断は面白いです。病み付きになりそうです。

 
私の会社とりんごの部屋の風水

私の会社

<トラさんの判断>
 妻財が強くて財運が良い。
 父母が弱くて世爻に来て、空亡で、森田さんは全然苦労していない。
 力を入れないで儲かる。
 朱雀が臨み、喋るだけでお金が入る。
 風水はとても良い。
<森田のコメント>
 苦労していない、喋るだけで儲かる・・う〜ん、そこまで言うかな・・(笑)
 どうもトラさんは、私が遊んでいると思っている(本当だけど・・)

りんごの部屋

<トラさんの判断>
 金運は良い。世爻に青竜が臨み、綺麗な部屋。
 「青竜入離宮会写字」という言葉があり、離宮にあり青竜か朱雀が臨めば、文章を書くのに適している。
 世爻が妻財に変わり、ここで森田さんは女性に変身する。
<森田のコメント>
 女性に変身するための部屋で、なおかつ文章を書くための部屋なら、言うことはありません。


 
六爻占術マル秘ノウハウ2

●代償でもOK・・
 怪我をして流血するという卦が出たとき、献血をするとそれで事故は起こらないそうです。これは事故を回避する一つの方法です。
 これはいけにえに似ていないでしょうか?時空はその時、血を欲しがっている・・

●三合局
 三合局は自分を生じられないと書きましたが、正確なところをトラさんに聞きました。
 三合局の真ん中に来るものと用神が同一だった場合、用神は三合局からエネルギーを受けることができます。
 用神が三合局の両サイドにくるものだった場合、三合局の五行が用神を生じる関係であったとしても、用神を生じることはできません。
 つまり三合局とは、グループ化されることを意味して、その両サイドになることは、手下とか部下の意味になってしまうのです。主役にはなれません。
 基本的には、三合局はグループに入っていない別の爻を生じるためにあるのです。
 この問題がなぜ出てきたかと言うと、社員募集の試験に行って受かるかというケースでした。世爻と応爻は同性でした。三合局が発生してそれは世爻も応爻も生じる関係にありました。世爻が発動していたので私は受かると判断しました。しかし結果は落ちました。
 なぜかというと、世爻が発動して三合局のサイドに入ってしまったからです。だから応爻を生じる役目しか出来なくなったのです。
 この三合局は受験者グループとみなせます。せっかく発動して力を増したと思ったのに、それは他の受験生(応爻)にエネルギーを与える役目になったのです。

●用神が弱い場合の伏神や空亡について
 株の占いなどで、飛神が冲されると伏神は出てこれるので株は上がると判断する人が多いですが、伏神が弱い場合は逆です。弱さが表に出てしまうので下がるのです。用神が弱くて空亡のときも同じです。空亡が解かれると弱さが本格的に表に出ると解釈されて、下がります。
 これは株に限ったことではありません。

●病気と官鬼
 官鬼は普通、病気を意味します。
 官鬼が世爻にあった場合、すでに病気になっていれば強いほうが吉です。
 病気で無いときは、逆です。

●捜し物
 捜し物の時、それが財産価値のあるものならば妻財も見ないといけません。たとえばバイクの紛失は父母が用神となりますが、財産価値があるので同時に妻財も見ます。妻財が強ければバイクは返ってくると判断されます。
 どこでも売っているような本を紛失したときは妻財は見ません。財産価値が無いからです。

●事故の情報の読み方
 五爻に父母か官鬼が来て発動して白虎が臨んだら、要注意です。
 忌神が世爻で発動しても要注意です。
 世爻が五爻にあって剋されていても要注意です。

 
運命を変える方法

 運命は変えられるのでしょうか・・
 トラさんは言いました。「変えられなければ、誰も占いません。」
 確かにそうです。だから変えられるという前提で話を進めてみましょう。
 自分が変わることによって運命は変わらない・・
 しかし運命が変わることによって自分が変わる・・
 すると運命を変えることができるのは「情報」かも知れません。
 未来の情報を先取りする情報で、運命は変わるのです。
 ですが、トラさんは変えられない運命もあると言いました。
 それはちょうど大きな川の流れのようです。上流から下流に流れていく「流れ」を変えることはできません。
 しかし川幅は広いのです。真っ直ぐに下ろうがジグザグに下ろうが、それは運命に逆らうことではありません。
 障害物があればよけて、財宝があればゲットして、美女がいればそっちに行って(笑)、そうやって楽しく下ることができます。
 私はこれすらも折り込み済みではないかと思っているのですが、あくまで仮説であり、今のところ証明不可能です。ですので、運命は変えられるという前提で進んでみます。
 運命を変える一つの方法は、風水を変えることです。しかしそれは正確に読めるようになってからの話です。
 中国紀行では、風水を読む練習をしました。超大吉の卦が凶だったり、財運が悪いと思っていたら良かったりと、逆転が起こりました。
 超大吉の場合には、運を落とす風水に変えることにより本当の大吉をゲットできるというのにも驚きました。この判断を間違えて逆にやれば大変なことになります。
 トラさんは今までの占った卦と結果を蓄積しています。それが財産です。
 私もここでそれを始めたいと思います。私のだけでなく、みなさんの卦も使ってです。
 こんな卦が出たときには、こんな結果になるんだ・・という事例集ができると思うのです。
 時空よ、そろそろあなたの素顔が拝見できるかも知れません(笑)。

 
チャンス

 トラさんは言いました。「最もチャンスに巡り会っていない人は、六爻占術に巡り会っていない人です。」
 逆に言えば「六爻占術に巡り会った人は、チャンスに巡り会った人です」となります。
 「金運があるのに投資をしない人は、みすみすチャンスを逃している人です。災難があるのに避けない人も、チャンスを逃している人です。」とも言いました。
 金運が良くないのに大金が転がり込めば、しっぺ返しがあると書きました。
 しかし六爻占術は、一つのチャンスなのです。六爻占術を使って災難を避け、運を掴むことは、チャンスを使っていることです。しっぺ返しは非常に少ないはずです。
 チャンスは、場所と時間の両方を満たす必要があるようです。
 しかしその時間にその場所に行っても、行動を起こさないとチャンスはゲットできない・・
 六爻占術というのは、あくまでその情報を提供しているだけではないでしょうか・・
 占いと言えば、占い師のところに行くのが常でした。当たる当たらないは、占い師のせいにできました。
 しかし六爻占術は、自分でしなければなりません。
 コインを投げ、判断し、最後は行動に移す・・その一つが欠けてもチャンスは来ません。
 ちなみに、宝くじが当たるには、かなり良い卦でないとダメです。私は20日間ほどコインを振り続けていますが、まだ一度もOKの結果は出ません。
 不思議なことに、宝くじではNOと出ても、株を買うのはOKと出たりします。
 対象によっても、財運は違うみたいです。

 
死の情報

 六爻占術第一巻テキストには最初、結果的には死んでしまったケースが20個以上も入っていました。
 これでは日本に普及しないと思い、その数を半分以下に減らしてもらいました。
 しかし本当に時空の仕組みを考えるなら、これではいけません。
 読めば、トラさんは良くない判断をそのまま相手に伝えて、「行くのはやめた方がよい」というアドバイスをしています。にも関わらず行って、死んでしまいます。
 一方、死んだケースなど忘れたいという意識が私たちにはあります。どこか不吉だからです。
 しかもトラさんとて、全くの他人を占ったわけではないでしょう。何がしかの繋がりでトラさんにたどり着いた人たちが占いに来たのです。
 その人達は何のために占いに来たのでしょうか・・
 それは死の情報を生きている人たちに伝えるためかも知れません。
 トラさんが「行くのはやめた方がよい」と言って、やめて命拾いをする人は、もちろん多いです。こういう人にとって六爻占術は、命の恩人です。
 二人が行く予定で占い、一人は行くのをやめて、一人は行って死んでしまいました。
 命拾いをした人たちがその後、大きなしっぺ返しをくらったという話は聞きません。
 生き延びる人と死んでしまう人のどちらが運命的だったのかも、分かりません。
 コインが出したのは、選択肢でした。行ったら危険だよ・・という。
 選択をするのは本人です。

 
娘のオーストラリア短期留学

 来週から娘はオーストラリアに短期留学に行く予定でした。三週間です。
 私は自分の帰りの飛行機の吉凶を振ったついでに娘の留学の吉凶も振りました。特に交通関係をイメージしました。するとかなり悪い卦が出ました。
 なのですぐに家族にメールして、娘と妻にも振るように告げました。その卦も悪いのです。
 トラさんがいたので、私の判断を言いました。その通り、悪いと言いました。
 メールの回線は繋ぎっぱなしにしてありました(中国は繋ぎっぱなしでも安い)。
 娘は、もう一度振って、結果を送ってきました。それも悪いのです。事故の卦なのです。
 娘は泣いて、短期留学を断念しました。
 その後、私はトラさんの前で二回も振りました。それも全部悪いのです。
 留学をやめたという前提で振ると、もう吉に変わっていました。
 さっき帰ってきて、他の仲間をイメージして振ってもらいました。
 悪い卦ですが、致命的な部分は多少なくなっていました。
 短期留学は学校主催です。同学年の友達が40人も行きます。
 我が家でコインの結果がこれほど影響を持ったことは、今回が初めてです。
 致命的な卦が出たら、私は学校に言いに行こうかと迷っていました。たぶん先生をはじめ、誰も信用しないでしょう。
 娘は留学をやめる代わりに、アルバイトを経験したいと言いました。留学をやめたという卦には子孫が発動して妻財に変わり、アルバイトの情報も出ていました。
 他の人たちに、何もないことを祈ります。父母が発動して剋されていないから、大丈夫だとは思いますが・・
 娘の場合には、五爻に父母が発動して剋されていました。しかも子孫は父母の墓です。
 しかも三合局は忌神と仇神を生じて、用神は月日から剋されていました。しかも原神は空亡・・
 娘だけが一日先に行けば原神の空亡が明けるので吉なのですが、単独行動するよりは諦めた方がいいと言いました。

 私は家族の運を占うことは、めったにありません。娘も、占いで人生を決めたくないと言っていますし・・
 だから娘の運を占ったのは、ピアスの穴以来だと思います。
 今回は、ムラッと来たのです。何かが私を振らせました。
 しかし未来は二つを経験することはできません。あのまま行っても、大したことはないということも言えますが・・
 他の人たちの留学の卦は、五爻に発動した官鬼が退神となっているので、それに賭けます。それでも用神は隠れて、忌神と仇神が発動しています。
 何もなければ良いのですが・・
 娘の乗ったホストファミリーの車が事故を起こす・・こういう筋書きを考えました。
 もしもそうなら、娘のキャンセルはホストファミリーも救うことになるのですが・・
 しかし、正確なストーリーを出す力はまだ私にはありません。
 トラさんがいたので、「留学に行って事故を防ぐように、運命を変えられますか?」と訊いたら、「森田さん、もう一度振って下さい」と言われました。私が振ると、また同じ卦が出ました。
 トラさんは「これを変えるのは、無理です。留学を断念したほうが良いです」と言いました。
 用神が父母の墓に入り、玄武が臨み、水に転落するということも考えられます。
 用神(娘)が父母の墓にはいるというのは、車から出られないことを意味します。
 玄武は水です。
 テロの時に貿易センタービルで展示会を開くアメリカ人をトラさんは占った時がありました。その時は日が官鬼の五行と同じでした。これはテロの情報なのです。
 しかし今回、それはないので、テロではありません。聞けば、飛行機会社は日航です。
 大丈夫でしょう・・

 
コインのおっしゃるとおりに生きる我が家

 ニッセンで儲けたお金で家を建て直そうという話が持ち上がりました(笑)。
 私が占った結果、立て直すとかえって風水が落ちると判断。
 そこで部屋を一つ増築し、浴室を作り直し、色々とリフォームしようという計画に変わりました。その卦は吉でした。
 その卦を訪中した折りにトラさんに見せると、同じことを言いました。
 早速設計事務所と工務店に来てもらい、見積もりをして、9月に一部を着工することになりました。
 五月初旬にコインを振ると田中商事が上がると出ました。
 私は早速買いました。以前のニッセンと同じだけ仕込みました。
 妻も株を始めたのですが、何と、買ったのは同じ田中商事・・リスク分散にならないじゃん・・(笑)
 しかし・・プラスが伸びることばかりではありません。
 娘のオーストラリア短期留学では、凶と出ました。
 学校主催なので友達が40人も行きます。それを断念しました。
 あと一時間で成田から出発です。娘はつぶやいています。
 「あ〜、みんな今頃何しているかな・・成田のレストランで食べているかな・・」
 コインのおっしゃるとおりに生きる我が家・・主体性はどこに行ったのでしょう?(笑)
 株はいいのです。買わなくても買ったつもりになって、買った人生をシュミレートすることができます(利益は実現しない代わりに、リスクもありません)。
 しかし娘の留学は、行ったつもりになってシミュレートすることはできません。
 凶と出た出来事は、事故とも読めるし、病気とも読めます。しかも集団で起こるとは限りません。
 生徒達はそれぞれホストファミリーと呼ばれる現地の家に行きます。ホストファミリーの車で色々移動したりします。
 もしもその事故なら、娘にしか起こりません。だから、証明不可能なのかも知れません。
 「やはり行けば良かったかな・・」娘は内心、こう思っているかも知れません。
 こういう種類の占いは、株のように見てみることができないので「ほうら、やっぱり・・でしょ?」と言うことができません。

 私はコインを振るとき、出た結果を見てそれに従うかを決めたりはしません。
 コインを振るとき、その結果には無条件で従う私がいます。
 オーストラリア留学の吉凶については、トラさんは私に二回振らせました。
 「森田さんは場を取るのがうまいみたいだから・・」と言いました。
 日本で娘自身が振ったのよりも、私の振った結果を見ようとしました。それは二回とも同じでした。
 私が場を取れるのは、その結果には従うというスタンスがあるからかも知れません。それが私の差し出すリスクです。
 だから私は、実生活ではあまりコインを振りません。振っているのはほとんど財運関係です(笑)。
 財運関係は、ダメなら乗りません。良ければ乗ります。リスクを賭けて(笑)。
 娘がさっきつぶやきました。
 「今頃みんな、それぞれのホストファミリーの家で食事をしているのかなあ・・」
 コイン三枚を六回振っただけで夏休みの楽しいイベントをフイにしました。
 私自身のことなら諦めも簡単ですが、対象は私以外の人間(娘)でした。
 この留学には試験まであり、それをパスして、楽しみにしていました。AUの携帯まで買って、準備は万端でした。
 そして中国で三枚のコインが六回落ち・・私の「制止」に娘は泣いているというメールが入りました。
 そしてスッパリと諦めたつもりが、そうはいかない様子です。
 時空に乗るというのは、大変なことです。
 やはり、コインの影響を一番受けているのは、我が家かも知れません。
 その後、娘がファーストフードのアルバイトの面接に通り、大喜びです。
 しかしこれもコインには出ていたのです。

 

 場は、「持ってきているのではない」と思い始めました・・
 場は、流れません。川は流れます。
 運命を川の流れに例えるから、六爻占術の解明ができないのかも知れません。
 下の図は、電磁方程式(電波の方程式)を作ったマックスウエルが「電波の場」についての説明をするために作ったとされる図です。
 それまでは何かが「飛んでいる」と思われていましたが、この図により、飛んでいるものなどは何もなくて、場だけが存在するという仮説を作りました。
 バネに繋がれた玉は飛んでいきませんが、次々に振動して伝える役目を果たしています。



 六爻占術で捕まえてくる場も、これと同様かも知れません。いえ、それだけではなくて、時間の概念や、六爻占術が私たちに示す運命の考え方を解く鍵になるような気がします。
 このバネの模型には、始めと終わりがありません。初動はどこに入れてもOKです。
 玉とバネの質量が無限小になれば、伝わる早さは無限大になるような気がします。
 しかもここには「定常波」というものも乗ります。ある周波数に合わせるようなことです。
 定常波が乗れば、財運が高くなったり低くなったりするような現象を説明できそうです。
 もしもこれがアンテナだった場合、何か伝導物を近づけると振動が変わります。
 風水による運勢の変化も説明ができそうです。
 しかしこの「場」において、「今」という瞬間はどうやって表現されているのかが分かりません。横時間の移動の仕組みもわかりません。

 クーロンの法則というのがあります。プラスとマイナスが引き合う度合いを方程式にしたものです。
 しかし「なぜ引き合うのか」という理由がわかりません。
 それは「場」ができているからだというのが電波の方程式を作ったマクスウエルでした。
 同じような事は重力の問題でも起こりました。
 ニュートンは物体と物体が引き合う度合いの方程式を作りました。
 しかし「なぜ引き合うのか」がわかりません。
 例えば地球は太陽の周りを廻っていますが、なぜ廻っているかが分かりません。
 重力と遠心力がその理由だと答えるかも知れません。
 しかし何もない真空中を、どうして力が伝わるのでしょうか・・
 アインシュタインは仮説で答えました。それは空間が歪曲しているからだ・・と。
 太陽が存在するだけで空間は歪曲すると言うのです。その歪曲したラインに沿って地球は運行しているというのです。地球は太陽が作ったワダチの上を運行しているだけなのです。
 これが「場」です。場はルートです。運命がルートだとすれば、それも場でしょう。
 アインシュタインの出現までは、空間そのものを歪曲させることはありませんでした。
 例えばマクスウエルが言うところの電磁気の場は、この空間の中に存在するものでした。
 時間と空間は等価だとされます。方程式の中で入れ替えが可能なのです。
 もしも空間が歪曲してルート(場)を作っているとすれば、時間も歪曲してルート(場)を作っていないとも限りません。
 地球と火星のルートは違います。だから歪曲度が違うのです。
 六爻占術で出すところの運命は、歪曲されたルートかも知れません。

 過去の偉大な科学者は新しい方程式を「発見した」というよりも、「発想の転換をした」という方が当たっていると思います。
 見方を変えてみたら、こういう方程式ができた・・
 六爻占術を解明するにあたり、相当な発想の転換が必要だと思います。
 場の理論からすれば、この世の物質というのは結果なのです。原因は「場」です。
 物理解説書を読んで、私が人生に関して思ったことは、「一定方向に飛び続けている」ということです。世の中の物質の基本は、これです。
 この「一定方向」を崩すのは、占いとか予知で可能です。
 私の、自由意志も折り込まれているいう考え方は、ここから来ています。
 人は「快」しか選択できないことにも由来しています。
 しかも「快システム」に対して何を「快」とするかについて、自由意志の介入はできないというのが私の仮説です。
 つまり、人は選択の余地が非常に狭いのです。

 
空間が曲がっているということ

 「場」の書き込みでアップした図の解説として「地球はまっすぐに進もうとしているのに空間が曲がっているので、仕方がないから曲がってやる」というような、あたかも「ぐれてやる〜」的な発想が出てきました。
 他人のせいどころか、空間がぐれているから俺もぐれるというように、空間のぐれのせいにします。
 さて、地球の軌道も、空間がひん曲がっているから「私」も曲がる・・という発想ですが、「私」が曲がる軌道はその初期速度と初期方向が関係しています。
 「私」は決して人のせいだけではないのです。ここが理解しにくいポイントだと思いました。
 空間のねじ曲げには、自分のベクトル(速度と方向)が関係しているのです。そこに太陽の影響があって、「私」の飛び方が決まります。
 人工衛星が別の軌道を取れるのは、速度と方向が違うからです。でも自己噴射をしない限り、太陽との間で歪曲された空間のドツボにはまり、軌道は一定になります。
 この「空間が曲がっているということ」は、六爻占術を解明していくための大きなヒントになりそうな気がしています。
 私たち自身も速度や方向を持っているからです。さらにそれは財運や仕事運といったように、運の種類で変わりそうです。
 「私」はそのロケット艦隊の船長です。しかし悲しいことに前が見えない船長なのです。
 ロケットには燃料が積んであります。時々燃焼させて軌道修正をします。それは私たちの「気づきによる軌道修正」に似ています。
 軌道修正は、速度と方向に変化を与えます。
 「空間のねじ曲がり」が速度と方向をパラメータ(変数)としていたために、それが変わることで空間のねじ曲がり度も変わります。
 この「空間のねじ曲がり」をアインシュタインは「場」と呼んでいるのです。
 一度場ができると場のとりこになります。噴射を切ったロケットはその場の中を飛ぶしかありません。

 人は「快」しか選択できないと書きました。この「快のシステム」はそうそう変わるものではないでしょう。
 「快のシステム」がロケット噴射による軌道修正だとすれば、そんなには軌道修正はないのです。
 トラさんは言いました。「自分が変わっても運命は変わらない。むしろ運命が変わることで自分が変わる。」
 つまり「私」という存在も「場」が作り出している可能性があります。
 ロケットは均一な空間の中を、方程式に則って自由に運行していると思っていました。
 でもその軌道は空間がねじ曲がったのだという発想の転換がありました。
 360度開いた時間の中を自由に生きているというのは、前者の発想です。自分に責任を持てというのも前者です。
 俺のせいじゃない、空間がぐれたから、俺もぐれたんだというのは後者です。
 道教が言うワダチの考え方も後者です。
 変化に乗れと言ったのはチベットの高僧でしたが「変化を作り出せ」とは言いませんでした。
 しかしこれらは未来が見えないという前提です。もしも見えたら、どうするでしょうか・・
 財宝の山が見えたら、どうしますか?・・私は海賊なので取りに行きます。
 美女がいたらどうしますか?・・う〜ん、美女は恐い(笑)。
 それらをゲットしたり避けたりすることは、ねじ曲がった空間の乗り換えに似ているような気がします。ねじ曲がった歩く歩道を飛び移る感じです。
 私にはこの方がピンときます。自由に空間を飛んでいるというよりも・・

 
私からの挑戦状・・『「不思議の友」8』

 「「不思議の友」はもう送るな」というファックスの五十倍以上の注文ファックスで幕を開けた月曜日・・電話も鳴りっぱなしでした。
 違和感を感じたからもう送るなと言うファクスも何通か入っていました。同じ人が『「不思議の友」7』では感動したと言っていました。
 変化に乗るというのは並な事ではなさそうです。
 良いにつけ悪いにつけ、反応から言うと、今までの「不思議の友」の中では随一でした。
 否定派は、低次元を否定したような気がします。
 本当は金儲けがしたいのに・・
 本当は異性にもてたいのに・・
 本当は有名になりたいのに・・
 精神世界ではこういう欲求を良しとしません。良しとしないどころか、否定します。
 全ては始めから到達しようとしていた場所にいた・・と言ったのはチベット密教の教えでした。
 上に掲げた低次欲求を肯定したとき、やっとスタートラインに立てるのではないでしょうか・・
 不思議研究所を始めるとき、こういう筋書きが待っているとは夢にも思いませんでした。
 お金で幸せを買うことはできないと言います。
 なぜ、できないのでしょうか・・なぜ、できないと言うのでしょうか・・
 この言葉に縛られている限り、スタートラインには立てないと思います。
 買えるときもあり、買えないときもある・・それだけのことです。
 お金と幸せを結びつけること自体がおかしいのです。
 ルールは先にはなく、事例が先にある・・トラさんがよく言う言葉です。
 ルールは、先には無いのです。これは真の科学者の言葉だと思います。
 ルールを生き方とも言い換えられます。考えてみれば、常識も一つのルールです。
 たぶん世の中を変えようとする人たちは、ルールを変えようとしているのだと思います。
 でも、事例を一つ作れば(実践すれば)良いだけかも知れません。

 『「不思議の友」8』では、私の天目の画像を使いました。しかし表紙の説明は、本文中にたった一行です。私の挑戦だからです。
 不思議研の『不思議の友』制作者は、コインの振り方実例で、りんごちゃんのミニの足を切りました。しかし私が復活させました。私の挑戦だからです。
 六爻占術関係以外は、全てカットとなりました。私の挑戦だからです。
 「何故」の実験もしましたが、カットしました。私の挑戦だからです。
 だからこそ、「「不思議の友」はもう送らないでくれ」というファックスには、勝ったという気持ちすらあるのです。
 原神と忌神が同時発動した感じです。私はこういう状態が好きです。反対も賛成もあるような感じは、「動いている」という感じです。
 『「不思議の友」8』は、私からの挑戦状です。それは低次欲求からの直球という意味です。
 神坂さんからは、「「不思議の友」を受け取りました。運命はあるのかないのか、あるとして、それが変えることができたら、私は変えるか変えないか・・今、とても考えています」というファックスが来ていました。

 
「快」について

 人は「快」しか選べないというのは、実は、過去の『不思議の友』にも出ているはずです。「人は、好きなことしか選択しない」という言い回しでです。
 「快」しか選べないというのは、20年ほど前に気が付いたことです。それは自由の問題と大きく関係していました。
 自由が恐いから、本当の「快」が選択できないのです。
 環境から「選ばせられる」ほど「快」から離れていきますが、それでも自由と対面する怖さ(不快感)よりはマシなのです。
 一人の人が「快」を選ぶ仕組みは、ものごころついてしまうと、ほとんど変わらないというのが私の仮説です。それがいわゆる「自分」を形成してしまうのだと思います。
 「快とか不快とかを超越した」とかいうフレーズを使っている人がいましたが、それは運命に抵抗するような感じすらしました。
 自分を見つめてみれば、自由など、ほんのわずかなはずです。
 「人は好きなことしかできない」・・だとすれば、その結果が私であり、あなたです。

 
月と地球の系

 神坂さんから興味深い論文が届きました。彼は六爻占術に興味を持っています。
 以前、『不思議の友』に孫さんのことを記事にした時がありました。そのとき孫さんの右螺旋瞑想法に気づき、それがきっかけで銀河運動装置を作りました。
 今回は六爻占術です。さて、論文の大事な部分は以下です。



 みさなんは潮の満ち引きは月の引力だと思っていませんでしたか?
 だから月に引っ張られて海水が上昇する・・そう習いませんでしたか?
 神坂さんの論文では違います。地球と月は連星だと言っています。
 月は地球の周りを回っているのではなく、お互いに連星の重心の点を回り合っていると言っています。その遠心力で海水が外側に飛ばされるというのです。
 つまり私が理解していたのと逆でした。月の位置の反対側が盛り上がるのです。
 これは本当でしょうか?本当だという前提で話を進めます。
 彼は自分の論文の中で「月は自転も公転もしていない」と言い切っています。
 つまり月は連星の一つの系としての運動をしているだけに過ぎないのです。
 この運動をしながら太陽の周りを回っているため、地表の螺旋運動が複雑に、より大きくなります。生命を作り出す元になります。
 さて、六爻占術において、月は登場しません。
 あれれ?月日との生剋をいつも使っている「月」は違うの??という質問をする人がいると思います。
 六爻占術での「月」は地球の、太陽に対する公転なのです。「日」は自転です。
 つまり歴の「月」は連星としての月と地球の、太陽に対する公転である・・と言えます。
 こう考えると、月(MOON)の運動はすでに組み込み済みでしょうか・・
 今日は満月だから・・新月だから・・それは六爻占術にはほとんど影響しません。
 そういえば、孫さんも同様です。満月、新月よりも24節季を大事にします。
 24節季は六爻占術で使う歴です。それは月は登場しません。
 「月は自転も公転もしていない。」何だか、神坂さんらしい視点の切り替えだと思いました。

●論文の当該部分

書き込み期間:2002/07/04〜2002/07/20


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